データサイエンス、非財務データを軸にプロダクト開発、コンサルティングサービスを展開しているサステナブル・ラボ株式会社様。
データ分析を通して、企業の社会的・環境的な取り組みを支援しています。
今回は、コーポレート部門で広報・採用・バックオフィス等を担当する高木様に、タスカル導入のきっかけ、依頼業務、活用のコツなどを詳しくお伺いしました。
事業課題 | 企業の成長に伴って業務量が増加し、クリエイティブ業務に専念しづらい状況だった |
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導入の決め手 | あらゆる分野において経験豊富なスタッフがおり、臨機応変な対応が期待できる |
タスカったポイント | タスカルの知見を取り入れることで、運用体制が確立できた |
クリエイティブな業務に専念するため、定型業務を外注することに
事業内容を教えてください。
弊社は、主にESG・非財務データに関するプロダクト開発や、非財務・財務分析支援等、BtoB事業を展開している企業です。
非財務データとは、例えば企業のCO2排出量、女性管理職の人数や比率、社外取締役の人数などの、いわゆる財務データ以外のデータのことです。非財務データはESGデータとも呼ばれ、企業経営に欠かせない要素となっています。昨今はESG経営を実施する企業が多くなっていますが、ESG経営には定性的な側面が多く、企業戦略やKPIに落とし込みにくいことから、当社がデータ分析等によって定量的に明らかにすることで、今後の企業価値向上につなげる支援を行っています。
売上データなどではなく、非財務データを分析して企業の支援をしているのですか?
基本的には非財務データに関する業務を担っていますが、分析の過程で財務や売上への相関性を計ることもあります。資本主義社会においては、企業価値は売上をはじめとした財務面が重要視されてきました。しかし現在では、経済活動を行いながら、ダイバーシティや環境問題などへの社会・環境貢献も同時に果たす企業が「強くて優しい企業」ですよね。
ESG経営を行う企業が増加しているなか、そういった時代の流れに合わせ、自社の社会・環境貢献活動がどれだけ企業価値に寄与しているかをデータで明らかにしたい企業は多くなっています。当社はそういった企業のサステナビリティ経営を支援しています。
業務を外注をしようと思ったきっかけを教えてください。
タスカルさんを利用し始めたのが2021年12月で、当時は従業員数がまだ10名ほどの規模でした。企業が成長するにつれて、私が所属するコーポレート部門の業務量が増加したため、業務の外注を考えるようになりました。
当時のコーポレート部門では、広報や人事、採用、労務、総務、経理などの業務を社員2名で担っていました。定型業務とクリエイティブ業務を同時にこなすことが難しい状況だったので、社員がクリエイティブな業務に専念できるよう、定型業務を外注したいと考えていました。そこで出会ったのがタスカルさんです。
新たに人材を採用することは考えましたか?
あまり考えていませんでした。というのも、業務量が増えたと言っても毎日たくさんの業務が定期的にあるわけではなく、時期によって業務量の差が大きいという状況だったためです。そのため、専任を採用するよりもスポットでお願いする方が効率的でした。
また、仕事の幅が広く社員はマルチタスクにあらゆる業務を行っているので、そのようななんでもできる人材を雇うとなると採用コストがかかります。
タスカルさんはさまざまな専門性を有する人材を多く抱えているので、幅広い業務に臨機応変に対応できるだろうという期待がありました。
タスカル以外のオンラインアシスタントは検討されましたか?
検討しませんでした。ちょうど悩んでいたときにお声掛けくださり試してみたところ、思いがけずとても良かったので、このまま継続しています。料金体系が分かりやすいのもポイントでした。
タスカルと共に土台から作成し、徐々に運用を内製化
現在依頼している業務は何ですか?
勤怠確認と採用管理、名刺作成、SNSデータ回収業務です。以前は社員の立替経費確認などの経理事務も依頼していましたが、そのときに作成いただいたマニュアルを社内で引き継ぐことで内製化できました。
依頼内容について具体的に教えていただけますか。
採用については、候補者と弊社の採用担当者の間に立つ仕事をお任せしています。面接スケジュールの調整から候補者からの質問対応など、書類審査から最終面接の直前まで間に入って、スムーズに選考が進むよう進行のお手伝いをしていただいています。
型が決まっているので誰が行っても対応できるようにしているのですが、この型や自動化の仕組みの構築はタスカルさんと一緒に行いました。
今の運用は元からあったものではなく、タスカルと一緒に構築していった運用方法なんですね。
はい。どの業務も定性的な部分をなくして定量化することで、どなたが採用事務に入っても回せるような仕組みをタスカルさんと一緒に作り上げてきました。
他の業務はいかがでしょうか?
勤怠確認は、毎月末に労務管理システムで確認・入力していただいています。
名刺作成は、タスカルさんと弊社のSlackチャンネル内で、名刺発注したい従業員がそれぞれタスカルさんに依頼するという流れで作成していただいています。
SNSは、毎月末にスプレッドシートにフォロワー数、いいね数などのコンバージョンデータを入力していただいています。まとめていただいたデータを元に私の方で分析をしています。
以前依頼していて、今は内製化した業務について詳しく教えていただけますか。
いくつかありまして、先ほど申し上げた経理事務のほか採用データの分析もお願いしていました。弊社が登録している採用システムから、応募者数・スカウト数の中で二次面接まで進んだ人の数を抜き出し、通過率が少なすぎる場合は募集要項や一次選考に原因があるのではないかなど分析していただいていました。そのおかげで社内でも知見が蓄積され、内製化することができました。
そのように活用することで、効率化が進んだのですね。
弊社の中で経験や知見が少ない仕事は、まずタスカルさんに依頼して土台を作っていただきます。それを学びながら弊社で動かしていくことで、業務がどんどん効率化されていくので助かっています。
はじめは弊社でもマニュアルを作っていましたが、マニュアルを作るのも時間がかかりますよね。仕事が1から10まであるとしたら、導入当初はタスカルさんへお願いするときは10まで言わなければならないと思っていました。でも1~2くらいで依頼しても対応いただけることが何回かあったので、そこからは依頼があまり固まっていなくても、ミーティングやテキストのやり取りを通して固めていくことが増えました。
曖昧さを排除した的確なコミュニケーションと、痒い所に手が届く柔軟な対応が魅力
タスカルとのコミュニケーションについてはいかがですか?
タスカルの皆さんは絶対に不明瞭な聞き方をしないんですよね。例えば「これはAにしますか?Bにしますか?」のように、曖昧な部分を「どうしますか?」と問いかけてくださり、その後必ず形にしてくださるのでとても良いなと感じており、信頼しています。
またタスカルのスタッフさんは、子育て中の方が多いですよね。個人的に子育てをされている方の働き方がとても好きなんです。家事や育児で時間が限られているため、一番効率の良い働き方をしてくださっているのは一緒に仕事をしていてわかりますし、とても信頼しています。
その他、一日中お子さんと向き合い続けるのは大変なので息抜きで仕事をする、社会とつながっていたくて仕事をするという方もいらっしゃるので、弊社がタスカルさんに仕事をお願いすることによって間接的に社会貢献ができているとも感じ嬉しく思います。
きっとそういった理念があって事業をされているんだろうな、と自然と伝わってくるので、一緒に協力し合いながら世の中を作っていると感じています。
社員の働き方に関して、タスカルを導入してからどう変化しましたか?
採用事務に関しては、よりクリエイティブな業務に時間を割けるようになりました。例えばデータ分析をした後に募集要項を変更する、ペルソナを見直すというような、重要度の高い仕事に注力できるようになりました。
今後、タスカルに対するご要望などはございますか?
とても仕事がしやすいので満足していますが、強いて言うのであれば私たちの気付かない潜在的な課題を見つけていただけると、とても嬉しいですね。一緒に仕事をしていくうちに「この部分もお手伝いできるのでは?」といった提案がタスカルさん側からあれば、より活用の幅が広がると思います。
貴重なご意見ありがとうございます!どのような企業様や事業者様にタスカルをお勧めしたいですか?
デジタル化できていない企業さんにこそ使っていただきたいです。タスカルさんと仕事をするにはリモートであらゆる部分をデジタル化しておかなければならないので、お願いすることによって、自然とデジタル化が進むと思います。
御社にとってタスカルとはどのような存在でしょうか?
まさに言葉通り「助かる」存在!痒い所に手が届く存在ですね。
いつもありがとうございます。
本日は貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。今後もタスカルのサービス改善に努めて参ります!