文章作成や契約書・規程の効率化を支援するAIツール「LAWGUE」や文章の訂正や体裁を整える作業を簡単かつスピーディに行える基本機能無料の「スグラク」を開発・展開しているFRAIM株式会社様。自社内でのAI活用を積極的に進める一方で、タスカルを約2年半にわたり導入いただいています。
AIのプロフェッショナルである同社が、なぜ外部のオンラインアシスタントを必要としたのか。
今回は、導入の経緯や具体的な依頼業務、導入後の変化について、マーケティング部の佐々木様に詳しく伺いました。
| 事業課題 | 細かな作業を気軽に頼めるリソースの不足 |
|---|---|
| 導入の決め手 | 単純作業やノンコア業務をプロフェッショナルに任せられる点 |
| タスカったポイント | 展示会後のリードデータ加工を任せるなど、年間約250時間分の業務削減 |
AIだけでは完結しない過渡期の業務。施策を止めないための外部リソース確保へ

まずは御社の事業内容について教えてください。

弊社は「文章作成を再発明する。」をミッションに掲げ、AIを活用したITサービスを展開している会社です。主に契約書や規程などの重要文書の作成・管理を効率化する「LAWGUE」という法務向けクラウドツールを提供しています。
また、Microsoft Wordのアドインとして使える基本機能無料の「スグラク」も2026年4月にリリースしました。文章の訂正や体裁を整える作業を簡単かつスピーディに行えるため、日常業務を楽にするツールとして活用いただいています。

現在の組織規模はどのくらいでしょうか?

従業員数は50〜60名ほどで、エンジニアと営業がほぼ半々、残りのメンバーがバックオフィスを担っています。

社内でもAIの活用は進んでいるのでしょうか?

弊社はAIを扱う会社ですので、社内でも積極的にAIを活用していく意識があります。日常業務の中でもさまざまなAIツールを導入し、効率化を図っています。
ただ、AIが進化しても、すべての業務を完全に任せられるわけではありません。最終的な確認や整合性のチェックは欠かせませんし、システム同士の連携が十分でない部分や、移行途中の業務では人の手作業が発生します。仕事の方向性を決めるのも、人間の役割だと思います。

AIを活用する中で、タスカルを導入したきっかけを教えてください。

弊社のバックオフィスは少数精鋭で、「営業事務」に特化した固定ポジションもありません。
私自身はマーケティング部に所属していますが、各施策や広報PRに関連する業務が無数に存在します。
それらの業務には自分で対応する必要はないものの、誰かが手を動かさなければ進まないものが多数ありました。そうした業務を気軽に頼めるリソースが社内になく、外部サポートの必要性を感じていました。
そこで弊社では2023年12月頃にタスカルさんを導入し、私自身は2024年3月頃から担当窓口として参加しています。
マーケティング施策に伴う定型業務を依頼。波のある業務量にも柔軟に対応するサポート体制

現在、タスカルに依頼している業務内容を教えてください。

マーケティング部や広報領域を中心に、その時々の施策に合わせて幅広く依頼しています。代表的な業務は、主力製品「LAWGUE」のLPに掲載するライブデモページのデモデータ構築、LP内の記事・プレスリリース入稿、広告に関する競合調査、マーケティング基礎リサーチなどです。

コンテンツ制作やデータ周りについてはいかがですか?

定期的に配信するメルマガの文面作成もお願いしています。また、マーケティング施策に伴って発生する各種データの整理サポートもお願いしています。たとえば、イベントやセミナー後に発生する定型業務のサポートなどをお願いしており、自社のルールなどを踏まえて対応いただいています。
さらに、営業企画部が管理するPowerPoint資料をGoogleスライドへ移行し、デザインを調整する作業もお願いしています。

依頼内容が多岐にわたる理由は何でしょうか?

マーケティングは、施策の移り変わりや進捗のスピードが速いのが特徴です。今月はこの施策を集中的に行い、来月からは別の施策に切り替える、といったことが頻繁に起こります。
メルマガも、予定テーマの配信が終わればいったんクローズになり、イベントやセミナーの実施月は関連する定型業務も増えます。
タスカルさんは施策が変わるたびに、必要な作業を柔軟にキャッチアップしてくれます。

稼働時間にも波があるのですね。

イベントが少ない月は5時間程度に収まる一方、展示会のある月は30時間近くまで増えることもあります。月間の最低チャージ時間が10時間からなので、業務量に波がある私たちにも合っていると感じています。

導入当初、活用にあたって迷ったことはありましたか?

最初は活用方法が分からない状態でした。当初は「外部に依頼するなら、要件定義を完全に固め、マニュアルを作ってからでなければいけない」と思い込んでいたため、依頼のハードルを自分で上げてしまっていたんです。

そこから、どのように活用が進んだのでしょうか?

文字起こしからWeb掲載用の記事作成までをお任せする流れに変えたことで、稼働が一気に本格化しました。

特に助かったと感じられている業務を教えてください。

最も負荷が大きく、助けられているのは、イベントやセミナー後に発生する定型業務のサポートです。細かな作業が必要になる分、とても労力がかかっていました。

その作業を社内で対応すると、どのくらい負担になるのでしょうか?

これを自分で対応すると、それだけで2、3時間も取られてしまいます。
イベント後はフォロー施策の設計や営業連携など、優先して考えるべきことが多いため、サポートいただけるのは非常にありがたいです。
年間250時間を削減し、コア業務へ集中できる体制を構築

新しく業務を依頼する際の判断基準を教えてください。

判断基準はとてもシンプルで、「自分たちで対応すると手間がかかる業務かどうか」です。もちろん、一般的なリサーチや入稿作業であれば、今はかなりフランクに相談しています。自分で対応した方が早い突発的な作業は自分で対応します。

手間の基準について、もう少し詳しく教えていただけますか?

「これは時間が取られそうだな」「AIに任せようとしても、プロンプトの調整や手直しにかえって時間がかかりそうだな」と感じるものは、タスカルさんにお願いする候補になります。
活用する中で、タスカルさんは日常の細かな困りごとを柔軟に支えてくれる実務のパートナーなのだと分かりました。そこからは「こんな作業があるのですが、できますか?」と、いったん相談するスタンスに変わりましたね。

導入後、どのような効果を感じていますか?

一番大きいのは、実務の受け皿が常にあるという安心感です。私はマーケティングだけでなく広報も兼任しているため、常に人手が足りない、手が回らないというプレッシャーがあります。
その中で、方針だけ決めて実作業はタスカルさんに振れると思えることは、精神的にも大きな支えです。

業務時間という観点ではいかがでしょうか?

直近の年間契約のデータでは、1年間で約250時間分の業務をタスカルさんに依頼していました。ノンコア業務を外部に切り出せたことで、社員はよりクリエイティブな企画や施策の検証、事業をスケールさせるためのコア業務に集中できています。

今後、タスカルをどのように活用していきたいですか?

私たちは今後も、AIを活用して社内業務を効率化し、新しいプロダクトやサービスを市場に届けていく予定です。
一方で、事業が成長すれば、AIではカバーしきれない隙間の実務や人間の手で確認すべき業務も増えていきます。そうした業務を社内メンバーが抱え込むのではなく、タスカルさんのような外部パートナーに切り出す仕組みを、さらに強くしていきたいです。

AIと人間の役割分担が鍵になりそうですね。

メルマガのライティングでも大まかな方向性やプロットはAIで出せますが、読者に届く言葉選びや人間味のある表現は、経験のあるライターさんの力が必要です。AIと人間の得意分野をうまく住み分けることで、事業成長を加速させていきたいと考えています。

―AIとタスカルのような外部パートナーを掛け合わせる仕組みについて、さらに横展開してくことも検討されているのでしょうか?

社内でのタスカルさんの認知度も高まっています。営業サイドで活用するケーススタディを作成した際にも、「タスカルさんに実務を回してもらって作ったものです」と共有しました。
現在は営業企画部でも、営業資料の管理やブラッシュアップに加えて、別業務も切り出したいという話が出ています。今後も社内のさまざまな部署で力を借りながら組織全体の生産性を高めていきたいです。

本日は貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。今後もタスカルのサービス改善に努めてまいります!


