タスカルでは300人以上のスタッフが働いています。今回お話を伺ったのは、在宅でダブルワークをこなしている北野さんです。
もともとは一般企業のバックオフィスで7年以上働いていたという北野さん。転勤帯同のため在宅ワーカーに転身した今は、ダブルワークをこなしながらディレクター業務にも挑戦されています。北野さんが感じるタスカルならではの社風、今後の目標について語っていただきました。
パートナーの転勤をきっかけに在宅ワーカーへ
ータスカルに入る前のキャリアについて教えてください。
新卒から約7年間くらい、神戸にあるメーカーで総合職として働いていました。人事総務部に配属されて、最初の4年間は総務業務を、その後の3年間は人事業務を担当していました。
総務としては、会社の設備や会社が所有している土地などの資産管理、株主総会や取締役会に関する業務に携わっていました。人事に異動してからは、社員の異動や昇格試験などの業務が主な担当でした。
ー 一貫してバックオフィス周りに関わって来られたんですね。ご退職されたのはどのようなきっかけでしたか?
夫が転勤するタイミングで退職しました。転居を伴う比較的大掛かりな転勤でしたね。
ー7年勤めた会社を離れる決断をした際には、不安などはありましたか?
それほど大きな迷いがあったわけではなく、良いタイミングなのかなと思って退職した、という感じです。もともと、それほどキャリアに重きをおいていたわけでもなくて。
かと言って「働きたくない」というわけでもなかったのですが、当時の働き方はかなり仕事量も多くて、今後家庭をもつことを考えた時に、全然「家庭のイメージ」が持てなかったんですよね。どうしても仕事優先になってしまって。あまり悲観的になったり悩んだりすることはありませんでした。
ー離職してからタスカルに入るまでは、どれくらい期間がありましたか?
4か月くらいです。転居後の生活の基盤を整えるために、少し仕事から離れた期間はありましたが、やはり仕事をしていないと不安な気持ちが自分の中にあって。自分の稼ぎがなくて、ただただお金を使うしかないというのが、なんとなく不安でした。
自分の生活のメリハリを考えても、何か仕事がしたいなと思うようになって、仕事を探しました。
ー在宅ワークに絞って探されたそうですね。
はい。4、5年後にまた転勤を予定していますし、今後も海外を含めて全国転勤の可能性があるので、転居先で仕事を探すというよりは、どこへ行っても仕事ができる働き方を探そうと考えました。
確か、インターネットで「在宅ワーク×事務」でいろいろ検索して、見つけたのがタスカルだったと思います。
ータスカル以外にも、複数検討されましたか?
はい。実は今、タスカル以外でも同じように在宅で働いています。タスカルの仕事をスタートして、その2か月後くらいにダブルワークを開始しました。タスカルに入りたての頃は、軌道に乗るまでの期間、時間的にも余裕があって。今後安定して働いていけるかなという不安を感じていた時期もあったので、保険の意味もありました。
キャリアの中心だった人事総務領域から離れ、初めてのクライアント対応に挑戦
ータスカルで働き始めて1年半くらいとお聞きしました。どのような業務を担当していますか?
初めはメールチェック業務、リサーチ業務、請求書作成など比較的簡単な作業からスタートしました。最近は少し業務が変わってきて、フロント業務が多いです。
ーフロント業務というのは、具体的にどのような業務ですか?
クライアントから新規案件の依頼があった時や、新規のクライアントの業務がスタートする際にの入口部分を整えていく業務です。どのような依頼があるのかをヒアリングし、タスカルですべきことを整理したうえで、アサインするスタッフの人数を決めて求人を出します。
あとは、実際に稼働するスタッフがスムーズに稼働できるようにマニュアルを整備するなど、タスカル側のフローを整えていく業務です。
ー前職で経験されたお仕事とはまた違った業務ですよね。
そうですね。でも、前職の経験を活かせていると感じることもあります。例えば、データを管理したり処理したりするような業務はタスカルでも多くて、Excelや関数に慣れていることでスムーズに入っていけたなと思います。
あとは、いろいろな人の間に入って物事を調整したり、どうしたらお互いが気持ち良く仕事ができるのかを考えて整えていく業務は、人事の仕事をしていたなかで培われてきたスキルかなと思います。
バランス感覚っていうんでしょうか。完璧にできているかと言われるとまだまだですが、少なくとも意識して仕事をすることは出来ているなと思います。
ー人事業務でなくても、ポータブルスキルがしっかりと活かせているんですね。
そうだと嬉しいです。前職の経験を活かして、人事領域や総務領域の業務を選ぶこともできたと思いますが、そこにはあまり拘っていませんでした。それよりも、これまでやったことがない業務に挑戦したい気持ちが強かったです。
ー例えばどのような業務でしょうか?
同じ人事業務でも、これまで経験したことのない採用関連や、給与計算などには挑戦したいです。それ以外にも、経理などの業務にも興味があります。
ータスカルに入って初めて経験した業務は何かありますか?
最近たくさん任せて頂いているフロント業務はすごく新鮮です。前職は一貫してバックオフィス業務に就いていたので、社外の方と接することが殆どありませんでした。
ー抵抗感はなかったですか?
あまりなかったですね。フロント業務がスタートした時も、他のメンバーの方が伴走してくれていたので、安心感がありました。
ー苦労したことはありましたか?
タスカルの業務ってとてもマルチタスクで。1つのクライアントに対して複数人がアサインされていて、チームで業務をまわしていくのですが、人が変わっても同じやり方、同じ質をキープしなくてはいけない。そこは難しいなと常々感じています。
ーチームで動いているからこその難しさかもしれませんね。
そう思います。業務の組み立てをする時には、「誰が担当しても同じ質で仕事がまわせるようにフローを整えること」を意識しています。新規案件については依頼時にマニュアルがないことも多くありますので、必ず作成して、作業のスケジュールややり方、日々の業務の中でチェックすべきことなど、できるだけ明確に形に残すようにしています。
私自身、マニュアルを見ながら実際に作業する立場も経験しているので、作業側の視点で分かりやすいものを作成するように心がけています。
「風通しの良い社風」他にはないタスカルならではの良さ。頼りになるディレクターを目指して、奮闘中!
ー今後の目標を教えてください!
フロント業務を任せて頂けるようになったので、まずはここを頑張りたいと思っています。ちょうどディレクターへのお声がけを頂いているので、今はまだ先輩ディレクターに頼り切りですが、ひとりで業務の組み立てができるようになりたいなと思っています。
ーディレクターへ挑戦中なんですね!お声がけをもらった時はどのように感じましたか?
周りのディレクターの方々は「格好いいな」と思う方ばかりだったので、そこに自分が入れるだろうかという不安はありました。でも、お声がけを頂いたことは単純に嬉しかったですね。自分の頑張りを、どこかで誰かが見ていてくれたんだな感じました。
ー今は先輩ディレクターの方を見ながら勉強中、というところでしょうか?
はい。周りのディレクターの皆さんの仕事ぶりは、とても学びになることが多いです。例えばコミュニケーションの取り方でも、私は文章が長くなりがちなのですが、皆さんすごく端的に伝えていて。確認すべきポイントが分かりやすい記載の仕方をされるので、とても参考になります。
業務の組み立てをする際も、どのようにすると業務が効率的に漏れなく進められるのか、属人化せずに回せるのか、その引き出しが多いなと感じます。皆さん、業務に対しての責任感もすごいですし、格好いいなと思います。
ーすぐ近くに、目指したい先輩スタッフがいるのはとても励みになりますね!
そう思います。今はたくさん経験を積んで、他のディレクターの皆さんのように、引き出しを増やしていきたいです。
ータスカルで仕事を初めて、生活が大きく変わったと思います。心境の変化は何かありましたか?
これまでの出社ベースの働き方から完全在宅になって、生活スタイルは大きく変わりました。会社員時代は、「在宅ワーク=集中出来ない」みたいなイメージがあったのですが、実際は逆でしたね。メリハリもついて、家事もあいた時間で終わらせるなど、生活にハリが出たなと感じます。
ーダブルワークで働かれていると思いますが、タスカルと他の仕事をどのように両立していますか?
タスカルの業務は、フロント業務とルーティン業務どちらもあるので、時間帯が決まっている仕事の隙間時間にフロント業務をこなしていく感じです。ダブルワークの方も、時間に融通がききやすいので、うまく調整出来ているかなと思います。
タスカルの良さは、何と言っても「自分で調整がしやすい」ところです。忙しい時には仕事を調整したり、逆にもっと働きたい時には求人もたくさん出ているので、稼働を増やせる。バランスを自分で調整できるのがありがたいです。
ータスカルのどのようなところが好きですか?
社内のコミュニケーションが活発なところはとても好きです。タスカル以外でも在宅ワークを経験して、改めて、この風通しの良い社風はタスカルならではだなと感じています。在宅ワークって、やはり基本的には個人の作業になることが多いですよね。
タスカルは業務のことはもちろん、最近だと、自由に情報交換や交流ができる「お喋り部屋」ができて、組織としてコミュニケーションを大切にしているのが分かります。
ータスカルがとても大切にしているところですよね。
社内の風通しの良さは、働きやすさにつながりますし、業務の質にもつながっているなと思います。お客様とやり取りをする上で事前にチーム内で相談できますし、お互いに助け合う雰囲気があると、シフトに穴を開けずに業務を回し続けることができます。
ー北野さんご自身が、働くうえで気を付けていることはありますか?
やはり気持ちの良いコミュニケーションを心がけています。対面で話す機会が少ないので、文章が失礼になっていないか、分かりづらいところはないか、送信前に自分で読み返すようにしています。
社内外問わずお忙しい方が多いので、当日確認しなくて良いものには【明日の確認でOKです】と最初に記載するなど、相手の立場に立ったコミュニケーションを心がけています。
ーひとりひとりが意識することで、タスカルの良い雰囲気が作れているのかもしれませんね。
はい。社内のコミュニケーションが活発になってスタッフ同士の距離が縮まると、確実に仕事の効率も上がります。実際に会ったことがなくてもタスカルのスタッフは「一緒に働く仲間」。この距離感がとても心地良いです!
ーありがとうございました!
1日のスケジュール
7:00 起床、身支度・家事など
9:00~18:00 仕事(間に45分~1時間ほど昼休憩をはさみつつ)
18:00 買い物のため離席
18:30 夕飯の支度、合間に翌日やることの洗い出しなど
19:00 業務終了報告
19:30 夕飯
24:00 就寝
タスカルで叶う働き方について
「1日どれくらい働いているの?」「自宅保育でも働ける?」など、タスカルでの働き方について、よくあるご質問をまとめました!