タスカルでは、現在350名以上のスタッフが在宅ワーカーとして働いています。
今回お話を伺ったのは、お子様の不登校をきっかけに出社での勤務から離れ、在宅ワークを選んだという稲垣さん。最初は自分にできることがあるのか不安だったそうですが、現在ではディレクターとしてクライアントとスタッフの架け橋になっています。
入社に至った経緯や在宅ワークのメリット、タスカルで働く中で感じた変化について伺いました。
子どもを優先するために。たどり着いたのが「在宅ワーク」
ーこれまでのご経歴について教えてください。
不動産会社に9年ほど勤めていました。間取りを見るのが好きで、家に関わる仕事を続けていたいという思いがずっとあったんです。業務内容は、マンションオーナー様とのやりとりや家賃管理、契約更新、水道光熱費の請求など、幅広く担当していました。
その後は設計事務所へ転職して、経理業務のほか施工後の不具合対応や業者さんとの連絡調整などを担当しました。
ー転職先が不動産関係ではなく設計事務所だったのには理由があるのでしょうか?
不動産会社は、大体水曜日がお休みなんです。だけど子どもがいると、どうしても土日は仕事ができないので。そこの設計事務所は土日も営業しているのですが、事務職は土日休みの事務職だったため、子どもとの生活に合わせた働き方ができたのも理由のひとつです。
ー差し支えなければ、設計事務所を退職された理由を伺えますか?
娘が小学校5年生頃から不登校気味になり、学校へ行ける日と行けない日が出てきたんです。 通勤先が移転して片道1時間近くかかるようになったことも重なり、毎朝「今日は学校に行けるかな?」と悩むようになりました。「早く学校に行きなさい」と急かすのもつらくて、ひとまず子どもを優先させようと思い、退職を決断しました。
ータスカルを知ったきっかけを教えてください。
次の仕事を考えているときに、在宅という働き方が選択肢として出てきました。そして在宅ワークを探して、タスカルの求人を見つけました。
とはいえ、最初は「自分でもできるのかな?」という不安が大きかったです。資格も特別なスキルもない私に務まるのかと。
でもタスカルの代表・角前さんがご自身で話されている動画を見て、「ここなら一度やってみよう」と思って応募しました。
少しずつ業務の幅を広げ、現在はディレクターとしても活躍中
ー実際にタスカルで働き始めて、どう感じましたか?
最初は慣れるのが大変でした。在宅ワーク未経験だったこともあり、Slackなどのツールの使い方も分かりませんし、顔を見たことがない人とのやり取りも初めてで戸惑いはありました。
些細なことでも尋ねていいのか、そもそも誰に質問すればいいのか分からず、少し苦労しました。
ーどのようにして慣れていったのでしょうか?
メールチェックや領収書貼り付け、採用のお手伝いなど、自分でもできそうな業務に手を挙げて少しずつ慣れていきました。
その後、労務や採用支援チームにも声をかけていただき、徐々に業務の幅が広がっていきました。スキルはなかったのですが、不動産会社や設計事務所でアルバイトの面接などに関わっていたので、そこを見てもらえたのだと思います。
マネーフォワードやHERPなど初めて使うツールばかりでしたが、いまでは問題なく使えるようになっています。
ー在宅ワークを始める前は不安に感じていたこともあったと思いますが、実際に働いてみてギャップはありましたか?
細やかに見ていただけるのだなと驚きました。分からないことを尋ねると、すぐに「こうしたらいいよ」とアドバイスをいただけるし、とても優しい方が多いです。思っていた以上に、やりやすいなと感じました。
ただテキストでやり取りするだけなのかと思っていたのですが、Slackのスタンプを活用していて、とても雰囲気がいいです。
ー現在は事務ディレクターとしてご活躍されていますが、ディレクター業務に挑戦されたきっかけはなんだったのでしょうか?
「やってみませんか?」と、声をかけていただいたのがきっかけです。まだ入社して間もなかったし、自分にできるのか不安で断ろうかと思ったのですが、ひとまず話だけでもということだったのでお話しさせていただきました。
内容を伺って、誰かのお手伝いができるならと思い、挑戦してみることにしたんです。
ー月に何時間稼働していらっしゃいますか?
60〜70時間くらいです。少し余裕があって、ちょうどいいと実感しています。
ーディレクター業務とスタッフ業務の割合はどのくらいですか?
半分ずつくらいです。お引き受けした分はあまり手放したくなかったので、スタッフ業務もできるだけやりたいと希望していました。
ーディレクター業務とスタッフ業務のバランスは、どのように取っていらっしゃいますか?
新しくキックオフするクライアント様の担当は、できる人が自分で手を上げるという形なので、そのときの状況に応じて自分で調整しています。
時間と心に余裕ができて趣味を満喫!家庭もうまく回りはじめた
ー1年ほどタスカルで働いていらっしゃいますが、在宅ワークとご家庭の両立はいかがでしょうか?
不登校気味だった娘も少しずつ学校に通えるようになって、いまはうまく回っていると思います。私も心の余裕ができて、子どもも怒られることが少なくなったからか、学校へ行こうという気持ちが生まれたのだと思います。
ー在宅ワークのメリットはなんでしょうか?
自分の時間が増えました。出社の場合は通勤時間の拘束があるし、仕事が暇であっても会社にいなくてはいけない。だけど在宅であれば、時間があるときは別のことができます。
午前中に集中して仕事を終わらせるなど自分のペースで動けますし、空いた時間で趣味のテニスにも行けるようになりました。
ータスカルで働きはじめて、ご自身にはどのような変化がありましたか?
スタッフさんからの問い合わせ対応や、クライアント様とのミーティング同席、マニュアルの整備などを通じて「こうすればもっとやりやすくなるのでは?」と考えられるようになってきました。
スタッフさんには「分からないことはすぐ聞いて」と声をかけるようにしていますし、自分自身も周りに甘えられるようになってきたと思います。
ー今後の目標やキャリアプランを教えてください。
まだディレクターになったばかりで至らない部分が多いので、クライアント様やスタッフさんともっと上手にコミュニケーションが取れるようになりたいです。
ーこれからタスカルで働いてみたいと考えている方に、メッセージをお願いいたします。
やるかやらないか迷っているのなら、まずはやってみたほうがいいと思います。私はやってみたからこそ、全然知らない世界が見れました。
クライアント様やツール、業務内容など、本来であれば自分が就職しなければ出会えない世界に触れられて、好奇心が湧いてきました。 未経験でも、きっと誰かの役に立てる場があります。一緒にチャレンジしてみませんか?
【1日のスケジュール】
6:00 起床、お弁当作り
7:30 朝食・家事
8:00 家族をお見送り(子供の送迎)
8:30 家事
9:00 業務開始
11:00 時間が空けば時々テニスの練習へ
12:00 昼食
13:00 業務
15:30 子供帰宅
16:00 子供の明日の準備
16:30 業務
17:30 家事
19:00 夕食、お風呂など
21:00 ドラマや映画等鑑賞
23:00 就寝
タスカルで叶う働き方について
「1日どれくらい働いているの?」「自宅保育でも働ける?」など、タスカルでの働き方について、よくあるご質問をまとめました!
