集金業務のアウトソーシングを検討しているものの、「何から始めればいいのか?」「どのサービスが自社に合うのか?」と迷っていませんか。本記事では、集金代行サービスの基本から、サービス選びで押さえておきたいポイント、おすすめの集金代行サービスまで解説します。
さらに、集金業務だけでなく、経理や人事などのバックオフィス業務もまとめて効率化できるオンラインアシスタント「タスカル」との連携活用術もご紹介します。この記事を読めば、集金業務の悩みから解放され、ビジネスをさらに加速させるヒントが見つかるはずです。
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集金代行とは?
集金代行とは、企業や個人事業主、団体などが、お客様や会員から定期的に発生する代金(商品代金、サービス利用料、会費など)の集金業務を、外部の専門業者が担うサービスのことです。「集金代行サービス」とも呼ばれます。
集金代行の基本的な仕組みは、以下のようになります。
- 契約:企業や個人事業主(以下、事業者)は、集金代行業者と契約を結びます。
- 請求情報登録:事業者は、集金代行業者のシステムに、顧客情報や請求金額などの情報を登録します。
- 集金:集金代行業者は、登録された情報に基づき、顧客から代金を回収します。
- 入金:集金代行業者は、回収した代金から手数料を差し引いた金額を、事業者の指定口座に入金します。
- 結果報告:集金代行業者は、集金結果(入金状況、未入金状況など)を事業者に報告します。
このように、集金代行サービスを利用することで、事業者は自ら集金業務を行う必要がなくなり、本業に集中できるようになります。また、未回収リスクの軽減や入金管理の効率化にもつながります。
集金代行の種類
集金代行には、主に以下の3つの種類があります。
- 口座振替:顧客の銀行口座から、自動的に代金を引き落とす方法です。毎月決まった金額を集金する場合(月謝、会費など)に適しています。
- クレジットカード決済:顧客のクレジットカードで代金を決済する方法です。オンラインでの決済や、継続課金サービス(サブスクリプション)などに適しています。
- コンビニ払い:顧客がコンビニエンスストアで代金を支払う方法です。現金での支払いを希望する顧客や、クレジットカードを持っていない顧客に対応できます。
これらのほかにも、Pay-easy(ペイジー)や、近年ではPayPayなどのバーコード決済に対応した集金代行サービスも増えてきています。
集金代行サービスはどんなときに便利?
集金代行サービスは、さまざまな業種やシーンで活用されており、集金業務の効率化や顧客満足度の向上に貢献しています。ここでは、具体的な利用シーンをいくつか紹介します。
習い事の月謝集金
ピアノ教室、英会話教室、学習塾、スポーツクラブなど、習い事の月謝集金は、集金代行サービス利用の代表的なシーンです。毎月決まった金額を、生徒や保護者から確実に集金する必要があるため、口座振替がよく利用されます。集金代行サービスを利用することで、先生方は集金業務の負担から解放され、指導に専念できるようになります。
会費徴収
PTA、自治会、同窓会、ファンクラブ、各種団体など、定期的な会費徴収にも集金代行サービスが便利です。会員数が多い場合や遠方に住んでいる会員がいる場合でも、集金代行サービスを利用すれば、効率的に会費を集めることができます。口座振替やコンビニ払いなど、会員の状況に合わせた支払い方法を選べるのもメリットです。
不動産賃貸の家賃集金
アパートやマンションなどの不動産賃貸業では、毎月の家賃集金に集金代行サービスが活用されています。入居者からの家賃支払いを自動化することで、滞納リスクを軽減し、安定した賃料収入を確保できます。また、入金確認や督促業務の負担も軽減され、物件管理に集中できるようになります。
サブスクリプションサービスの料金回収
動画配信サービス、音楽配信サービス、オンラインサロン、定期購入など、継続課金型のサービス(サブスクリプション)では、クレジットカード決済による集金代行が一般的です。毎月自動的に料金を回収できるため、安定した収益を確保できます。また、顧客にとっても、毎回支払いの手間が省けるため、利便性が向上します。
集金代行サービスの選び方
集金代行サービスを選ぶ際には、自社のビジネスモデルや顧客層、集金金額などに合わせて、最適なサービスを選ぶことが重要です。ここでは、比較検討の際に注目すべきポイントを具体的にご紹介します。
1.手数料体系
集金代行サービスの手数料体系は、サービスによって大きく異なります。主な手数料の種類としては、以下のようなものがあります。
- 初期費用:サービス導入時にかかる費用です。無料の場合もあれば、数万円程度かかる場合もあります。
- 月額基本料金:毎月固定でかかる費用です。集金件数に関わらず一定額を支払う場合や、集金件数に応じて変動する場合があります。
- 集金手数料:集金1件ごとにかかる費用です。定額の場合と、集金額の数%といった割合で決まる場合があります。
振込手数料:集金した代金を事業者の口座に振り込む際にかかる費用です。
これらの手数料を総合的に比較し、自社の集金件数や金額に合った料金プランを選びましょう。例えば、集金件数が少ない場合は、月額基本料金が安いサービス、集金額が大きい場合は、集金手数料が定額のサービスが有利になることがあります。
2. 対応決済方法
顧客が利用できる決済方法の種類も重要なポイントです。
- 口座振替:安定した集金が見込めるため、多くのサービスで利用されています。
- クレジットカード決済:オンライン決済や継続課金に必須です。主要な国際ブランド(VISA、Mastercard、JCBなど)に対応しているか確認しましょう。
- コンビニ払い:現金払いを希望する顧客や、クレジットカードを持っていない顧客に対応できます。主要なコンビニエンスストアに対応しているか確認しましょう。
その他:Pay-easy(ペイジー)、銀行振込、バーコード決済など、より多様な決済方法に対応しているサービスもあります。
自社の顧客層やビジネスモデルに合わせて、必要な決済方法に対応しているサービスを選びましょう。
3.セキュリティ対策
集金代行サービスは顧客の個人情報や決済情報を扱うため、セキュリティ対策が重要です。
- プライバシーマークやISMS認証の取得状況: 個人情報保護に関する第三者認証を取得しているか確認しましょう。
- SSL暗号化通:顧客の入力する情報が暗号化されて送信されるか確認しましょう。
- PCI DSS準拠: クレジットカード業界のセキュリティ基準であるPCI DSSに準拠しているか確認しましょう。
不正利用対策:不正利用を検知・防止する仕組みが導入されているか確認しましょう。
これらのセキュリティ対策が十分に施されているサービスを選び、安心して利用できる環境を整えましょう。
4.その他のポイント
上記以外にも、以下のようなポイントも比較検討の材料になります。
- 入金サイクル:集金した代金が、いつ事業者の口座に入金されるか(締め日から入金までの日数)
- 連携可能なシステム:会計ソフトや顧客管理システムなど、外部システムとの連携が可能か
- オプションサービス: 請求書発行、督促代行、入金消込など、オプションサービスが充実しているか
- 実績や評判:導入実績や利用者の口コミ・評判など
これらのポイントを総合的に比較検討し、自社に最適な集金代行サービスを選びましょう。複数のサービスを比較検討する際は、無料トライアルやデモを利用するのもおすすめです。
おすすめの集金代行サービス5選
本記事では、特におすすめの集金代行サービスを5つ紹介します。それぞれのサービスが、どのような企業におすすめなのかを簡潔にまとめました。
- タスカル…経理などのバックオフィス業務を幅広く外注したいスタートアップや中小企業、個人事業主向け
- アプラス…初期費用を抑えて集金代行を開始したい企業・個人事業主向け
- ZEUS(ゼウス)…多様な決済手段と24時間365日サポートが必要な企業向け
- 三井住友カード…多様な決済手段に対応したい企業や大企業との取引が多い企業向け
- PAYGENT(ペイジェント)…多様な決済ニーズがある企業や情報セキュリティ対策を重視する企業向け
タスカル
料金(税込) | 特徴 |
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タスカルは、株式会社Colorsが提供するオンラインアシスタントサービスです。集金代行業務に特化したサービスではありませんが、経理業務の一部として、請求書作成や振込関連業務のサポートを依頼できます。
タスカルの強みは、各クライアントのニーズに合わせて専属チームを編成し、経理、人事、総務、Webサイト運用など、バックオフィス業務全般を幅広くカバーできる点です。これにより、「社内に専門スタッフがいない」「コア業務に集中したいが、バックオフィス業務が負担になっている」といった課題を抱えるスタートアップ企業、中小企業、個人事業主の方を強力にサポートします。
集金代行サービスを専門に利用するほどではないものの請求関連業務の一部をアウトソーシングしたい、経理業務全体を効率化したい、といった場合にタスカルは有効な選択肢となります。業務量や事業の成長に合わせて、柔軟にプランを変更できるため、最初はスモールスタートで、必要な業務だけを依頼し、事業の拡大とともにサービスを拡張していくことも可能です。
アプラス
出典:アプラス
料金(税込) | 特徴 |
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アプラスは、新生銀行グループの株式会社アプラスが提供する集金代行サービスです。コンビニ収納代行、口座振替サービス、Pay-easy収納サービスの3つの主要な決済方法を提供しています。初期費用が0円であるため、導入のハードルが低いのが魅力です。業界40年超のノウハウと多彩なサービスが展開されており、安心して利用できます。
個人事業主から大企業まで、幅広い業種・規模の事業者が利用しており、特に、会費徴収、月謝集金、ECサイトの決済など、定期的な集金が必要なビジネスに適しています。
ZEUS(ゼウス)
出典:ZEUS
料金(税込) | 特徴 |
【クレジットカード決済】 ※ほかの決済方法については要問い合わせ |
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ゼウスは、SBIグループが提供する決済代行サービスです。クレジットカード決済、コンビニ決済、銀行決済(Pay-easy、ネットバンキング)など、多様な決済手段を提供しています。ECサイトでのオンライン決済はもちろん、実店舗での決済、BtoB取引など、さまざまなビジネスシーンに対応できるのが特徴です。
24時間365日のサポート体制が整っており、万が一のトラブル時にも安心して利用できます。特に、オンラインビジネスを展開している企業、多様な決済手段を提供したい企業、手厚いサポートを求める企業におすすめです。
三井住友カード(決済代行サービス)
料金(税込) | 特徴 |
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三井住友カードの決済代行サービスは、SMBCグループが提供する集金代行サービスです。口座振替、コンビニ収納代行、クレジットカード決済、Pay-easy決済などの多様な決済方法を提供しています。大手金融機関グループの信頼性と実績があり、安心して利用できるのが特徴です。
大企業から中小企業まで、幅広い企業規模に対応しており、特に、安定性を重視する企業や毎月定額の集金が発生するビジネス(家賃集金、会費徴収など)におすすめです。
PAYGENT(ペイジェント)
料金(税込) | 特徴 |
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PAYGENT(ペイジェント)は、株式会社ペイジェントが提供する決済代行サービスです。NTTデータと三菱UFJニコスの合弁会社で、信頼性があります。
クレジットカード決済、コンビニ決済、銀行決済、PayPayなど、幅広い決済手段に対応しているのが特徴です。EMV3-Dセキュア(3Dセキュア2.0)対応など、高度なセキュリティ対策が施されており、情報漏洩のリスクを最小限に抑えられます。さまざまな決済手段をまとめて導入したい企業、強固なセキュリティを求める企業に向いています。
もう集金で悩まない!賢く外注して業務を効率化させよう
集金業務は、企業や事業の規模に関わらず、煩雑で手間のかかる業務です。未回収リスクや入金管理の負担、顧客対応など、多くの課題を抱えている企業も少なくないでしょう。集金代行サービスは、これらの課題を解決し、業務効率化、コスト削減、顧客満足度向上に貢献する強力なツールです。
しかし、集金代行サービスを導入しただけで、すべての課題が解決するわけではありません。 請求書の発行や送付、入金確認、顧客からの問い合わせ対応など、集金業務に関連するさまざまな業務が残ります。
そこでおすすめしたいのが、オンラインアシスタントサービス「タスカル」です。
タスカルは、集金代行サービスと連携し、請求関連業務を含むバックオフィス業務全般をサポートします。請求書作成、振込関連業務、入金確認、顧客対応など、お客様のニーズに合わせて柔軟に対応します。