タスカルでは300人以上のスタッフが働いています。
今回お話を伺った岡田瞳さんは、経理や秘書業務などを中心に担当する事務スタッフです。タスカルに入ってから未経験の業務に数多くチャレンジしています。
ボーカル講師という専門職についていた岡田さんは、体調不良を機に在宅ワークに切り替えました。具体的な転職の経緯や、未経験からどのようにお仕事を獲得していったのかもお聞きしています。
体調を崩し、音楽業界から離れ…時流を追い風に在宅ワーカーへ転身
ータスカルに入る前のキャリアについて教えていただけますか?
最初は島村楽器の音楽教室で受付をしていました。ヤマハの音楽教室や英語教室も入っているところでして、そこの生徒さんの案内や先生とのやりとり、ホームページの更新やPowerPointを使ったポスター作成など、事務周りの仕事がメインです。楽器の販売といった営業面の業務も担当していました。
そのあとに、ボーカル講師として滑舌や歌のレッスンを3年ほどやっていました。
ーボーカル講師のお仕事とは具体的にどんな内容ですか?
生徒さんが歌いたい曲を持ってきてくれるので、それに合わせて伴奏を弾いて歌唱力がアップするようにレッスンします。大きな声を出せない、何を言っているか伝わらないといった悩みを持つ生徒さんには、ハッキリした声の通り方や息の吸い方などを教えていました。
ただ音楽業界からは一度離れて、その後は不動産会社の事務として1年ほど働いています。
ー音楽という専門職から事務に転職したきっかけはなんですか?
ボーカル講師をしていたときに1人目の子供を妊娠したのですが、流産してしまって。つわりも酷く、とても歌うことができない状態になり、講師の仕事を続けるのは難しいと判断しました。元々持病もあり、将来的にもずっと外で働き続けるのは辛いなと感じていたんです。
出産を諦めたくない気持ちもありましたし、家から近くて融通のきくところで仕事ができないかと思って探していたところ、隣駅の近くで募集していた事務のパートに受かったという経緯です。
ーそういった経緯があったのですね。事務の仕事はどのような業務でしょうか。
不動産会社のバックオフィスで、賃貸マンションのオーナーさんからの電話対応や、月々の光熱費をパソコンで管理するといった業務です。
それまで私は本当に音楽のことしかやってこなかったので、一般的な事務スキルが全くありませんでした。パソコンをしっかり触って作業したのは、ここに入ってからだったと思います。
ただ、事務の仕事も体調不良で辞めざるを得なくなりまして。このときも妊娠によるつわりが酷かったのが原因で、無事に出産までは至ったのですが、出産後にも一度倒れてしまったことがあります。
ーとても大変な経験だったと思います。
そういったことを経て、回復するのに4年ほどかかりました。社会復帰をしたいと考えるようになりましたが、外勤できるほどの体力には不安がありましたし、ちょうどコロナ禍でリモートワークが増えた時期だったので、在宅でできる仕事を探したんです。そこでタスカルと出会いました。
なかなか仕事が取れない日々。それでも諦めずに手を挙げ続けた
ー数ある在宅ワークの中でも、タスカルを選ばれた理由はなんでしょうか。
実はほかにもいくつかの在宅ワークに応募したのですが、スキルがすでにあってバリバリ働ける人を求めているところがほとんどでした。
そんな中、タスカルは入ってからスキルを身につけていけると聞いて、魅力を感じたんです。パソコンのスキルがあまりない私でも受け入れてくださいましたし、女性の方や主婦の方をメインに採用しているところも決め手になりました。
ータスカルではどのような業務を担当していますか。
経理業務と秘書業務が主な仕事です。例えば美容関連のクライアントがいますが、そこでは就職を考えている方の体験会やサロン見学会の日程調整などを行なっています。
ほかにも請求書や契約書の作成、メール対応といった業務を担当しています。
ー今担当している業務は、タスカルで初めて経験したのでしょうか。
そうですね、タスカルに入ってから経験した業務がほとんどです。パソコンも、家ではちょっとした検索でしか使っていなかったので、スプレッドシートや関数のこともあまりよくわかっていませんでした。
ーそこからどのようにして業務に慣れたのでしょうか。
数学が好きで関数にもすごく興味があり、目視で繰り返し学ばせていただきました。
また、マネージャーの方が数式の入ったマニュアルをたくさん用意してくださっていたんです。稼働していない空き時間にマニュアルを見て、自分のスプレッドシートにその数式を真似して作ることで学びました。自動で反映されるのがすごく楽でいいですね。
ー未経験の業務にチャレンジした経緯を教えていただけますか?
求人チャンネルから応募したのですが、最初は募集があると10〜15人くらいが殺到し、選ばれるのは1〜2人なので、全くお仕事が取れない状態でした。それでも求人を見続けて、スキルがなくても大丈夫そうな案件にはすべてに手を挙げていきました。それで、受かったものは手放さないようにこなしていましたね。
一度経験した業務は次から手を挙げやすくなるので、繰り返し応募してお仕事をいただていった感じです。
戸惑いを乗り越えて手にした切り替え力と、 快適なワークライフバランス
ータスカルで働いてみて感じたことがあれば教えてください
在宅ワークでは、基本的にパソコンやスマホを見ているときにしか返事ができませんよね。なので本当にちょっとした質問でも、返事がくるのは5時間後になることもあります。
質問したらすぐに答えが返ってくる外勤の環境に慣れていたので、最初はやっぱり戸惑いました。
ー主にレスポンスの面でギャップを感じられたんですね。
私、タスクが溜まるのがすごく苦手なんです。ほんのちょっとのことでも頭の中に残っていると、ずっと気になってドキドキしてしまったりして。
最初はそれを気にしないようにこなすことに時間がかかりましたが、いろいろな案件を持つようになってきて、Aの質問をして返事を待つ間にBの仕事をする、という切り替えができるようになりました。
おかげで、一つのことにあまり執着しなくなった部分はありますね。
ーほかにもギャップや驚いたことなどはありましたか。
時給制という点にすごく驚きましたし、いいなと思いました。多くの在宅ワークは案件単価性なので、話し合いや連絡には基本的にお金が発生しません。
タスカルだと、お仕事に関することなら質問やミーティングなども相談の上で計上できます。案件単価制だと見えないところの稼働が報酬に反映されにくいですけど、時給制のタスカルならやればやるほど目に見えてお金になるので、やる気につながりますね。
ータスカルに入ってから、体調やライフスタイルとのバランスはとれていますか?
そうですね。最初は「仕事をやりたい」という気持ちが強く、家族とのやりとりや子供と遊ぶ時間が減ってしまって。主人がとても忙しく、土日は出張でいないこともあって、ちょっとバランスが崩れかけたこともありました。
今は調整できており、9時から13時までは仕事を優先するとか、固定シフトの案件までにほかのことを終わらせるとか、うまくこなせるようになっています。
ー今後のキャリアプランや目標があれば教えてください。
今はランダムな案件が多いので、時間が決まっている固定のお仕事を増やせたらと思っています。
経理の業務がだんだん増えてきたので、もう少し専門的な経理の知識をつけられる案件にも触れていきたいですね。
あとは人と話すことが好きなので、採用業務に興味があります。新しく入る方の調整だったり、面接対応だったり、機会があれば挑戦させていただければと思いますね。
ータスカルを検討している方にメッセージをお願いします。
タスカルなら、スキルがなくても社会復帰を諦める必要はありません。全くスキルがない私でもいろいろな経験をして、スキルを磨くことができました。諦めずに頑張ってほしいなと思います。
ーありがとうございました!
【1日のスケジュール】
7:00 起床、朝ごはん・身支度準備
8:30 子供を幼稚園バスまで送迎、帰宅後家事
9:00 業務開始
~隙間時間に残りの家事やお買い物へ
14:30 幼稚園お迎え
~ 習い事がある日は送迎、なければ残り業務を対応
17:00 退勤 お風呂、夕食の準備
19:00 夕食後の自由時間
~急ぎの業務があれば子供の寝かしつけまでの間に対応、自由時間
20:30 子供の寝かしつけ
~もう片方の社内連絡・業務があれば対応(Wワーク)、自由時間
23:00 就寝
タスカルで叶う働き方について
「1日どれくらい働いているの?」「自宅保育でも働ける?」など、タスカルでの働き方について、よくあるご質問をまとめました!