ITインフラ領域を得意分野とし、エンジニア派遣や受託案件対応、さらにソフトウェア代理店事業を展開されている株式会社クラストアクト様。
タスカルでは、社内学習ツールのコンテンツ登録やパンフレット制作、採用適性検査の問題精査など、幅広い業務をお任せいただいています。
今回は、代表取締役を務める本間様に、タスカルの活用方法や導入効果についてお話を伺いました。
事業課題 | リソース不足で新しい施策に取り組む余力がなかった |
---|---|
導入の決め手 | 導入しやすいコスト感と、幅広く柔軟な依頼対応 |
タスカったポイント | 学習コンテンツ登録やパンフレット制作を外注し、滞っていた施策が進んだ |

「やりたい施策が進まない」課題感から始まったタスカルの導入

まずは御社の事業内容について教えてください。

弊社は2005年に創業し、2025年でちょうど20周年を迎えました。IT業界の中でもインフラ領域を得意としており、主にエンジニアの派遣や、お客様先での受託案件対応といったエンジニアリングサービスを展開しています。
そのほか、インフラ系のソフトウェア「Proxmox(プロックスモックス)」の国内代理店事業も手がけています。

お客様はどういった企業が多いのでしょうか?

いわゆる「SIer(エスアイヤー)」と呼ばれる企業様が多いですね。様々な企業や官公庁のITシステムを構築・運用しているIT関連の大手企業の下請けとして、弊社のエンジニアが対応するケースが多いです。

社員の皆様の働き方について教えてください。

社員数は現在174名です。大半の社員はお客様先に常駐して働いていますが、フルリモートの社員やリモートと出社を組み合わせて働く社員もいます。リモートワークを取り入れている社員は、全体の約7割に上ります。

タスカル導入前は、どのような課題を抱えていたのでしょうか?

日常業務以外にも社内施策や新しい取り組みを進めたい思いはあったのですが、どうしても後回しになってしまいがちでした。議論の場でアイデアが出ても実際に進める余力がなく、私自身も意思決定に加えて作業を抱えていたため、社内全体として将来に向けた施策が進まないことが大きな課題でした。

そこからオンラインアシスタントを検討されるようになったのですね。

はい。意思決定以外の単純作業を誰かに任せられないかと考えるようになりました。最初は社内で対応できる人を探しましたが難しく、他社の方から外注サービスを活用しているという話を聞いて、オンラインアシスタントという選択肢を知りました。

数あるサービスの中からタスカルを選んでくださった決め手は何でしたか?

一番の決め手はコスト感です。月3万円程度から始められるのは試しやすいと感じましたし、対応範囲も「この部分しかやりません」という制約が少なく、相談しながら柔軟にお願いできそうだと思いました。

タスカルへの依頼業務はどのように選定されましたか?

最初は依頼内容を細かく作業レベルまで落とし込む必要があると思っていました。しかし実際には「まずは相談してみる」という流れで依頼することが増えています。内容によっては「ここまでなら対応できます」と柔軟に提案してくださるので、とてもありがたいですね。
学習コンテンツ登録からパンフレット制作まで幅広く依頼

これまでどのような業務をご依頼いただきましたか?

最初にお願いしたのは、弊社が独自開発した社内向けの学習ツール「R2C」への登録作業です。作業自体は難しくないのですが、数千件単位のコンテンツを登録する必要があり、社内で進めるには膨大な時間がかかってしまうのが目に見えていました。

具体的にどのような作業だったのでしょうか?

Excelにまとめた学習コンテンツを、ひとつずつ「R2C」に登録していく作業です。特定の場所を作成し、その中にタイトルや学習内容をコピー&ペーストで入力していきます。
またアイコンや背景画像も必要だったので、AIで生成して登録する作業もお願いしました。AIは1枚の画像生成に1分ほどかかるので、社員が対応するとかなりの時間を取られてしまいます。そこをタスカルさんに任せられたのは本当に助かりました。

パンフレットやバナーの制作もご依頼いただいていますね。

最初は数字を少し修正してもらえれば十分と軽い気持ちで依頼したのですが、やり取りを重ねるうちにデザイン面まで対応していただけることが分かり、依頼内容がどんどん広がっていきました。
実際に制作していただいたパンフレットやバナーは、専門業者に頼むのと変わらないクオリティで仕上がり、とても満足しています。

これまで、デザイン制作はどのように対応されていたのですか?

社内で対応することもありましたが、どうしても素人感が出てしまうため、ここ数年は外部のデザイン会社に依頼していました。ホームページの改修は引き続き外部に依頼していますが、動画編集などは今後タスカルさんにお願いできるかもしれないと考えています。

採用関連でもご依頼いただいたと伺いました。

採用活動の一環として自社で適性検査のシステムを開発し、AIを使って問題を大量に生成したのですが、精度が低く人の手で精査する必要がありました。そこをタスカルさんにお願いしたところ、問題の正確性や一貫性を丁寧に確認していただけて、とても助かりました。

タスカルに依頼するかどうかは、どのような基準で判断されていますか?

業務の内容を見て、「判断や意思決定を伴うかどうか」を一つの基準にしています。判断や決断が必要な業務以外は、一旦タスカルさんに相談できると考えています。難易度が高い作業や社内の詳細な情報が必要な業務は難しい場合もありますが、それ以外なら相談ベースでお願いできると思っています。
滞っていた施策が前進。人件費削減にもつながったタスカル活用のポイント

タスカルを導入されて、当初抱えていた課題は解決されましたか?

そうですね。これまで滞っていた施策が前に進むようになりました。パンフレット制作や適性検査、学習コンテンツの登録作業など、社内だけで対応していたらもっと時間がかかったか、手つかずのままだったと思います。それがタスカルさんに依頼することで、着実に進められました。

事業面での効果も感じられていますか?

はい、人件費への影響は大きいですね。社内で人を雇ってすべて対応するよりも、必要なときにタスカルさんへ依頼する方が効率的です。もちろん依頼すればコストはかかりますが、使わないときは費用が発生しません。その分、固定費を抑えながら必要なリソースを確保できるのは大きなメリットです。

具体的なコスト削減効果はどれくらいだと感じられますか?

体感ですが、50%程度は削減できていると思います。例えば1か月で依頼した業務を社内で対応すると、2か月以上かかってしまうような感覚です。それを考えると、かなり効率化につながっていると感じますね。

サービスを利用してみて、想定と比べて良かったと感じた点はありますか?

思っていた以上に良かったと感じています。特に担当ディレクターさんが、相談ベースの依頼でも的確にキャッチアップしてくださり、依頼側の負担を大きく減らしていただいています。1から10まで全て説明をしなくても、必要な部分を補って対応していただける点が非常に助かっています。

最後に、タスカルの利用を検討している方にメッセージをお願いします。

導入しやすいコスト感と、その月に余った時間は翌月以降に繰り越せる柔軟さに加え、費用に見合う以上のアウトプットが得られていると実感しています。全体として非常にコストパフォーマンスが良いと感じていますので、自信をもっておすすめできるサービスです。

本日は貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。今後もタスカルのサービス改善に努めて参ります!