FacebookやX、InstagramなどのSNSを運用する際には、投稿や広告に用いるバナーを制作する必要になってきます。バナーのデザインやコピーライティングのクリエイティブがCTR(クリック率)に大きく関わるだけに、成果につながるクオリティの高いバナーを低コストで制作したいものです。
SNS用のバナーは、大量の素材やテンプレートを利用できるツールを使うことで自作することも可能です。あるいは外注することで、より効果的な場合もあります。
今回はSNSの投稿・広告で用いるバナー制作の手段や、自作する場合のツール、外注先の種類を解説します。タスカルが行うデザイン業務代行の詳細は、以下の記事をご覧ください。

SNSバナー制作で押さえておきたい基本事項
SNSに投稿する画像や広告用バナーは、媒体ごとに画像のサイズやファイル形式、広告の入稿条件などが定められているため、制作前に確認することが大切です。
ここでは、SNSバナーを制作する前に確認しておきたい基本事項を紹介します。
SNSごとの画像サイズ・広告仕様
SNSによって、推奨される画像サイズやアスペクト比、対応ファイル形式などの仕様は異なります。さらに、広告フォーマットや配信面によっても条件が変わる場合があります。
例えばXの公式広告仕様では、画像広告にPNG・JPEGなどが推奨され、ファイルサイズやアスペクト比などの条件が定められています。また、TikTokのカルーセル広告でも、横型・正方形・縦型など複数の画像フォーマットが用意されています。
仕様は更新されることがあるため、制作時点の情報を確認することが重要です。そのため、「以前作ったサイズをそのまま使う」のではなく、バナーを制作・入稿するたびに各SNSの公式情報を確認することをおすすめします。
| SNS | 最新情報の確認先 |
| Instagram・Facebook | Meta Business ヘルプセンター |
| X | X Business 広告クリエイティブ仕様 |
| YouTube | YouTube ヘルプ |
| LINE | LINEヤフー for Business |
| TikTok | TikTok for Business |
| LinkedIn Marketing Solutions |
例えばLINEヤフーでは、広告画像の最小ピクセルサイズが変更されるなど、入稿仕様が更新されています。
制作時には、以下の項目を確認しておくと安心です。
- 推奨画像サイズ・アスペクト比
- 対応しているファイル形式
- ファイル容量の上限
- テキスト量や広告ポリシー
- 配信面ごとの表示仕様
- 入稿可能な画像・動画フォーマット
なお、YouTubeは動画を中心としたプラットフォームのため、バナーとして使用する画像なのか、動画広告・サムネイルなのかによって確認すべき仕様が異なります。
バナー制作時に意識したい3つのポイント
バナー制作では、正しいサイズで作るだけでなく、SNS上でユーザーの目に留まり、内容を理解してもらえるデザインにすることも重要です。特に中小企業がバナーを制作する場合は、次の3つを意識しましょう。
(1)スマートフォン表示を前提にする
SNSはスマートフォンから閲覧されるケースが多いため、小さな画面でも内容が伝わるデザインを意識しましょう。
文字を詰め込みすぎると、スマートフォンでは読みにくくなります。「何の商品・サービスなのか」「どんなメリットがあるのか」「ユーザーに何をしてほしいのか」など、伝えたい情報を絞ることが大切です。
例えばキャンペーン用のバナーなら、商品名やキャンペーン内容、期間、CTA(行動喚起)など、ユーザーが知るべき情報を優先して配置します。
(2)重要な情報は中央に配置する
SNSによっては、投稿画面や広告の表示方法によって画像の一部が見切れたり、別の要素が重なったりすることがあります。
そのため、商品名やキャンペーン情報、価格などの重要な情報を画像の端に寄せすぎないようにしましょう。
特に複数のSNSや広告フォーマットで同じ素材を使用する場合は、どの表示形式でも重要な情報が確認できる「安全な領域」を意識してデザインすると安心です。
(3)複数サイズへの展開を考える
SNSでは、通常のフィード投稿だけでなく、ストーリーズや広告など、複数のフォーマットでバナーを使用することがあります。
最初から1種類のサイズだけを前提にデザインすると、別のサイズへ展開するときにレイアウトを大幅に作り直さなければならない場合があります。そのため、制作時には「このデザインを別サイズに展開できるか」まで考えておきましょう。
例えば、背景画像・商品画像・見出し・説明文・CTAなどの要素を編集しやすい状態で作っておけば、サイズ違いのバナーを制作するときにも作業しやすくなります。
一つのバナーを完成させることだけでなく、今後の投稿や広告展開まで見据えて制作することが、効率化のポイントです。
SNSバナー制作に使える便利ツール
Web関連の画像を制作する場合、従来はPhotoshopやIllustratorなどの専門性の高いグラフィックデザインソフトを用いて制作することが一般的でした。しかし最近では、多数の素材やテンプレートが用意された、使いやすさに優れたオンラインデザインツールが多数開発されています。
今回はその中から、Adobe ExpressとCanvaについてご紹介します。
Adobe Express

出典:https://www.adobe.com/jp/express/
Adobe ExpressはAdobe社が提供するオンラインデザインツールです。Adobe社にはPhotoshopやIllustratorなどのデザインツールをオンラインで利用できるAdobe Creative Cloudというサブスクリプションサービスがありますが、Adobe Expressはその中でもデザイン初心者に向けたラインナップにあたります。
「Instagramのストーリー」「Instagram投稿」「Facebook投稿」「YouTubeサムネイル」などのテンプレートが用意され、その数は10万点にのぼります。これらのテンプレートを利用することでデザインの知識がなくても手軽にサムネイルやバナーを制作することができます。
デザイナー向けのツールのような色調整やレタッチなどの高度な機能はありませんが、使い方を習得するために時間をかけることなく、直感的な操作でSNSの投稿素材を制作することが可能です。
ブラウザ版とアプリ版があり、PCからもスマートフォンからも利用できます。Adobe Stockとの連携やAdobe Fontsを利用できること、チーム共有の機能がある点などがメリットといえるでしょう。
Adobe Expressには無料プランとプレミアムプランの2種類の料金プランがあります。
Adobe Expressの料金プラン
|
無料プラン |
プレミアムプラン:月額1,078円 |
など |
など |
Canva

出典:https://www.canva.com/ja_jp/
Canvaは世界で月間1億人以上のユーザーに使われている、オーストラリア発のオンラインデザインツールです。
スライドを作成するような操作感でグラフィックを編集することが可能であり、幅広いユーザーが気軽にデザイン制作に取り組めるインターフェースを備えています。また、オーディオ素材も扱えることが特徴です。
100種類以上におよぶロゴ・チラシ・バナー・ポスターなどのデザインタイプや、25万点を超えるInstagramやX(旧Twitter)をはじめとするSNSの投稿デザインのテンプレートが無料で利用できます。
100万点を超える素材を商用利用できるのがCanvaのメリットですが、無加工の状態での販売・配布・クレジット取得、Canvaで制作したデザインの商標登録は禁止されていることに注意が必要です。Canvaは以下3種類の料金プランがあります。
Canva Free:無料
- 利用可能なテンプレートは25万点以上
- 利用可能なデザインタイプは100種類以上
- 利用可能な写真・画像素材は100万点以上
- デザインと作業の連携機能
- デザインを印刷して配送可
- 5GBのストレージを利用可
Canva Pro:12,000円/年
- 利用可能な写真・動画・オーディオ・グラフィック素材は1億点以上
- 100種類のブランドキットでビジュアルアイデンティを構築可
- 画像・動画の背景をワンクリックで削除可
- 映像とサウンドトラックを自動的に同期
- 8種類のSNSにスケジュール投稿可能
- 1TBのストレージを利用可
- 24時間受付のカスタマーサポート
Canva for Teams:18,000円/年(最初の5人)
- 利用可能な写真・動画・オーディオ・グラフィック素材は1億点以上
- ブランドハブでリソースとガイドラインを一元管理
- 画像・動画の背景をワンクリックで削除可
- 映像とサウンドトラックを自動的に同期
- デザイン承認ワークフローでチームの一貫性を管理
- コメント、タスクの割当などのコラボレーション機能
- レポート及び分析機能
- 1TBのストレージを利用可
- 24時間受付のカスタマーサポート
SNSバナー制作代行サービス3種
広告用バナーの制作には、デザインや見た目だけではなくCTA(コールトゥアクション)に結びつけるためのノウハウが必要です。
ツールを使ってバナーを自作するのも可能ではありますが、バナー制作のノウハウを持つ外注先に依頼するほうが成果につながる可能性が高まります。
SNSバナーを制作する場合の外注先は以下のような候補が挙げられます。
タスカル

バナー制作をクラウドソーシングやスキルマーケットで個人に依頼する場合でも、制作会社に依頼する場合でも、必要なバナーの要件に合った依頼先を見つける作業には手間がかかります。場合によってはミスマッチが生ずる可能性も少なくありません。
そんな中おすすめなのが、Web制作と運用をトータルにアウトソースできる「タスカル」のオンラインアシスタントサービスです。結果につながるバナー制作にとどまらず、SNSの運用まで含めた継続的なサポートを月額料金で提供しています。
「タスカル」では経理や事務代行はもちろん、以下のようにデザインに関する業務の代行も多数請け負っています。

クラウドソーシング・スキルマーケット
外注費用を抑えることを考えた場合、クラウドソーシングやスキルマーケットの活用が候補に挙がります。スキルマーケットで条件に合う依頼先を探す方法と、クラウドソーシングのコンペ形式とプロジェクト形式で応募者を募る方法があります。
多数の候補のなかから条件を比較して選ぶことができる点が、クラウドソーシングやスキルマーケットのメリットといえます。
クラウドソーシングもスキルマーケットも多数の候補先のなかから条件に合う相手先を選ぶ手間と時間がかかること、価格と品質にバラツキが大きいことがデメリットです。
Web制作会社・バナー制作会社
Web制作会社やバナー制作を専門に行う業者に依頼することも選択肢のひとつです。商品画像の撮影やコピーライティングなども含めた、制作工数のかかるデザイン性の高いものを求める場合にも対応できるところが会社に依頼する場合のメリットです。
価格の点ではクラウドソーシングやスキルマーケットで個人に依頼する場合と大きな差はないところも少なくありませんが、撮影が必要な場合などは別途料金が必要になります。
まとめ
FacebookやInstagram,XなどのSNS運用には、日々の投稿や広告出稿の際にバナー等の制作が必要不可欠です。各SNSによって推奨されているサイズ等が異なるため、ぜひ本記事を参考にSNSのバナー制作に取り掛かっていただければ幸いです。
「タスカル」はお客さまに必要な業務をトータルでサポートできる体制があります。バナー制作に付随した業務についても、お話をお伺いしながら最適なご提案をさせていただきます。SNSの運用・広告の制作にお困りの際は、是非一度「タスカル」にご相談ください。

