工具専門のリユースショップを運営されている株式会社アクト様。
タスカルでは受注通知メールのチェックやLINEによる会員様へのアナウンス、売り上げ管理など、幅広くサポートしております。
今回は管理本部 DX推進課の吉田様に、タスカルを導入した背景や導入による変化、活用ポイントなどを伺いました。
事業課題 | 店舗スタッフの事務負担が増大していた |
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導入の決め手 | 柔軟な依頼の仕方や時間の繰り越しができること |
タスカったポイント | 定例業務を外注してコア業務に割ける時間が増えた |

店舗業務を本社で巻き取るために導入を検討

事業内容や御社のご紹介をお願いします。

弊社は工具専門のリユースショップを運営している企業で、「アクトツール」という屋号で店舗を運営しております。関東、埼玉県を中心に、フランチャイズ加盟店も含めて現在22店舗を展開しています。中古の工具の買取と販売をおこなっており、店頭販売だけでなく自社オンラインショップやヤフオク、メルカリ、ラクマでも販売をしております。

社員数はどのぐらいですか?

現在150人ぐらいです。そのうち、パート・アルバイトは70人弱です。

タスカルにご依頼いただく前、御社にはどのような課題がありましたか?

本社勤務の人数が増えはじめ、もともと6〜7名ぐらいだったところから、現在は10名程になりました。そのあたりから本社でカバーできる業務範囲が広がり、これまでは店舗スタッフに任せていた細かな事務作業を、本社で巻き取っていこうという動きが出てきました。
ただ本社でもリソースが限られているので、細かな事務作業を外注できる仕組みがないか検討していました。
そこで、タスカルさんを導入している他の企業の方が「こういうサービスがあるよ」とご紹介くださいました。実際に問い合わせをして「これはよい」と思い、導入に至ったというのが経緯です。

それまで、オンラインアシスタントというサービスは検討されていたのでしょうか?

もともと探していたわけではありません。まずタスカルというサービスを知った上で、他の似たようなサービスをいろいろと見させていただきました。
柔軟な依頼の仕方や単価、時間の繰り越しといった契約プランの内容など、メリットとデメリットを比較検討した上で、タスカルさんに決定しました。

ありがとうございます。それではタスカルに決めていただいたあと、どのように業務の棚卸をされたのでしょうか?

まず、先ほど申し上げた各店舗で行っていた細かな事務作業など、誰がやっても同じ結果になる作業をピックアップしていきました。具体的には、メールチェックなどです。
弊社は直営店が14店舗あり、各店舗で毎日3回から4回程度メールチェックをしなければなりません。これが14店舗で発生しているとなると、相当なコストがかかっているなと思いました。
あとは銀行の入金確認など、誰がチェックしてもよい業務を洗い出し、そこから外注できるもの、RPAなどのシステムで自動化しにくい作業を振り分けしていきました。

事前に整理をしていただいた上で、打ち合わせに臨まれたのですね。

そうですね。やってもらいたいことを決めた上で、タスカルさんと打ち合わせをしました。
定例業務を外注することで、コアな業務に使える時間が多くなった

どのような業務をタスカルへご依頼いただいているのでしょうか?

ひとつは、オンラインショップで売れた商品などの受注通知メールのチェックです。チェックした内容を、チャットワークで各店舗のスタッフへ情報共有してもらっています。あとは、お客様からGoogleマップにいただいた口コミへの返信漏れがないかを、月2回ぐらいチェックしてもらい、漏れがあった場合は該当の店舗に連絡してもらっています。
その他にも、LINE連携をしている会員様への誕生月クーポン送付、ポイントの失効日が近づいた会員様へのLINEでアナウンス、売上管理ツール「ReCORE」のデータをスプレッドシートにまとめる作業などもタスカルさんに依頼してます。

タスカルに依頼して、特に「手が空いた」と思われる業務はどれになりますか?

メールチェックです。タスカルさんの長期休暇や弊社と営業日が合わなかったときに、数日程度お願いできなかったことがあったのですが、店舗の方から「いざ作業が戻ってくると意外と面倒くさい」という声が上がりました。現場の手間が軽減されていると実感できましたね。

メールチェックを自社で回していたときは、チェックミスや問い合わせの遅れなど発生していたのでしょうか?

そうですね。お客様への連絡漏れや気づかなかったケースもありましたが、タスカルさんにお願いすることでかなり軽減されました。

売り上げ管理はタスカルの中でもご依頼の多い業務なのですが、御社ではどのような流れで週次・月次のルーティンをおこなっているのでしょうか?

ReCOREというPOSレジのシステムからデータをダウンロードし、それをスプレッドシートに入力する業務です。手順を細かく確認し、あらかじめ手順書を作るという流れでやっています。
ですからタスカルさんへ業務を依頼したときも、大まかな手順書をあらかじめ用意していました。

タスカル導入後、変化があったことがあれば教えてください。

まず定例業務を外注することで、部署としてのコアな業務に使える時間がかなり多くなりました。
例えば、会社として推進したい取り組みや施策を構築する業務や、営業データのフィードバックのレスポンス向上などが挙げられます。
あとは、細かな作業を担当しているスタッフがいれば、「それはタスカルにお願いしたほうが良いよ」と声をかけるなど、スタッフの手を空ける動きもできるようになり非常に有効だったなと思っています。

コスト削減につながったと感じられる部分があれば、お伺いできますでしょうか?

定例業務に関しては先ほど申し上げた通り、コア業務に割ける時間が多くなりました。
単発でご依頼した業務もいくつかあるのですが、特に商品マスターデータの構築が大きかったです。弊社で取り扱っている商品のJANコード、仕様の情報、商品カテゴリーといった情報を8,000件ぐらい入力する業務がありました。
工数としては685時間程度で見積もりしていたのですが、これを社内担当者のみで対応すると1年はかかっていたと思います。
外注すると費用はかかりますが、時間を短縮するという意味ではとても効果的なので、タスカルさんにお願いをしました。一緒に手順を詰めていきながら「この手順だとこれぐらいの時間でできそうですね」と調整を進め、最終的には1か月半程で完了して、とても助かりました。
リユース企業には、お店の業績向上や会社全体の取り組みを加速させるためにタスカルを使ってほしい

タスカルをスムーズに活用するポイントや外注するポイントなどがあればお伺いできますでしょうか?

依頼をする前に社内で手順書を整えておくと、着手までスムーズだと思います。明確に手順が思いつかないというときは、手順書なしで「こういうことがやりたいのですが、一回打ち合わせさせてください」と、オンラインでつないで話しながら手順を詰めていくことも可能です。
外注するポイントとしては、「誰がやっても大体同じ結果が出るという業務」を選ぶことです。このような業務は自分たちでおこなう必要がないので、タスカルさんにお願いする方が効率的です。
最近では、パワーポイントなどで作ったプレゼン資料や営業資料を、ビジュアル的に分かりやすく作り直す作業も依頼しています。タスカルさんにはデザイナーさんもいらっしゃるので、そのような活用もしています。

今後、タスカルをどのように活用していきたいですか?

まだまだ細かな業務を自分たちで抱えているので、手順を詰めてさらに外注化を進めたいと思っています。
少し大きめの業務や、集中的に対応しなければならない業務があるときも、お力添えいただきたいです。
あとはデザインですね。営業担当者が自分で営業資料を作るのは時間的にも効果的ではないので、アジェンダだけを作ってタスカルさんにスライド化してもらう、という活用方法も考えています。

どのような事業者にタスカルを勧めたいですか?

弊社はリユース企業なので、同じリユースの企業にはぜひ使っていただきたいと思っています。弊社で発生しているような業務は、他のリユース企業などでもきっと発生しているはずです。自分たちがやらなくても同じ結果が得られるのであれば、どんどん外注して自分のお店の業績向上や会社全体の取り組みを加速させるために使ってほしいです。

本日は貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。今後もタスカルのサービス改善に努めて参ります!