Web広告代理店として、成果報酬型の広告支援を行っている株式会社AdOps様。
タスカルでは、マネーフォワードでの会計仕訳、給与関連のデータ入力、請求書の作成、振込データの作成など、経理業務を丸ごとお任せいただいています。
今回は代表取締役の曽宮様に、タスカル導入の経緯や、導入によって感じた変化などを詳しく伺いました。
事業課題 | 経理業務がブラックボックス化していた |
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導入の決め手 | 気軽に導入できる |
タスカったポイント | 経理業務の8割を手放して、経営に集中できるようになった |

税務対応で露呈した経理の課題。タスカルで体制を立て直す

はじめに、事業内容について教えていただけますか?

弊社はWeb広告の代理店で、クライアントの集客をWeb広告を通じて支援しています。クライアントの業種は、不動産や建築、自動車など多岐に渡ります。
特徴的なのが、成果報酬型で運用している点です。広告代理店は予算型で運用代行をするのが一般的ですが、弊社では初期費用がゼロのためノーリスクで始められます。
具体的にはFacebookやInstagram、YouTube、TikTokなどの動画広告を活用した戦略が中心ですね。

創業されてどのくらいになりますか?

2019年5月に合同会社として創業し、翌2020年に現在の社名へ変更、株式会社へ組織変更をしました。現在の従業員数は30名ほどです。

事業を立ち上げたきっかけを教えてください。

新卒で入社したのが美容室グループを経営する会社で、そこで美容師の採用を任されたことがきっかけです。検討を重ねる中で採用にWeb広告を使う案が出てきました。社内にマーケターがいなかったので、自分で手を動かしながら周りと相談して進めていったのですが、それで大きな成果が出たんです。
そこから個人で副業として広告事業をスタートして、入社から8か月ほど経ったタイミングで独立して会社を立ち上げました。

タスカル導入前、ご自身の業務時間の使い方や、マネジメントとの両立に関してはどのような課題がありましたか?

正直、圧倒的に時間が足りていませんでした。これは経営者に共通する課題かもしれませんが、売上や利益に直結する業務には積極的に時間を割けても、バックオフィスの整備や社内体制の構築といった“裏方”の業務に、なかなか時間や労力をかけられないんです。私自身、そういった部分が極端に苦手で、どうしても後回しにしてしまっていました。

税理士とのやりとりをきっかけに、経理の体制も見直されたと伺いましたが、どのような経緯だったのでしょうか?

実は創業時からお願いしていた税理士の対応で、税務調査の際に追徴が発生したんです。
そのとき単に税理士を変えるだけでなく、自分たちの経理体制も根本的に見直す必要があると気づきました。税理士の言うことがすべて正しいというわけではなく、社内での経理体制は一定必要だと感じました。
社内にも対応できる人材がいなかったので困っていたのですが、メンバーに色々と調べてもらい、タスカルさんのサービスを知りました。

他社のオンラインアシスタントと比較はされましたか?

2〜3社ほど比較しました。最終的にタスカルさんを選んだ決め手は、料金の面で導入しやすく、万が一合わなければ契約解除という形も取れるため、気軽に試せると思ったからです。正直、どのような経理の方が優秀であるかもわかっていなかったのでその点は重視していました。

新たにスタッフを雇用するのではなく、オンラインアシスタントを選んだのは何故でしょうか?

経理経験者を社員で雇うのはハードルが高いですし、採用した人が本当に期待通りの対応ができるかも分かりません。だからこそ、複数人で役割分担できるオンラインアシスタントの方が安心感がありました。
日々の仕訳、給与、請求……マネーフォワードを軸に経理業務を丸ごとお任せ

タスカルとの初回打ち合わせに際して、準備していたことを教えてください。

税理士と話して、どの業務をタスカルさんにお任せするのかまとめていました。打ち合わせでは、その内容をそのままお伝えしたという感じですね。

具体的に、どのように業務の棚卸をされたのでしょうか?

経理業務を箇条書きで洗い出して、その中で経理の知識が必要な業務や工数を確認しました。それから社内リソースとのバランスなどを見て、タスカルさんに依頼する業務を決めました。

現在ご依頼いただいている業務は、どのような内容ですか?

まずひとつは、マネーフォワードでの会計仕訳です。売上や広告費など、全般的に見ていただいています。もともとは前の税理士にすべてお任せしていたのですが、上手く回っていたようで、実状は違ったんです。ですから、その部分を新しい税理士と一緒に整備しました。
それから給与関連のデータ入力、請求書の作成、振込データの作成など、経理実務全般をお願いしています。

請求業務の部分では、どのような点でサポートの効果を感じられていますか?

請求業務はもともと社内の総務担当が対応していたのですが、経理の専門知識がなかったこともあり、ミスが発生することもありました。そこで、経理経験の豊富なスタッフさんに入っていただくことで、社内の担当者との連携やミスの補正にもつながり、正確性とスピードの両面で効果が出ています。
月次の締めのタイミングでは、税理士事務所とのやり取りが発生しますが、その部分でもタスカルさんに連携を担っていただいており、全体としてスムーズに進められています。

タスカルの担当スタッフとのやり取りはスムーズですか?

はい。特に困ったことはありません。
現在ディレクションをお願いしているスタッフの方々はとても的確に動いてくれて、社員からも「働きやすい」と評判です。
私のクレジットカードの私用・業務用の仕分けなども「対応しましょうか」と提案してくれるなど、丁寧なサポートに安心感があります。
「これはどうなっていますか?」と質問すると明確な答えが返ってきますし、仕事がスムーズに進むなと感じています。
経理専任はまだ早い。でも業務は回らない――そんな会社にこそ、タスカルがおすすめ

タスカルを導入して感じた、一番の変化を教えてください。

試算表の数字の精度が格段に上がったことですね。これまでは曖昧な処理をしていた部分も多く、税理士との月次ミーティングで計算表の数字がズレていると不安に感じることがありました。しかし最近では、そうしたズレもなくなり、「数字が合っている」という安心感が、とても大きいです。

それは経営判断においても大きな影響がありそうですね。

はい。数字が合っていない状態で経営の意思決定をするのは、かなり怖いですから。今は「数字を信頼できる」という土台ができているので、落ち着いて経営と向き合えるようになりました。

ご自身の時間の使い方にも変化はありましたか?

とても大きな変化がありましたね。以前私が担っていた経理業務のうち、8割をタスカルさんに依頼できました。その結果、時間に余裕が生まれ、経営戦略や人事、営業など利益に直結する業務に集中できています。

タスカルを上手く活用するポイントがあれば教えてください。

そうですね……こちらは課題さえ洗い出したこと以外は特になにもしていないんです。とにかく、タスカルさんのディレクターの方が優秀なので。経理のプロフェッショナルとしての視点で、色々と提案してくださっているので助かっています。

タスカルは、どのような事業者におすすめだと思いますか?

まさに弊社のようなフェーズの会社です。経理専任を雇うには早いけど、社内では手が回らない……そんなフェーズの会社にこそ、タスカルさんはおすすめだと思います。
やはり経理専任の社員を雇用するのは、リスクもコストもかかります。入社前にその人のスキルや能力を見極めるのも難しいです。
その点、タスカルさんは経理経験が豊富な方が複数在籍しており、業務に適したスタッフさんのアサインを調整してもらえるし、導入しやすいです。
最初は「これ頼めるかな?」という不安もあるかもしれませんが、タスカルさんは相談ベースで柔軟に対応してくれるので、まずは一歩踏み出してみることをおすすめします。

本日は貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。今後もタスカルのサービス改善に努めて参ります!