夫の転勤や子育てでキャリアが中断されていませんか?
今回は、350名以上が働くタスカルのスタッフの中から、キャリアの分断を乗り越えたM.Hさんにお話を伺いました。
ハローワークを経て、事務経験を活かし自分らしく働く、その道のりと現在の姿をご紹介します。
転勤のたびにリセットされるキャリア。仕事と子育ての両立に奔走した日々
ータスカルで働き始める前の経歴を教えてください。
これまで4社で事務職を経験してきました。業種はさまざまですが、パソコンを使う業務が多く、特に給与計算や勤怠管理といった人事の仕事に長く携わっていました。経理の経験も少しあります。
ーこれまでの4社は、すべて会社に通う形だったのでしょうか?
はい、すべて出勤していました。当時は在宅ワークという選択肢はなかったですね。
ーどのようなきっかけで、在宅ワークを探し始めたのですか?
夫が転勤の多い仕事で、数年おきに引っ越しがありました。その度に仕事を探し直すのが大変で、正社員として働くことも難しく感じていました。だからこそ、勤務地が変わっても続けられる仕事がしたいと思ったのが大きな理由ですね。また、往復の通勤時間ももったいないと感じていました。
ーお子さんがいらっしゃると、さらに大変だったのではないでしょうか。
はい。子どもは年子で2人いるのですが、下の子が小学校に上がるまでは保育園に通わせながら9時から17時まで派遣社員として働いていました。通勤は車でしたが、保育園の送迎も含めると帰宅は18時頃。冬場は子どもがよく体調を崩し、月に1度は園から呼び出しがあるような状況で、大変でしたね。
ー引っ越しも頻繁にあったそうですね。
そうなんです。子どもが生まれてから、仕事に復帰した後に3回引っ越しをしました。2年ほどのスパンで転勤があるので、その度に仕事を辞めて、新しい土地でまた仕事を探すという繰り返しでした。下の子が小学校に上がるタイミングでの引っ越しを機に、「もう次は在宅で探そう」と決心し、タスカルに応募しました。
初めての在宅ワーク。手に入れたのは、家族との時間と心のゆとり
ータスカルで初めて在宅ワークを経験されたとのことですが、働く前に想像していたイメージとギャップはありましたか?
やはり、対面ではないテキスト中心のコミュニケーションに最初は戸惑いました。顔を見て身振り手振りを交えればすぐに伝わることが、文章だけだと意図が伝わりにくかったり、お互いに思い違いが生じたりすることがありました。この点に慣れるまでは少し時間がかかりましたね。
ー働き方が変わって、生活リズムやご家族との関わり方に変化はありましたか?
はい、子どもと過ごす時間が格段に増えました。以前は学童や延長保育を利用していて、子どもとゆっくり関われるのは18時以降でした。今は子どもたちが学校から直接帰ってきて、「おかえり」と迎えてあげられます。家にいるので、友達と遊びに行く様子を見守ったり、分からなさそうにしている宿題を隣で見てあげたりできるのが嬉しいです。
ーお子さんの勉強を見られるのは大きいですね。
そうですね。以前、上の子が学童で宿題を済ませていた時は、どの問題でつまずいているのか過程が分かりませんでした。今は、音読を聞いてあげたり、分からない問題を一緒に考えたりできるので、子どもの学習状況を把握しやすくなりました。親が自分のことを分かってくれているという安心感にも繋がっているように感じます。
ー仕事と家事や育児、趣味などとの両立はいかがですか?
とても両立しやすくなったと感じます。仕事の合間に日用品の買い物を済ませたりできるので、以前のように帰宅後に慌てることがなくなりました。平日のタスクが分散できるようになったことで、気持ち的なゆとりが生まれたのが一番大きいかもしれません。ずっと家にいると疲れるので、少し外に出るだけでも良いリフレッシュになります。
経験を活かし、チームで支え合う。タスカルでの仕事術
ー現在は、どのような業務を担当されていますか?
労務チームに所属しており、これまでの経験を活かして勤怠確認や給与計算などを担当しています。それとは別に、レポート集計などの事務の仕事も担当しており、稼働時間のボリュームで言うと労務と事務では半々くらいです。
ーオンラインでの業務を進める上で、特に気をつけていることはありますか?
タスカルでは、一つの業務を複数のスタッフで分担することがよくあります。次の担当者へスムーズに引き継げるよう、連携が漏れないように常に意識しています。
また、クライアントへの報告も文章で行うため、誤解を生まないよう表現には気を遣いますね。自分の書いた文章一つで相手の受け取り方が変わってしまう可能性があるので、慎重に言葉を選ぶようにしています。
ーテキストコミュニケーションで、何か工夫されていることはありますか?
急いでいる時ほど、一度立ち止まるようにしています。焦って文章を打って送信してしまうと、かえって意図が伝わらずに余計な時間がかかってしまうことがあります。相手の視点で文章を読み返してみる、そのひと手間を大事にしています。そうすることで言葉のすれ違いが減り、お互いの信頼も深まっていくような気がします。結果的に、仕事もスムーズに進むんですよね。
ー業務を進める上で、便利なツールなどは使っていますか?
特別なツールは使っていませんが、スケジュール管理はGoogleカレンダーを活用しています。シフト制の業務など、時間が決まっているものは忘れないように30分前に通知が来るように設定しています。常に持ち歩いているスマートフォンでリマインドしてくれるので、とても助かっていますね。
キャリアはもう途切れない。タスカルで見据える未来と、一歩踏み出すあなたへ
ー今後のキャリアプランや目標について教えてください。
タスカルの中で、今所属しているチーム以外の業務にも挑戦してみたいです。社内公募で募集が出ることがあるので、自分の経験やスキルが活かせそうなものがあれば、レポートチームや文字起こしチームなどに応募してみたいと考えています。将来的には、子どもがもう少し大きくなったらダブルワークも視野に入れ、仕事に打ち込む時間を増やしていくのもいいなと思っています。
ータスカルにはどんな人が向いていると思いますか?
テキストでのやり取りが中心ですが、想像以上にさまざまな人との関わりがあります。そのため、人と関わることが好きな人は向いていると思います。また、事務系の細かい作業が苦にならない、むしろ好きだという方も活躍できるのではないでしょうか。
ー最後に、M.Hさんが感じる「タスカルらしさ」とは何でしょうか?
皆さんとても明るく、気軽にコミュニケーションを取ってくれる温かい雰囲気ですね。文章だけのやり取りなのに、冷たいと感じる人が一人もいません。絵文字を使ったり、気遣いの言葉を一言添えてくれたり、皆さんの文章から優しさが伝わってきます。切羽詰まっている時に温かい言葉をかけてもらうと、本当に救われます。
ーありがとうございました!
【1日のスケジュール】
7:00 起床 子どもの朝ご飯、夫の弁当準備
8:00 子ども登校、業務(データ集計)
8:30 朝食
9:00 業務(データ集計、労務業務など)
13:00 昼食、買い出しなど
14:00 業務(午前の続き)
15:00 子ども学校から帰宅
16:00 終業に向け残務処理
17:00 退勤 子ども遊びから帰宅、宿題
19:00 夕食
20:00 子どもお風呂
22:00 家事・風呂
00:00 就寝
タスカルで叶う働き方について
「1日どれくらい働いているの?」「自宅保育でも働ける?」など、タスカルでの働き方について、よくあるご質問をまとめました!
