freee・マネーフォワード・弥生 総合比較! /小規模法人に最適なクラウド会計は? 

経理や総務などの組織が整備されている中堅企業や大企業と異なり、社長を含めても数人の小規模法人の場合には利益を生み出す事業へのウエイトがどうしても高くなり、後方部門にあまりリソースを割くことができません

そこで、導入費用が少なく、手間のかからない「クラウド会計サービス」の導入を検討しているが、どのサービスが自社に適しているか、導入しても本当に使いこなせるだろうかと迷っている経営者も少なくないと思います。

そこで、今回は最適な「クラウド会計サービス」を選択できるように、小規模法人に高いシェアと実績を持つ「freee」「マネーフォワード」「弥生」の3社をいろいろな視点で比較しました。

クラウド会計ソフトとは

従来会計ソフトはユーザーのパソコンにインストールして使用するタイプ(オンプレミス型)が中心でしたが、IT技術の進歩により個人事業主や小規模法人はクラウド上で利用するタイプが主流となっています。

オンプレミス型の会計ソフトは、カスタマイズなどの自由度が高い反面、使用する場合はソフトをインストールしたパソコンに限定され、データ管理や法改正などへの対応も自社で行う必要があるため小規模法人には向いていません。

それに対し、クラウド型の会計ソフトはオンプレミス型に比べて低コストで、インターネット環境が整っていればテレワークも可能で、データの保管や法改正への対応などはサービスの提供会社が行ってくれるためユーザーの負担が少ないメリットがあります。

freee・マネーフォワード・弥生 共通のメリット

3社を比較する前に、クラウド型の会計ソフトとして共通するメリットがあるのでリストアップします。

  • オンプレミス型と比べ費用負担が少ない
  • いつでも、どこでもリアルタイムで経営数値を確認できる
  • パソコンのOSがWindows、Macどちらでも利用できる
  • スマートフォンでも利用できる
  • 担当者や税理士などとのデータ共有やテレワークにも対応できる
  • 銀行口座・クレジットカードのデータを自動取込できる
  • アップデートが不要で最新の法規制に対応できる
  • 自動バックアップによりデータの消失リスクが低い
  • 専門知識があまりなくても利用できる

freee クラウド会計ソフト シェアN0.1

特徴

freeeは、従業員300人以下の中小企業等においてシェアN0.1の実績を持つクラウド会計ソフトで、多くのユーザーが利用している安心感があります。

独自のシステム設計によって直感的に操作することができ、難しい会計用語も少ないので簿記などの知識がなくても抵抗なく使えるところが大きな特徴です。

また、freeeで請求書を作成し発行ボタンをクリックすると売上に計上され、連携している銀口座に入金があると自動的に決済済みに仕分けられるなど、自動化が最も進んでいます。

外部連携

銀行やクレジットカードをはじめとし、Amazon、suica、Office365、Paypal、BASE、SmartHRなど、4000種以上のサービスと連携

サポート体制

  • 標準サポート: チャット、電話、メール
  • 使い方をゼロから学べる学習サポート:ヘルプページ、YouTube、無料ンラインセミナー

セキュリティ

  • 個人情報保護第三者認証プログラム「TRUSTe」の認証取得
  • 情報セキュリティ情報を扱う国内の代表組織「JPCERT/CC」から脆弱性に関する情報を取得しセキュリティ対策を常時実施。

サービスプラン

従業員20人以下の法人向けプランは3種類ありますが、小規模法人には「ミニマム」と「ベーシック」が適しています。

プラン

料金(税抜)

ユーザー

主な機能

ミニマム

年払い23,760円

月払い2,380円/月

※30日間無料トライアル有り

上限3名

・記帳

・決算書の作成

・見積・請求・納品書作成

・入金・支払管理

ベーシック

 

年払い47,760円

月払い4,780円/月

※30日間無料トライアル有り

3名まで無料

4人目からは1人追加ごとに

年払いで300円/月

月払いで330円/月

を加算。上限なし

・ミニマムの全機能

・請求書の定期・一括請求

・従業員の経費精算

・ネットバンキング連携 

プロフェッショナル

 

年払い477,760円

月払い47,760円/月

 

10名まで無料

11人目からは1人追加ごとに

年払いで500円/月

月払いで600円/月

を加算。上限なし

 

・ベーシックの全機能

・予実管理

・一括消込

・稟議(ワークフロー)

・部門別給与仕訳

・salesforce/kintone連携

・複雑な部門・申請経路設定

 

マネーフォワード 会計業務から人事労務までを効率化

特徴

freeeと同様に中小企業には人気の高いクラウド会計ソフトで、会計業務から人事労務までカバーしているところが大きな特徴です。

最安値のプランでもユーザーになると会計業務以外に勤怠管理、給与計算、年末調整、社会保険手続き、マイナンバー管理などの基本サービスが全て利用できます。

各種サービスと会計ソフトを連携させることで、入力や仕訳を自動化するとともに、人工知能(AI)がビッグデータを元に勘定科目を提案します。

外部連携

金融機関の口座、クレジットカード、Amazon、アスクル、ANA、JALなど3,500以上のサイトから経費データを自動取得。

サポート体制

  • 標準サポート:チャット、メール
  • 初心者向けサポート:使い方動画、解説記事
  • 使い方をゼロから学べる学習サポート:学習ページ

セキュリティ

  • 金融機関と同レベルのデータ保護
  • メールアドレス及び金融機関へのアクセスデータは全て暗号化し保存
  • 暗号化したデータを保存するサーバーへのアクセスには制限を設け、厳重な管理、運用を実施

サービスプラン

従業員30人以下の法人向けプランには、小規模事業者向けの「スモールビジネス」と、中小企業向けの「ビジネス」があります。

プラン

料金(税抜)

ユーザー

主な機能

スモール

年払い35,760円

月払い3,980円/月

※1ヶ月間無料トライアル有り

上限3名

※クラウド会計以外のサービスは5名まで無料、6名以上は課金。

・クラウド会計

 ※部門登録/2部門まで

 ※部門階層/1階層まで

・クラウド請求書

 ※郵送 180円/1通

・クラウド経費

・クラウド債務支払

・クラウド勤怠

・クラウド給与

・クラウド年末調整

・クラウド社会保険

・クラウドマイナンバー

ビジネス

年払い59,760円

月払い6,980円/月

※1ヶ月無料トライアル有り

無制限

※クラウド会計以外のサービスは5名まで無料、6名以上は課金。

・クラウド会計

 ※部門登録/無制限

 ※部門階層/2階層まで

・クラウド請求書

 ※郵送 170円/1通

 ※一括郵送・メール送信

その他はスモールプラントと同等(若干プラス有り)

※上記の料金体系は2022年6月1日より一部改訂される予定ですので、事前に確認してください。

 

弥生会計 充実したサポート体制が魅力

出典:弥生会計

特徴

圧倒的なシェアを誇るオンプレミス型の「弥生会計」で蓄積したノウハウを生かしクラウド化した「弥生会計オンライン」は、長い実績に裏付けられた安心感や高い信頼度が特徴です

簿記知識のない初心者でも日付や金額などを入力するだけで、小規模法人に必要な仕訳が自動作成できます。

また、グラフィカルなグラフで、レポートを表示することができますので、分析に慣れていない方でも経営状況をひと目で把握することができます。

外部連携

  • 口座自動連携ツール:法人口座2,100件以上を含む、全国3,600件以上(2020年7月現在)の金融機関に対応。
  • CSVファイル取込:全銀協フォーマット、三井住友・三菱UFJ・横浜・りそなの各銀行、および 「しんきん法人向けインターネットバンキング(PDF)PDF」のフォーマットに対応。
  • 外部サービス:MoneyLook、Zaim、Moneytree、Misoca、Make Leaps、Airレジ、スマレジ、ユビレジ、ぐるなびPOS+、Staple、ScanSnap Cloudなど

サポート体制

  • 業界最大規模のカスタマーセンターがサポート
  • 標準サポート:電話・メール (※セルフプランは2ヶ月のみ無料)
  • チャットサポート:ベーシックプランのみ
  • 業務相談:仕訳、経理業務、消費税改正、マイナンバー (※セルフプランは2ヶ月のみ無料)
  • 画面共有サポート:オペレーターからの提案があった場合のみ (※セルフプランは2ヶ月のみ無料)

セキュリティ

「Microsoft Azure™」を採用し、高いスケーラビリティ、万全なセキュリティでユーザーのデータを安全に運用。

  • 日本マイクロソフトによる、優れたセキュリティセンター
  • 24時間体制で監視する物理セキュリティデータセンター

サービスプラン

法人向けプランには、初期サポートに重点を置いた「セルフ」と、充実したフルサポートを受けられる「ベーシック」があります。

プラン

料金(税抜)

ユーザー

主な機能

セルフ

年間26,000円

※1年間無料トライアル有り

上限999名

※2人目からは

1人追加ごとに

2,100円/月を加算

※無料トライアル期間は追加料金無し

・取引入力などの基本機能

・決算書類の作成・出力

・銀行・クレジットカードとの連携

・領収書などの自動仕訳

・取引・残高/損益/貸借レポート

・各種サポート(制限あり)

ベーシック

年間30,000円

※1年間15,000円でのトライアル有り

※企業家応援キャンペーンとして、2016年1月以降に法人登記した方には初年度0円で提供

※2人目からは

1人追加ごとに

2,500円/月を加算

※無料トライアル期間は追加料金無し

・取引入力などの基本機能

・決算書類の作成・出力

・銀行・クレジットカードとの連携

・領収書などの自動仕訳

・取引・残高/損益/貸借レポート

・各種サポート(制限なし)

 

freeeに相性がいいユーザーとは?

低コストで会計業務の効率化を図り、できるだけ事業に専念したいと考えている一人社長、または従業員が数人の小規模法人に適しているのがfreee。

専門知識がなくても使いこなせる優れたユーザーインターフェースと進んだ自動化、そしてスマートフォンの操作性においては3社の中ではトップレベルにあります。

小規模法人の中でも、少人数で定型業務が多い企業には特に相性が良いクラウド会計ソフトです。

マネーフォワードに相性がいいユーザーとは?

会計業務が中心の他の2社と比べると利用コストは最も高いのですが、マネーフォワードの魅力は、勤怠管理、給与計算、年末調整、社会保険手続きなどの人事労務もカバーしているところ。

また、外部連携やユーザーインターフェースも優れており、簿記の知識が多少あれば初心者でも使いこなすことができます。

現在は少人数でも、今後は事業拡大による増員を計画している小規模事業者にはおすすめのクラウド会計ソフトです。

弥生会計に相性がいいユーザーとは?

手形取引や複合仕訳が多く取引形態が多様で、専任の経理担当者が利用する場合には業務相談までできる充実したサポート体制が魅力の弥生会計オンラインが最適です。

複数で利用する場合には高コストになりますが、担当者1名を固定するのであればリーズナブルな価格です。

経営分析や部門管理など、より深い会計業務を考えている小規模事業者にはおすすめのクラウド会計ソフトです。

まとめ

クラウド会計ソフトは、専門知識がなくても利用できるユーザーインターフェースを備え、低コストで会計業務を効率化できるツールです。

特に、電子帳簿保存法の改正で資金や人材が少ない小規模法人でも電子帳簿保存法に対応している「freee」「マネーフォワード」「弥生会計」などのクラウド会計ソフトを利用することによって、経理のデジタル化が可能になりました。

しかし、事業ステージや業界が異なれば会計業務の内容も異なるため、自社に合ったタイプを選択することが重要です。本記事を参考に相性の良い最良のクラウド会計ソフトを見つけてください。

 

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