「タスカル」では、350名以上が在宅ワーカーとして働いています。
今回お話を伺ったのは、Webデザイナーとしての経験を活かし、制作スタッフとして活躍中の安達さん。
東日本大震災で被災したことをきっかけに、「在宅でフリーランスとして働けるのでは?」と考えるようになったと言います。具体的にどのような変化があったのかなど、詳しくお聞きしました。
避難先で仕事をする中で……「フリーランスでもできる!」
ータスカルに入られるまでのキャリアについて教えてください。
大学を卒業して、ホームページを作る会社に就職しました。その後いろいろな会社を転々としたのですが、いずれも業務は、Webデザイナーとしてホームページを作る仕事をしていました。
2010年に福島で就職しましたが、その翌年に東日本大震災が起きました。被災して、生まれ育った神奈川に帰ろうとしたタイミングで、今の主人が当時住んでいた新潟へ移り住むことになったんです。
それから結婚と出産を経て、今度は夫の仕事の都合でアメリカへ渡りました。
ーアメリカでも仕事はされていたのですか?
ネット環境さえあればWebデザイナーの仕事はできると考え、アメリカではフリーランスとして仕事をしていました。
帰国後は正社員で仕事復帰をしようと思っていたのですが、アメリカ駐在中に生まれた下の子が障がいを持っていたので正社員として働くのは難しいと思い、そのまま日本でWebデザイナーを続けることになったんです。
ー震災を機に、怒涛の人生を歩まれていらっしゃいますね。
そうです、ここが転機になりました。震災がきっかけで「あれ?Webデザイナーって在宅でもできるんじゃない?」と気がつきました。
しばらく、避難先でパソコンを持って仕事をしていたこともあったんです。
ーたくさんの人が職を失っている中で、フリーランスでもできるんだと前を向かれてきたところに、とてもぐっときました。
ありがとうございます。震災の時に勤めていた会社も、一部在宅勤務のような形で仕事をしていたので、確かに会社へ行かなくてもできるなっていう感覚は少しあったんです。
ただ、フリーランスでも仕事をちゃんとできると本格的に思うようになったきっかけは、やはり震災ですね。
ーその後ここまでフリーランスを続けてこられてきたわけですが、帰国後に在宅ワークの会社を探したきっかけは何でしょうか?
仕事の受け口を広げたいと思ったのと、自分自身だけで仕事をしていると視野がすごく狭くなってしまう感覚があって、もう少し外とつながりを持ちたいという気持ちがあったからです。
ータスカルを選ばれた決め手は何でしたか?
特に大きかったのは、角前さんの話にあった、タスカルを立ち上げたきっかけです。下のお子さんのお話を伺った時に、共感できる部分がとても多くて。
仕事の環境を変えなければならない人たちがいる中でも、技術や実力を評価してくれるところを作ってくださっていることにとても感銘を受けて、ぜひここで働きたいという気持ちが強くなり、応募しました。
タスカルでは、一人ひとりが責任を持ちつつ支え合っている
ー現在は制作チームでデザイナー・コーダーとして、加えてCanvaのチームにも所属されているかと思いますが、何社ぐらいをご担当されていますか?
毎月決まっているルーティーンの案件が 2、3件。スポットで、パワポとCanvaのお仕事をいただいています。
私自身がフリーランスのお仕事と並行してタスカルのお仕事もさせていただいているのと、障がい児である息子の病院や療育の通院などもある関係で、うまく調整しながら仕事をお受けしている感じです。
ータスカルに所属して業務をおこなうのと、フリーランスでおこなう業務の違いはどこにあるのでしょうか?
フリーランスで自分だけで仕事をする場合は、全部ひとりでやらなければいけないという点が1番大きいと思います。タスカルで言うディレクション業務であったり、経理の業務であったり、スケジューリングであったりを、すべて自分でやらなければなりません。
全部ひとりで管理できる良さもありますが、本来のデザイン業務に注力したいと思っても他の業務で時間を取られてしまうと、集中するのが難しいです。
その点、タスカルはそれぞれのスペシャリストがいらっしゃるので、ディレクションはディレクション、経理は経理と細分化してやってくださいます。自分が本領を発揮できる仕事に専念できるのはとてもありがたく、そこが強みだと思います。
ータスカルに入る前と後で、ギャップを感じたことはありますか?
抽象的な表現になってしまうのですが、入る前はもっと「ふわっ」としている感じかと思っていました。できる人が、できる時間にちょこちょことやる、みたいな。
責任を背負わず、フワフワした感じでやってるのかなと思ったら、一人ひとりがしっかり責任を持って、家庭との時間を調整したりお互い支え合ったりしながら、きちんと仕事としてやっていってる感じが強くて、本当にいい会社です。
時間がない人こそ、タスカルでは自分がやりたいことを発揮できる
ー息子さん障がいを持たれているとのことですが、自分の時間も持ちながら、仕事と両立することはできていますでしょうか?
できていますし、するようにしています。自分の時間は、優先順位をとても高くしています。自分の体調もそうですし、気持ちが落ち込んでると、家庭に影響を及ぼすということをすごく実感しているので。
自分がポジティブに楽しく生活することは、自分自身だけじゃなくて、家族においてとても大事だなと思っています。療育や通院や仕事などで自分自身の時間が取れないこともありますが、なるべく確保するようにしてます。
ーこれからのキャリアプランや目標などがあれば、ぜひ教えてください。
私は仕事がリフレッシュの手段のひとつだと思っているぐらい、仕事が好きなので。スポットで仕事ができるタスカルのメリットをうまく使って、5分でも10分でも仕事をすることは、私にとって糧になります。
また生活スタイルが変わることによって、基盤づくりからしていって、自分の時間を持ちつつ笑顔をキープしていくことが目標ですね。
ー最後に、タスカルへの応募を検討中の方にメッセージをお願いします。
タスカルは、自分がやりたいことを存分にできる場所です。特に「やりたいけれど時間がない」という方は、本領を発揮できる場所だと思います。
まずは先輩方の働きっぷりを見て、ぜひご活躍いただきたいです。周りから助けてもらえますし、自分もいつか助けたいという気持ちを持っていれば、とても生活が楽しくなると思うので、気軽に挑戦してみてもらいたいですね。
ーありがとうございました!
《とある日のスケジュール》
7:00 起床
・子供の身支度・見送り・保育園送迎
9:00 業務開始
※合間に掃除等合間に家事・昼食・買い出し
17:00 保育園お迎え、夕食の支度
18:00 上の子の習い事の送迎、夕食
20:00 お風呂、家事
21:00 子どもの寝かしつけ
21:30 残務の対応
24:00 就寝
タスカルで叶う働き方について
「1日どれくらい働いているの?」「自宅保育でも働ける?」など、タスカルでの働き方について、よくあるご質問をまとめました!