オンラインアシスタントサービス「タスカル」には、子育てやライフイベントと両立しながら活躍するスタッフが多数在籍しています。
今回は、全くの未経験からスタートし、3人のお子さんを育てながら事務ディレクターとして働くY.Tさんにインタビュー。
タスカルで働き始めたきっかけや、未経験からの挑戦、子育てと両立するリアルな働き方についてお話を伺いました。

未経験からの挑戦。在宅ワークを選んだ「切実な理由」
ータスカルで働き始める前の経歴を教えてください。
以前は、発達障害の子どもたちの療育をしていました。その仕事は5年ほど続け、出産を機に一度退職しました。その後3人の子どもが生まれ、末っ子が1歳になった頃、ありがたいことに同じ職場からまたお声掛けいただいたので、週3日のパートとして復帰させてもらいました。
ー 療育のお仕事というと、事務作業などもあったのでしょうか?
事務といっても、ご家庭への請求書を作ったり、月に一度の報告書を書いたりする程度ですね。タスカルで今行っているような仕事の経験はなく、当時はパソコンスキルと呼べるようなものは、ほとんど持っていませんでした。
ー そこから、どのような経緯でタスカルで働くことになったのですか?
仕事に復帰したものの、大きな壁にぶつかりました。週3日のパート勤務だと、末っ子を保育園に入れるための就労時間が足りず、保育認定の基準を満たせなかったんです。
そこで、掛け持ちで在宅で働ける仕事を探し始め、タスカルに出会いました。基準に満たない分の就労時間の埋め合わせという、不純な動機でタスカルに応募しました(笑)
ー では、最初は療育のパートとタスカルを両立されていたんですか?
はい。療育が週3日だったので、空いている日や時間を使ってタスカルの仕事をしていました。
ー 在宅ワークは他にもたくさんありますが、なぜタスカルを選んだのですか?
私には事務的なスキルが本当になかったので、正直、選べる立場ではありませんでした。そのため「未経験OK」という条件で探し、何件か応募したうちの一つがタスカルでした。
子どもの「急な休み」も怖くない。在宅ワークがくれた「心の余裕」
ー スキル面での不安は大きかったですか?
そうですね。自分では「何もできない」と思っていました。実際、スプレッドシートもSlackもChatworkもZoomも、全部タスカルで初めて触りました。
ー 未経験で、さらにダブルワークとなると、かなり大変だったのではないでしょうか?
はい。ただ、想像していた大変さとは違いました。仕事と育児の両立って、時間がなく忙しくて大変なんだと思っていたんです。でも違いました。子どもが、とにかく休むんですよ。
ー 保育園に入りたての頃は、特に大変ですよね。
まさに、保育園の洗礼を受けました。4月に職場復帰したのですが、その4月に子どもが入院したんです。そこから毎月のように病欠です。1~2歳って本当によく熱を出しますよね。
ー 療育の仕事は、急なお休みは調整が難しいですよね。
そうなんです。職場の方も訪問先のご家庭も「いいよ、いいよ」と優しい言葉をかけてくださるのですが、休むたびに本当に申し訳ない気持ちで私自身もう辛すぎて…。
療育の仕事自体は大好きだったのですが、結局2年ほど続け、担当していたお子さんたちが卒園するキリのいいタイミングで、一度お休みさせてもらうことにしました。
ー その頃には、タスカルのお仕事がメインになっていたのですか?
はい。ちょうどその頃、ありがたいことにタスカルの仕事が安定してきていたんです。それに、子どもが急に熱を出しても、在宅ワークなら対応しやすい。だから、これからはタスカルをメインにしようと決めました。
ー タスカルメインの働き方に変えて、生活やご自身に変化はありましたか?
一番は「心の余裕」ができました。子どもが熱を出したときに「うわ、どうしよう」となるか、「いいよ、ゆっくり休もう」となるか。この違いは大きいです。
ー お子さんに対する接し方も変わりましたか?
変わりましたね。朝ぐずぐずされたときもイライラしなくなりました(笑)もし休むことになっても、なんとかなるという安心感があるんです。通勤していた頃は、電車の時間までに「休むか、仕事はどうするか」を判断しなければならないプレッシャーがありましたが、それがなくなりました。
「私にもできた!」ツールに溺れながらつかんだ、自分らしい働き方
ー 在宅ワーク自体が初めてとのことですが、始める前に想像していたイメージとのギャップはありましたか?
始める前は、在宅で仕事をしている方々はデザイナーさんやシステムを組めるエンジニアさんなど「特別なスキルを持った人たち」しかできないと思っていたんです。コロナ禍で在宅ワークが増えましたが、それでも特別な人の働き方だと思っていたので、「私にもできる仕事があるんだ!」というのは嬉しい驚きでした。
ー 未経験から、たくさんのツールも覚えたんですよね。
最初は本当に大変でした。登録するものも多いし、使い方も覚えなきゃいけないし…。新しいツールに溺れていました(笑)
でも、今では事務ディレクターとして、全部使って仕事をしています!
ー 現在は、どんなお仕事を担当されていますか?
ディレクターになったタイミングで、働き方を少し変えました。以前は決められた時間に対応するシフト制の仕事も受けていたのですが、今は作業時間が自由な業務をメインに行っています。
ー 具体的にはどのような業務ですか?
数値の更新作業、請求書発行、データ登録、メール対応などですね。スキャナーをお借りして、領収書をスキャンする仕事などもあります。
ー お子さんたちが家にいるときもお仕事はされていますか?
基本的には子どもたちが学校や園に行っている時間をメインに稼働しています。子どもたちが帰ってきてからは、急ぎの連絡がないかメールチェックをしたり、返信したりする程度ですね。運動会の代休などで子どもたちがずっと家にいるときは、子ども同士で遊んでいる間に「今から仕事するね」と伝えて作業することもあります。
ー 育児と仕事の両立にはストレスもあるかと思います。在宅勤務中のリフレッシュ方法や、ストレス解消法はありますか?
実は、仕事中につまむ「ちょっといいチョコレート」を子どもたちが見えないところに隠しています(笑)それで息抜きをしていますが、そもそも在宅ワークは休憩が本当に取りやすいですね。私は作業時間が自由な業務がメインなので、「この時間からこの時間まで」と休憩時間を決めたら、その間はテレビを見ながら洗濯物を畳んだりもできます。外で働いていたら絶対にできませんよね。
助け合いが当たり前。タスカルは「生活の一部」
ー お仕事でわからないことや、難しい課題にぶつかったときはどうされていますか?
わからなければ、わかる人にすぐ聞いちゃいます。タスカルは本当に聞きやすい雰囲気がありますね。
ー ディレクターという立場になっても、聞きやすい雰囲気は変わりませんか?
はい。もちろん自分で調べて、できるだけ分かりやすくまとめてから質問しますが、それでも「全然わからないので助けてください!」と相談チャンネルなどで投げかけることもあります。そうすると、誰かしら「それ、やったことありますよ」と手を挙げてくださるんです。
ー 詳しい人が誰かしらいるのは心強いですね。
本当にありがたいです。自分で何時間も調べて悩むより、ずっと早いですから。
ー オンラインでのコミュニケーションで気をつけていることはありますか?
クライアント様とのやり取りでは、できるだけ要点を簡潔に、箇条書きなどを使ってお伝えするようにしています。
一方、社内のスタッフ間では業務連絡だけだと寂しいので、雑談を一言添えることもあります。タスカルはそういうほっこりする会話が多いと感じますし、そんな働きやすい雰囲気が好きですね。
ー スケジュール管理はどのようにされていますか?
Googleカレンダーを使っています。仕事のタスクは、カレンダーの「タスク機能」に入れて、納期ごとに管理しています。完了したら消していけるので、達成感もありますよ。
ー プライベートの予定も一緒に登録していますか?
はい。運動会や参観日のような学校行事も、仕事の予定と一緒に入れて管理しています。子どもの午前保育の予定を忘れてしまうなどの可能性があるので、仕事とプライベートの予定は全部ひとまとめにしています。
ー Y.Tさんのように未経験から挑戦する方へ。タスカルはどんな人に向いていると思いますか?
私でできたので「チャレンジしてみよう」と思ったらどなたでもできると思います。強いて言うなら、初めてのことに抵抗がない人、時間の組み立てが自分でできる人、わからないときに抱え込まずパッと聞ける人にとっては、とても働きやすい場所だと思います。
ー 最後に、Y.Tさんにとってタスカルとはどんな場所でしょうか?
最初は「未知との遭遇」でした。でも、スキルも経験もなかった私を受け入れてくれて、子育てと両立できる働き方を実現させてくれました。今では、私の「生活の中に自然に組み込まれている時間」になっています。
ーありがとうございました!
【1日のスケジュール】
6:30 起床、朝食
7:30 家事、夫出社
8:00 長女、登校
8:15 次女、長男登園(散歩がてら徒歩で送迎)
9:00 業務開始
12:00 昼食、家事
13:00 業務再開
14:00/15:00 長女帰宅(時間割による)
15:30 次女、長男お迎え
16:00 家または家の前の公園で遊ぶ
(急ぎ業務があれば対応)
17:00 お風呂
18:00 夕食
18:30 部屋の片づけ、歯磨きなど
19:00 子どもたちとプロジェクターで映画タイム
(下の子はこの間に寝落ちしている場合も)
20:30 寝かしつけ(私も一緒に寝てしまうこともある)
21:00 夫婦の時間、晩酌、読書・映画鑑賞など
23:00 就寝
タスカルで叶う働き方について
「1日どれくらい働いているの?」「自宅保育でも働ける?」など、タスカルでの働き方について、よくあるご質問をまとめました!






