オンラインアシスタントサービス「タスカル」で業務を請け負うスタッフは100人以上。さまざまな背景や思いを持って働いています。
今回お話を聞いたのは、イベント企画会社での勤務などを経て、2019年からタスカルで働くマネージャーの坂本昌美さん。働き始めて変わったことや、今後タスカルでどのようなことに力を入れたいかなどを伺いました。
リモートワークだからこそ、一歩踏み出せた
ーこれまでのキャリアと、タスカルで働くことになったきっかけを教えてください。
大学卒業後、現・日本女子サッカーリーグ(なでしこリーグ)で選手としてプレー。ユニバーシアードという年代別代表でしたが、日本代表になるという目標を達成後引退し、スポーツイベントの企画会社に正社員として入社しました。
そこではフットサルイベントの企画、予算組み、スポンサー集め、Webページの作成や当日の運営など幅広い業務を担当。アルバイトや業務委託スタッフのディレクションをする機会が多かったです。
不動産会社へ転職後、結婚して退職。国立大学法人の事務職員として働いた後、出産・子育てをしながらフリーランスでWebページの制作やチラシの作成を請け負っていました。
子どもが幼稚園に入園したことをきっかけにもっと働きたいと思い、インターネットで見つけたタスカルのスタッフ募集に応募しました。
ー在宅でできる仕事を探されていたのでしょうか。
そうですね。子どもは昼過ぎには帰ってくるし、夏休みなどの長期休みもあります。夫婦とも両親は遠方に住んでいるので預け先もなく、通勤は厳しいと思っていました。
最初は働くことに二の足を踏んでいたのですが、完全リモートワークができるタスカルに出会ったことで、一歩踏み出せました。
幅広い業務を担当。未経験分野にも挑戦
ー現在タスカルではどういったお仕事をされていますか?
立場としては、スタッフ全体のマネージャーです。加えて、制作系業務のディレクション、広報、マーケティングを担当しています。
ー幅広いお仕事を担当されているんですね。
2019年に仕事を始めた頃はディレクションではなく制作系の業務を担当して手を動かしていたのですが、クライアント様が増えてスタッフも充実したことで、スタッフの進捗管理などを行うディレクションに回りました。
マーケティングは未経験だったのですが、タスカルの中でチームを立ち上げるときに「やりたい」と手を上げて、チームに加えてもらいました。
業務の割合としては、ディレクション8割、マーケティングと広報で2割くらいです。
ー業務で気を配っていることはありますか?
クライアント様の「本当に作りたいもの」を汲み取れるよう、ヒアリングをしっかりと行うことです。
制作系のご依頼にでは、「こんな感じのホームページを作りたい」「かっこよく仕上げたい」など、ざっくりとしたイメージでご依頼頂くことが多いんです。クライアント様の求めるイメージに近付けるよう、具体的な部分のすり合わせを丁寧に進めています。
また、皆さんお忙しい中でご依頼いただいているので、質問する際には複数の選択肢を用意した上で「この中ではどの進め方がいいでしょうか」とお伺いし、先方が一から考える必要がないよう工夫しています。
ーディレクションをする際、スタッフとのやりとりなどで気を付けていることはありますか?
制作系のスタッフは採用から私が担当しているのですが、それぞれ稼働可能な時間も違えば得意分野も異なります。ポートフォリオやひとりひとりの状況をよく見た上で、クライアント様や業務と相性の良いスタッフをアサインするよう気を配っています。
また、ただ「やってください」と指示するのではなく、「請け負っていただきありがとうございます」というスタンスを大切にしています。
さまざまなスキルを持った優秀なスタッフたちのおかげで業務が成り立っていますので、本当に感謝しています。
スタッフにとっても課題を解決する場所に
ーマネージャー、ディレクターとして多くのスタッフと関わっていらっしゃいますが、どういった方が多いのでしょうか。
やはり、昼間にまとまった時間が取れなかったり通勤が難しかったりする状況の方が多いですね。
タスカルは完全リモートですし、制作系の業務ならば納期に間に合えばいつ稼働しても問題ありませんので、そういう方も力を発揮しやすい環境です。
お子さんが小さくて昼間にまとまった時間働くのは難しいという方はもちろん、海外在住で時差があるので通常の働き方は難しいけれど仕事がしたい、という方もいらっしゃいます。
ータスカルで働くのに向いている人はどういう人だと感じますか?
採用の際も謳っているのですが、働き方を工夫することで、子育て・趣味・家庭を諦めずに両立したい方。また、在宅しながらも社会に価値を提供したいと考えている方は、とても合っていると思います。
そういった意味では、タスカルはスタッフにとっても、ひとりひとりの抱える課題を解決する場所になっていると感じています。
「時間を作り出す」業務の一歩先へ
ーご自身の中で、タスカルで働き始める前と比べて変わったと感じる部分はありますか?
想像できないくらい世界が広がりました。パソコンが1台あるだけですが、その向こうの世界はすごく広いんだなと実感しています。自宅にいながら100社以上のクライアント様と取引でき、日本全国や海外のスタッフ100人以上と関われる仕事というのはなかなかないと思います。
もちろんその分プレッシャーもありますが、社会とつながっているという実感がありますし、経験のなかったマーケティングチームへの参加も含めてとても視野が広がりました。
ー新しいキャリアに挑戦することにためらってしまう方もいると思います。マーケティングチームに参加する際は何が後押しになりましたか?
スタッフが増えていく中で、自分の存在価値を高めていきたいという気持ちは前から持っていました。加えて、代表が未経験でもやる気があるなら新しいことにチャレンジして行こう、という考え方だったこともあり、挑戦しやすかったですね。
ー今後、タスカルで力を入れていきたい業務はありますか?
ディレクションができるスタッフを増やすなどして私自身がクライアント様とコミュニケーションを取れる時間を増やし、「一歩先」のサポートを目指す業務に力を入れたいと考えています。
スタートアップで多忙を極めているクライアント様が多いので、まずはお任せいただける業務を請け負うことで時間を作り出すのがタスカルの重要な役割です。
ただ、クライアント様が「本当に実現したいこと」というのはその先にあるはず。時間を作り出すだけでなく、そこに対しても一緒に考え、悩み、サポートしていけるようなオンラインアシスタントサービスを目指していきたいです。
【坂本さんの1日】
7:20 子どもを送り出し、家事を進める
8:00 勤務開始
14:00すぎ 子どもが帰宅。宿題を見ながら業務を進める
15:00〜 子どもの習い事への送迎や家事、食事など
21:00 子ども就寝、残りの業務を進める
タスカルで叶う働き方について
「1日どれくらい働いているの?」「自宅保育でも働ける?」など、タスカルでの働き方について、よくあるご質問をまとめました!