発達障害をはじめ見えづらい困りごとを持つ方たちと、インクルーシブデザインを用いたワークショップやリサーチ、製品開発支援などを行っている合同会社Ledesone(レデソン)様。
事務案件からデザイン案件まで幅広くタスカルをご利用いただいています。
タスカルを利用するに至った経緯から導入による効果まで代表の常岡様にお話を伺いました。
事業課題 | ルーティン作業や細々した作業が後回しになって新しいことも手がつけられない状況に 人に教えること、依頼することも苦手 |
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導入の決め手 | 対応業務が幅広く、翌月に繰り越せる |
タスカったポイント | 自社の業務だけでなく、クライアント業務もまかせられる 社会人経験が浅く、会社や仕事の仕組みが不明な部分も依頼を通じて理解できるように |
細々した作業が苦手。次第に手に負えない状況に
まずはじめに御社の事業内容について教えてください。
弊社は、インクルーシブデザインを用いたワークショップやリサーチ、製品開発支援などを行っています。インクルーシブデザインとは、イギリス発祥のデザイン思考法で、商品開発や新しい企画、これから改善していくというときに、普段排除されがちな人、普段ターゲットにならない人の視点をあえて取り入れる手法をいいます。
弊社の場合は発達障害の方をはじめ、いわゆる見えづらい困りごとを持ってる人と一緒に企業さんと一緒にワークショップを行い、そこから新しい商品や取り組みを創出するサポートをしています。
もう一つの事業として「ハッタツソン」という、発達障害の人とそうじゃない人が一緒にチームを組んで、いろんなサービスの仕組みを考えていくというプログラムを自社プロジェクトの一環として行っています。
タスカルを導入する前の課題はどのようなものがありましたか?
これは僕自身の特性によるものもあるかもしれないですけど、結構ルーティン作業とか細々とした作業について、最初のうちはいいんですが、だんだんそれに手を付けるのがしんどくなって、後回しになってしまうんです。最終的に時間がなくなって、他の新しいことにも手をつけられなくなることがすごく多くありました。
何人かはプロボノ*1や業務委託などといった形で関わってくれましたが、僕自身なかなか人にゼロから教えることが非常に苦手な部分もあり、あまりうまくいかずにどうしようかと思っていた時に、タスカルさんを見つけました。
*1:プロボノ…職業上持っている知識やスキルを無償で提供し、社会貢献するボランティア活動
翌月に繰越せて対応業務の広い点が魅力
そうなんですね。ウェブで検索されたのでしょうか?
そうです。確か広告にも何回か出てきてたのもあります。
月27,500円で月10時間何でもできる、余った時間を翌月に繰り越しができるというのがすごくいいなと思ったんです。確かに会社を設立してまだ一年で間もなく、仕事がある月とない月があったりします。他のアシスタントサービスも調べましたが、使わなかった月を考えるともったいなく感じたんです。その点、タスカルさんは翌月に繰り越せますし、対応してくれる業務の幅も広い。いいなって思ったのが問い合わせをするきっかけとなりました。
創業して間もないということで業務量に結構波があったということですね。
問い合わせして、代表の角前さんにお話聞かせてもらったその場で「お願いします!」って言った記憶があります。
即決だったんですね。
そうですね。自分が結構なかなか人に何かをお願いすることに苦手意識があり、そういうのも含めて結構色々話したんですよね。そしたら「そこの部分はこういう風にできる」とアドバイスいただきました。
仮にお願いできなかったとしても、翌月に繰り越せるからいいかとも思って。タスカルさんと契約することで誰かに仕事を振る練習にもなるなとその場でお願いしたんです。
タスカルに依頼することで仕事の仕組みの理解も
確かに業務の切り出しがあまり会社に根付いてないクライアントさんもいらっしゃいますね。やはりそこは練習を重ねて依頼の方法にちょっとずつ慣れていらっしゃるようです。
僕自身、あんまり社会人経験がない状態で起業したというのもあり、一般的な会社の仕組みとか仕事の仕組みをちゃんと理解してないこともあったんですよね。
だから「これってどうするんだろう」ってとても悩んでしまっていました。逆に、そこの部分をタスカルさんにお願いすることで、「それってそうやればいいのか」と理解することもあります。
大学卒業されて働いたもののすぐに起業されたんですね。
そうです。半年間は働いていました。
創業何年目になるのですか?
次の7月で3年目になります。元々個人で色々活動はしていて、大学卒業後、半年たったぐらいに法人化したんです。
行動力がすごいですね。ところで、実際にどのような業務をご依頼されていますか?
一番多く依頼しているのがバナー制作です。その次が録音データを元にした文字起こしや議事録作成、請求書の発行や領収書の発行ですね。動画編集をお願いすることもあります。
それと、イラストレーターで作られている名刺データとかチラシデータの一部文章の編集もお願いしていますし、オンライン研修会の運営事務局の仕事では、メール返信の一部をタスカルさんにお願いしています。
自社の業務だけじゃなく、そういったクライアントワーク部分でも結構助けてもらっていますね。
依頼の仕方の工夫で期待通りの納品物に
ありがとうございます。本当に幅広くご依頼いただいているのですね。例えばバナー制作の際に気をつけていることはあるのでしょうか?
最初は細かな指示を言わずに依頼していましたが、ちょっと思ってたのと違った部分が何回かありました。その時は「こういうフォントを使ってください」「コントラストはこれにしてこういうのにしてください」といくつか言わせてもらい、あとのデザインはお任せしたら結構いい感じに作ってもらえました。フォントやコントラストの部分だけ、こちらでちょっと指定させてもらっています。
依頼の出し方も工夫していったら、期待していた納品物とのずれがなくなってきた印象ですか?
「こういう指示をするとこう返ってくるのか」と自分の勉強になります。だから「次はこういう指示の仕方にしよう」と次に依頼する時に生かされますね。
現状はタスカルにご満足いただけていると?
はい!タスカルさんはもっと活用していきたいですし、もしかしたらまだ活用しきれてないところもあるかもしれません。
ぜひ、「これ使えるの?これできるの?」とお気軽にご相談いただければと思います。
最初に課題を持たれていたところは、だいぶクリアされたのでしょうか?
そうですね。これは本当に僕の特性なのですが、要件定義や細かくタスク化するというのが元々苦手でした。今はタスク化さえできれば、あとはタスカルさんにお願いするか、自分でやるか、それ以外の人にお願いするかという風にできています。あとは、タスク化できない部分を、どうタスク化していくかを考えながらやっています。
資料や画像の制作を依頼するなら基本ルール作りを
タスカルの活用法として企業様に向けてアドバイスがあればお願いします。
依頼した内容を覚えておき、次回依頼するときに前回依頼した内容を反映させることですね。あと、資料制作や画像制作などは、「カラーはこんな感じがいい」みたいに基本ルールをあらかじめ自社でまとめ、制作時に「このルールを参考にしてやってください」と伝えるのがいいかなと思いました。
オンラインだけでのやり取りですが、何かやりにくさはありますか?
やりにくさはあんまり感じていません。どうお願いすると伝わるかと迷ったこともありますが、今は一旦お願いしてみて、わからないことは聞いてもらうスタイルでやっています。
最近いいなって思ったのが、「こんな感じで仕上がりました」という感じの文だけではなく、「この動画すごい面白いですね、とても勉強になりました」「このクライアントとの議事録これいいですね、実現して欲しいです」と窓口の方が言ってくださることですね。
ただ納品するだけじゃなくて、それにちょっと乗っかった気持ちがあるということですね。
担当にも共有しておきます!
本日は貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。今後ともタスカルのサービス改善に努めて参ります!