「タスカル」では、300名以上の在宅ワーカーが働いています。
今回お話を伺ったのは、様々な会社や現場で事務経験を積み重ねてきた井川さん。
市役所勤務時代に抱えていた悩みや、子どもへの気持ち、タスカルに入ってどのような変化があったかなど、教えていただきました。
思う存分できない仕事と子どものサポートから生じた葛藤
ーこれまでのキャリアについて教えてください。
短大を卒業し、総務、経理、ゼネコン建築現場事務など、20年ほど様々な会社で事務経験を積み重ねてきました。直近では市役所の子育て支援課に7年ほど勤め、子育て関係の補助金の手続きや審査、また定期健診の受付などを担当していました。
ー幅広いキャリアをお持ちですが、タスカルに入られたきっかけは?
市役所では9時から15時と短時間勤務だったのですが、子どもに障害があり、通学に親の送迎が必要でした。就学後、お迎え要請が何度もきたり、PTA役員の集まりがあるなどお休みを取る機会が増え、時間の調整が難しくなってきたんです。
ー時間的な制約面で大変さを感じていたのでしょうか?
そうですね。子どものフォローをちゃんとしたいという気持ちが一番にありました。それと、自分のストレスもありましたね。急なお休みを取る際に、職場の方は「気にしないで」と言ってくださるんですが、申し訳なさでいっぱいになってしまって。
「仕方ないじゃん」と開き直れない性格なんですよね。自分自身も「もっと仕事したいのに」「まだ仕事残ってるのに」ともどかしさを抱えていました。
ーコロナ渦でさらに強くそう感じられたそうですね。
まだコロナによる制限が厳しかった時期に子どもがコロナにかかり、2週間仕事を休まないといけなくなった時に心が折れました。業務や時間帯など、調整できる環境が作れるのであれば、自分と子どものためにも変えたいと思いました。
ーその後は在宅メインでお仕事を探されたのでしょうか?
はい。市役所勤務と並行して、在宅でデータ入力や資料作成など何件か仕事を引き受けていたのですが、そろそろ切り替えていこうと考えるようになりました。
ーたくさんあるオンラインアシスタントの会社から、タスカルを選んだ決め手はありましたか?
角前社長のインタビュー記事を読んだことが大きかったですね。それと、在宅ワークを何件か経験して、全部自分で責任を負って解決しなければならない、クライアント様に直接質問しにくい、など少しきつい部分がありました。
けれどタスカルではチームで仕事し、チームで問題を解決していく仕組みができている。それが他にはないポイントだと思い、応募しました。
ー市役所業務と兼務されていたそうですが、その理由は?
タスカルに入ったのは2022年11月で、市役所の方は人手が足りず忙しい時期でした。また、在宅で安定的に仕事をもらえるのかわからず、一気に切り替えるのは少し不安がありました。色々なことに慣れてから本格的に移った方が安心と思い、2023年6月に市役所を辞め、タスカル1本に絞りました。
経理を学び直し、業務で実践を積み重ねる
ーどのような業務を担当されていますか?
最初はExcelの資料作成や文字起こしから始まり、2023年1月に経理チームに入ってからは経理業務がかなり増えました。振込データの作成、入金確認など、業務をしながらたくさん勉強させてもらっています。
ー以前されていた経理業務とは違いますか?
昔は紙媒体で作業していたのが、今はマネーフォワードであったりfreeeであったり、そういうツールを使って全て済ませることができます。全然別次元の作業で、経理業務の修行中です。
すごく丁寧に教えていただき、こんなに学ばせてもらえるのはとてもいい機会だと思っています。
ー新しいことをどんどん吸収されていますが、どのようなお気持ちで業務に向かわれていますか?
責任といいますか、とにかくご迷惑をかけないよう、きっちりやろうと常日頃思っています。ただ、理解に時間がかかりパソコンの前で固まってしまったり・・・となりがちなので、スタッフの皆さんとコミュニケーションを取りながら、早く処理できるようにと心がけています。
ー経理業務の面白さや楽しさを感じる部分はどんなところでしょうか?
締切に向かって個々のタスクを片付け、終わった時のやりきった!という満足感がやりがいに繋がっているのかなと思います。
それに加え、タスカルのチームの皆さん(経理だけに関わらず)やクライアント様から「ありがとう!」と一言いただけるだけで本当に嬉しいです。単純なので(笑)
母の働く姿が、子どもの選択肢を増やすことにつながってほしい
ー在宅を始める前に抱えていたストレスなどはクリアになりましたか?
子どもは4年生になり、今も朝と下校の時は付き添いますが、仕事の中抜けができるので、時間の調整のしやすさは本当に大きいです。
また、何かあってもすぐに行けますし、自分が対応できます。
以前抱えていた心苦しさが、在宅だとこんなに楽になるんだと感じてます。家にいながら子どもを気にしつつも、仕事もできる。その満足度はかなり高いです。
ーお子さんのケアとお仕事、どちらも希望が叶えられていますね!ご家族との関わり方に変化はありましたか?
子どもはだいぶ変わりましたね。私の仕事を日々目の前で見ているからか、「今日Zoom何時からなの?」「いつものチェック終わった?まだ終わってないじゃん」とリマインドしてきたりします(笑)
最近はパソコンを触ることに興味を持ち出して、私の横でタイピングを高速でしています。
ー井川さんが働いている様子をよく見てますね!素敵なエピソードです。
子供が将来仕事を探す時に、自分の障害で通勤ができない等があっても「オンラインでも仕事はできる」「母がやれていたんだから自分もできる!」(笑)と選択肢の一つとして参考にしてくれたら良いなと思います。
ー今後の目標はありますか?
できるだけ長くこの仕事を続けたいのがまず1つ。経理チームでまだまだひよっこ状態なので、もっと知識を深め、少しでも多くのクライアント様をお任せいただけるようになりたいです。
もう1つは、タスク管理や仕事のスピードを上げていきたいです。正しく業務を理解していないとスピードは上がらないですし、ミスにつながってしまうので、精度を高めていきたいと思っています。
ータスカルでのお仕事を検討されている方へメッセージをお願いします。
やってみようという気持ちがあれば、そんなにハードルが高いものではないかなと思います。私自身、50歳過ぎてタスカルに飛び込みましたがなんとか続けています。新しいことへの抵抗がなく、色々覚えたい方ならチャレンジしていただきたいですし、一緒に働けたら嬉しいです。
ーありがとうございました!
1日のスケジュール
5:30 起床、朝食準備
7:00 洗濯、片付けなど
(時間があれば、slack確認・返信、前日夜下書きしたメールなど送信)
8:00 子どもの登校付き添い
9:00 買い物、夕食準備など家事
10:00 仕事開始(合間に昼食)
※PTA役員の仕事が週1~2日あり。
午前中~下校時間
14:00 子どもの下校 お迎え
帰宅後宿題のフォローをしながら仕事再開
16:00 夕飯
17:00 入浴、洗濯、子供の翌日の準備などフォロー
(合間に仕事)
19:00 子供の就寝準備フォロー
20:00 子供就寝、仕事(残務、進捗確認、翌日のタスク作成など)
※合間にPTAの仕事
23:00〜24:00 就寝
タスカルで叶う働き方について
「1日どれくらい働いているの?」「自宅保育でも働ける?」など、タスカルでの働き方について、よくあるご質問をまとめました!