プライベートと仕事で使える「購入代行サービス」とは何なのか？おすすめサービスも紹介

近年、買い物代行サービスを提供する事業者が増加しています。背景には、新型コロナウイルス対策に伴う外出自粛があり、影響は深刻です。例えば、第一生命経済研究所の調査によると買い物代行サービスについて「感染拡大を機に利用するようになった」と回答したのは4.9%にのぼります。

もっとも、買い物代行ときくと、高齢者が利用するサービスという印象があるかもしれません。しかし、共働き家庭の増加に伴い、若い主婦やサラリーマンによる利用も着実に増えています。そして、買い物代行サービスを時短のツールとして活用できるのが経営者です。特に1人社長のように会社業務全般をこなさなければならない場合、買い物代行サービスの利用が時間の有効活用となるでしょう。

この記事では、買い物代行サービスを取り上げ、利用するメリットやサービス選定時のポイント、おすすめのサービスを紹介します。この記事を読めば、日々の業務に追われる経営者が、時短に活用できる買い物代行サービスを見つけられるはずです。

１、忙しい人こそ活用したい！「買い物代行サービス」とは？

買い物代行サービスとは、業者が依頼人に代わって、スーパーやデパート、コンビニへ食料品や日用品の買い物に行ってくれるサービスのことです。家事時間の効率化になると同時に、人混みを避けて食材や生活必需品を購入できます。近年増加しているサービスで、今後のマーケットの拡大が注目されます。

２、経営者が買い物代行サービスを利用するメリット　

【メリット①】時間短縮

スタッフが買い物を代行してくれるので、 依頼者にとっては家事時間の時短になります。一分一秒が貴重な経営者にとって、家事の時間を削って、会社業務をこなせば、時間の使い方として生産的といえます。

【メリット②】生活費の節約

買い物代行のスタッフはいずれも地域の店舗情報に詳しい人ばかりです。どのお店でどの商品を買えば最も安く購入できるのか熟知しています。このため、買い物代行を依頼すれば最も効率的な買い物を実現でき、生活費の節約につながります。

３、経営者が買い物代行サービスを利用するデメリット

【デメリット①】商品を自分の目で確かめられない

食料品は食材の鮮度が重要です。魚や野菜など自分の目で鮮度を確かめたいというニーズもあるでしょう。また、日用品も普段使いするため、特定の商品へのこだわりを持つ人も少なくないです。買い物代行サービスを利用すると、それらの確認も含めてスタッフに任せることになります。商品を直接、確認せずに購入しなければならないのはデメリットといえます。

【デメリット②】品物が実際に届けられるまで時間を要する

スタッフが代行して購入したり、商品や代金の受け渡しを行う手間があります。自分で購入した場合に比べて品物が手に入るまで時間がかかってしまうのも事実です。夕食の準備のための買い物であれば遅くとも昼には買い物代行を依頼しなければなりません。

４、買い物代行サービスを選ぶ際のポイント

【ポイント①】対応の迅速性

依頼に対して迅速に対応してもらえるかどうかは大きなポイントです。業者によっては、「依頼から最短1時間でサービス完了」など具体的な時間を示しているケースもあります。 どのくらいの時間で買い物が完了するのか、時間の目安はサービス選定の大きなポイントです。

【ポイント②】スタッフの質

買い物代行ではスタッフの質も重要です。 なぜなら実際にどの店舗で買い物し、 どの商品を買うかによって内容が違ってくるからです。このため、地元の買い物事情を熟知したスタッフが多く在籍するサービスを選ぶべきでしょう。これは経験が重要なので、地域に長く住むスタッフに依頼できるかどうかが、 そのままサービスの質に直結します。

【ポイント③】料金設定

料金設定が明確かどうかは重要です。出張料金はいくらか、買い物をどの程度すれば、どれだけの料金が発生するのか、依頼する前に必ず確認してください。また、業者によっては不当な追加料金を請求するケースもないわけではありません。追加料金が発生するかどうかも含めて確認するべきです。

【ポイント④】サポート体制

十分なサポート体制が整っているサービスを選びたいものです。例えば、サービス終了後に買い物内容に齟齬があった場合など、サポートデスクに連絡して対応する形になるでしょう。その場合、丁寧なカスタマーサポートがあれば、無用なトラブルに発展することもないでしょう。サポート体制として常時対応するサポートデスクがあるかどうか、依頼する時点でスタッフの対応は丁寧かどうかを確認してください。日常的な対応は、非常時の対応を反映します。

【ポイント⑤】対応可能なエリア

買い物代行サービスを利用するにあたっては、 対応可能なエリアを必ず確認してください。対応可能なエリアが限定されている場合も多く、 自分の居住地がその範囲内かどうかは必ず確認しましょう。

５、買い物代行サービスを利用する際の流れ

電話やメールでサービス利用の事前予約を行います。人気の業者は予約枠が埋まってしまうことがあるので、できれば数日前までに予約するのが無難です。
サービス利用日当日、買い物スタッフが自宅を訪問します。その際、買い物リストを交付してください。どの商品を買えばよいか、指定があればリストに付け加えましょう。支払いに要する代金は、事業者が一時的に立て替える場合もありますし、事前に渡す場合もあります。どちらの方式かは、利用する業者に確認する必要があります。
買い物を終えた後、 商品と代金の受け渡しとなりますが、直接手渡しするのが基本です。業者によっては置き配ができる場合もありますが、商品内容や過不足がないかなど確認する必要もあります。できれば手渡しでの交付がよいでしょう。

６、買い物代行サービスを利用する際の注意点

サービスの利用では、トラブルには注意しなければなりません。買い物代行サービスを利用する際のトラブルとしては、購入した商品に齟齬がでる場合が代表的です。例えば、依頼した商品と違ったものを購入してしまった、買った商品が不良品だった、依頼した商品が店舗になく購入できなかったなどです。

トラブルを防ぐためには、スタッフに購入内容を詳細に伝えることや、買い物代行を何度も利用して馴染みのスタッフを作れば、齟齬なく買い物を行ってもらえるでしょう。また、あくまでも「人」に代行を依頼するので、トラブルを100％回避するのは難しいかもしれません。万一のトラブルに備えてサポート体制の充実したサービスを利用するのもよいでしょう。

７、おすすめの買い物代行サービス５選

（１）Twidy(ツイディ）

Twidy(ツイディ)の特徴は最短1時間で買い物から配達まで完了する点です。 スタッフは地域の店舗事情に詳しく、コスパ良く買い物を代行してもらえます。買い物内容の伝達はメモで行います。メモに、ティッシュペーパーは箱買いしてくださいなど細かい指示もつけられます。また、買い物終了後、自宅前への置き配も可能です。

公式サイト

（２）PickGo

24時間、買い物代行を依頼できます。配送マッチング型のサービスです。UberEatsに近いシステムで、依頼主と対応可能な配送ドライバーをマッチングします。依頼した後には配送ドライバーが買い物を行い、商品を届けてくれます。夜間でも対応できるは、ビジネスマンにとっては利用価値が大きいポイントです。

公式サイト

（３）タスカジ

マッチングタイプのサービスです。買い物代行はもちろん家事全般を依頼できます。家事を依頼したい人と家事ができる人とをマッチングします。利用料金も１時間1,500円～となっており、利用しやすい価格設定です。

公式サイト

（４）CaSy

予約体制が柔軟で、年中無休で予約を受け付けています。サービス当日も3時間前まで予約できるのが特徴です。スタッフの採用基準が高く、サービスの質に期待できます。また、サービスの質が高いにも関わらず料金も割安で、コスパの良さは際立っています。
しかも、料理代行もオプションとして依頼できるので、買い物から料理まで全て依頼できます。

公式サイト

（５）キャットハンド

元々は人材派遣会社としてスタートした会社です。スタッフは専門の研修を受けており、質の高いサービスを提供します。また、サービス認証や保険制度も備えています。スタッフの質やサービスの安定性は安心につながります。「子育て応援プラン」や記念日向けの「猫の手ギフト」などのサービスもあり、お得に利用可能です。

公式サイト

８、まとめ

これまでは買い物代行サービスというと、高齢者が主な利用者層でした。しかし、近年は若い世代にも利用が広がっています。買い物代行サービスを利用すれば、人混みを避けて日常の買い物をすませることができます。感染症対策になると同時に、家事の効率化にもなります。このため、多忙な経営者にとっては利用価値が大きいです。
この記事では買い物代行サービスを取り上げて説明しました。サービスを選定するポイントや注意点を把握して、自分に合ったサービスを選んでください。おすすめのサービスはどれも定評のあるものです。買い物代行サービスを活用して、家事の時短を実現してください。