BIツールとは「ビジネスインテリジェンスツール(Business Intelligence Tool)」の略称で、自社で保持するさまざまなデータを集約し、グラフや表などに可視化して分析するためのツールです。
今回はBIツールの無料版と有料版の違いや、無料のBIツールを選ぶときのポイント、無料で使えるおすすめのBIツールを紹介します。BIツールの導入を検討する際に、お役立てください。
\オンラインアシスタントをコスパで選ぶなら、月額2.5万円〜/10時間の「タスカル」🤗/
オンラインアシスタントサービス「タスカル」は、事務作業、経理、Web・SNS更新などを丸投げOK!初期費用なし&低コストの月額で始められるので、一人社長やフリーランスに選ばれています。
無料のBIツールと有料のBIツールの違い
BIツールのなかには、無料で提供しているツールと、有料プランに加入して利用するツールがあります。無料と有料のツールの違いは、以下のとおりです。
- 利用できる機能の制限
- ダッシュボードのカスタマイズ
- 利用できるデータ容量
- 利用可能なアカウント数
- サポート体制
無料プランでは、データマイニングやプラニングなどの高度な分析機能が利用できず、最低限の分析やレポーティング機能のみ利用できることが多いでしょう。
リアルタイムデータやグラフなどを表示する、ダッシュボードのカスタマイズもできないのが一般的です。
BIツールは各種のデータを取り扱うため、ある程度のデータ容量が必要となりますが、無料ツールでは利用できるデータ容量も少なく、登録できるアカウント数も限られます。技術的なサポートを受けることは難しいでしょう。
また無料のBIツールでは、機能面やカスタマイズ性に欠けるため、初めてBIツールを利用する場合や、ダッシュボードなどの操作性を確かめるために無料版を利用するのが良いでしょう。中長期的に利用していくときは、プランへの移行など有料ツールの導入を前提に考えておきましょう。
無料のBIツールを選ぶときのポイント
無料のBIツールを導入するときは、以下のポイントをチェックしておきましょう。
- データソースにアクセスできるか
- 必要な分析機能が揃っているか
- データ容量とユーザー数が足りるか
- 操作しやすいUIか
MAやCRMなど自社で利用しているシステムのデータソースにアクセスして、自動でデータを取得できるものを選ぶと、データ分析の作業を効率化できます。
無料のBIツールでは機能が限られるため、分析に必要な機能を利用できるかを確認しておきましょう。
データ容量や利用できるユーザー数も制限されるので、利用したい容量と人数を事前に把握し、適したツールを選ぶことが重要です。また、分析作業が属人化しないように操作性の高いBIツールを選ぶと良いでしょう。
有料ツールへの移行を検討している場合は、有料プランとの機能の違いも確認しておくと安心です。
無料で使えるおすすめのBIツール5選
無料で利用できる、おすすめのBIツールを5つ紹介します。
Looker Studio(旧Google Data Studio)
引用元:Looker Studio: ビジネス分析情報の可視化 | Google Cloud
Looker Studioは、Googleが提供するBIツールです。無料プランでは、BigQuery、MySQLなどのデータベースへの接続が可能で、レポーティング機能を利用できます。レポートの共有や共同編集も利用可能です。
GoogleスプレッドシートやGoogleアナリティクス、Google 広告などのデータを活用したい方におすすめのツールです。
Power BI Desktop
引用元:Power BI Desktop
Power BI Desktopは、Microsoftが提供するBIツールです。無料プランでは、グラフなどのデータの可視化や、簡易レポートの作成が可能です。
データの共有や、AIを使った高度な分析などは、無料プランでは利用できません。あくまで有料プラン導入の検討前に、操作性を確認するために利用するのが良いでしょう。
Metabase
引用元:Metabase
Metabaseは、オープンソースのBIツールです。ツールをダウンロードすることで利用できます。他社のBIツールと比較して、無料プランで利用できる機能が多いのが特長です。
データソースへの接続やダッシュボードの機能制限も少なく、さまざまな機能を利用できます。有料プランとの大きな違いは、埋め込み型の分析機能は利用できない点です。
海外のBIツールのため、日本語でのサポートを受けられない可能性が高い点にはご注意ください。
Zoho Analytics
引用元:Zoho Analytics
Zoho Analyticsは、CRMツールなどを提供するZohoのBIツールです。クラウド版とオンプレミス版があり、オンプレミス版であれば無料で利用できます。
利用できるユーザーは1名のみですが、データソースの接続数も多く、予測分析やシナリオ分析などの高度な分析機能も使用可能です。BIツールを一度試してみたい方におすすめのツールです。
Grafana
引用元:Grafana
Grafanaは、オープンソースのBIツールです。リアルタイムのデータを可視化できるのが特長で、ダッシュボードの共有や、アラート設定で異常の検知が可能です。
ただし日本語に対応していないため、ダッシュボード作成など使いこなせるようになるまで、時間が掛かる恐れがあります。
自社の使用目的にあわせてBIツールを選ぼう
BIツールは、自社に保持しているデータの活用や、データドリブンに欠かせないツールです。データを集約して、可視化することで分析がしやすくなり、経営戦略やマーケティングなど幅広く活用できます。
無料で利用できるツールもありますが、機能やデータ容量が制限されているため、有料ツールの導入を前提に利用すると良いでしょう。接続したいデータベースや必要な機能などにあわせて、自社に最適なBIツールを選ぶことが重要です。
データ管理や分析などの業務を効率化したときは、BIツールとあわせてオンラインアシスタントサービスを利用するのもひとつです。
オンラインアシスタントサービスの「タスカル」では、月額2.5万円から業務を依頼できます。データ管理や分析業務の人手が足りない場合や、作業の効率化を図る際には、BIツールの導入とあわせて、オンラインアシスタントサービスもご検討ください。