働き方を変えたことで、家族の形が大きく変化。<br>タスカル代表角前が考える、理想の夫婦・家族の形とは | タスカル|月額2.5万円~のオンラインアシスタント

働き方を変えたことで、家族の形が大きく変化。
タスカル代表角前が考える、理想の夫婦・家族の形とは

11月22日は「いい夫婦の日」。この日は、夫婦が互いに感謝の気持ちを伝えたり、コミュニケーションを深めたりする機会として広く認識されています。

夫婦関係が良好であることは、家庭だけでなく、社会全体の安定や幸福にも寄与するため、この日を通じて、良好な夫婦関係の重要性が広く認識されることが期待されています。

中小企業特化型のオンラインアシスタントサービス『タスカル』を運営する株式会社Colors代表取締役の角前は、自身の働き方を変えることで、夫婦や家族に対する価値観が大きく変わった一人です。

自身が体験した夫婦関係や家族との向き合い方の変化、家族への想いについてインタビューしました。

仕事人間だった日々

株式会社Colorsを創業したのが2013年。2019年にオンラインアシスタントサービス「タスカル」を始めるまでの5年半くらいの間はまさに激動でした。

仕事に関して言えば、何をやっても全くうまくいかない、辛い時期でしたね。出来ることは何でもやって、手元の資金を作っては新規事業につぎこむの繰り返し。アクセルを全開にしているのに空回りしている、そんな感じでした。

文字通り仕事人間だった当時、当然ながら家庭のことはほったらかし状態でした。毎日、妻と1歳の娘が起きる前に家を出て、寝静まった後に帰宅する。土日は疲れ切って家で寝るだけ。そんな生活でした。

妻は、私の仕事を応援してくれていて、面と向かって何か言われたことはありませんでした。でも、初めての育児をほぼワンオペでこなしていく負担は、とても大きかったと思います。それでも当時は、自分なりに「家のこともやれる範囲でやっている」と思っていました。今思えば、心のどこかで「もっと家族と一緒にいたい」と思う自分もいたかもしれません。でも、どうにかして稼がなくちゃいけないと必死になっていて、自分が本当はどう生きたいか、なんてことは考えないようにしていたのだと思います。

「先天性心疾患」宣告と間近で見ていた妻の苦悩

私たち家族に転機が訪れたのは2017年の年末。妊娠6か月だった第二子に、先天性の心疾患が見つかったことがきっかけでした。医師からの突然の宣告、精神的にぼろぼろになっている妻と、まだまだ手のかかる2歳の長女。その現実を目の前にして、「ああ、これはもう仕事の仕方を変えなくては」と心に決めました。

数人の仲間と立ち上げていた事業を清算して、私達夫婦の実家がある大阪に生活の拠点を移しました。私自身は、東京での仕事もあったので、平日は東京のオフィスで寝泊りし、金曜日の深夜の高速バスで大阪に帰る。そんな生活でした。

限られた時間で仕事をこなすために、自分で捌ききれない業務はオンラインアシスタントにサポートしてもらうようになって。そこでの成功体験がもとになって、オンラインアシスタントサービス「タスカル」が誕生しました。

完全リモートワークへのシフトが潮目に。

心臓の弱い子どもにとって重症化リスクの指摘もあったコロナ。私自身の働き方もコロナによって大きく変わりました。立ち上げたばかりのタスカルを広げるため、毎週東京で営業活動を行っていましたが、それもストップし、家にこもる日々が始まりました。

事業の成長は足踏み状態でしたが、私がフルリモートワークで働けるようになったことで、家族の在り方は大きく変わりました。

一時は、大好きだった仕事を離れる決断をした妻も、第二子の病気治療が少し落ち着いて来たこの頃から、また働き始めるようになりました。もともと妻は働くことが大好きな人。まだまだ手のかかる子どもたちを抱えながらも、また働きに出られるようになったのには、少なからず、私の働き方の変化も関係していると思います。

価値観の変化

それまでの私は、「自分の身の回りで起こる事象は、全て自分でコントロールできる」と思っていました。でも、子どもの病気という自分の力ではどうにもならないことが起こった時に、自分の努力さえあれば何でも出来ると思っていた自分の傲慢さに気が付きました。それからは、人生に起こるいろいろな出来事を、以前よりも俯瞰して捉えることができるようになった実感があります。

人生は仕事だけではない。もしお金がなくなったとしても、それはそれでまた違った幸せの形があるのかもしれない、とも思えるようになりました。そうやって物事を俯瞰して考えられるようになってからは、人の意見を聞けるようになったり、人に任せることができるようになったりと、仕事の仕方も変わってきたように思います。

タスカルの運営を円滑に行う秘訣は、スタッフを信じて任せること。以前の自分なら、「いつまでに新規契約を何件取るぞ!」と意気込んで、アクセル全開で突き進んだと思います。でも、人に任せることが出来るようになった今は、自分が細かくやり方を決めることはしません。そうすることで、400人のスタッフ1人1人が自分で考えて行動するようになり、結果としてサービスの品質向上に大きくつながったと感じています。タスカルの企業風土は、まさに私自身の今の価値観が色濃く出ていると感じます。

結婚当初から変わらない夫婦の在り方 「相手のやりたいことは、お互いに応援したい」

働き方が変わったことで、夫婦の関係が大きく変わったかというと、意外とそれほど変わってはいません。結婚生活のスタートもお互いの仕事を尊重した遠距離婚でしたが、もともと「お互いにやりたいことはやろう」というスタンスでしたね。その中で何か不都合が出てくれば、その都度コミュニケーションをとって解決していく、という感じです。

第二子の心疾患の治療のため、妻は当時の仕事を退職をしています。妻にとって、好きだった仕事を手離すという決断は、本当に苦渋だったと思います。だからこそ、無事に誕生した第二子の治療がひと段落し家族で難局を乗り切った後、妻から「働きたい」という話を聞いた時には、何の迷いもなく、賛成でしたね。

毎日の幼稚園の送迎に、習い事の送り迎え。 めまぐるしいスケジュールをこなす日々に感じる喜び。

働き方をフルリモートワークに変えたことで、子どもとの関係は180度変わりました。一緒に過ごす時間が何倍にも増え、「一緒に生活している」感覚を味わえるようになりましたね。妻は出勤スタイルの働き方なので、毎日の幼稚園の送迎や習い事の送迎、体調を崩した時の看病などは、基本的には私の役割です。

毎日めまぐるしいスケジュールをこなす日々ですが、子どもの成長を間近で見れることにはやはり大きな喜びを感じます。

やりたい、と言われた時には全力で背中を押す。 誰かにとっての「人生の応援団」でありたい。

私たち夫婦が大切にしているのは、「お互いがやりたいことはやる」ということ。私自身、妻の理解もあって、昔からやりたいことを思いっきりやってきた人生でした。自分で選択し自分で決めるということが、自分の幸福度をあげることを実感してきたからこそ、妻にも子どもたちにも、やりたいことはやって欲しいと思っています。何か障壁があるのであれば、出来る限りそれを取り除く手伝いをして、あとは本人の覚悟が決まった時に、背中を押してあげられる存在でありたいと思っています。

誰かにとっての応援団でありたい、というのは、自分の人生のテーマ。タスカルのサービスコンセプトとも共通する想いです。

11月22日は『いい夫婦の日』。改めて妻へは感謝の気持ちを伝えたいです。これから先、まだ見ぬ楽しい人生が待っていると思うので、お互いにやりたいことを追求しながら、一緒に楽しく過ごしていきたいです。

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