反社チェックツール・サービスおすすめ13選|選び方やできることを解説

暴力団排除条例の整備や企業のコンプライアンス意識の高まりを背景に、新たな取引先や顧客と契約する際の反社チェックは、重要なリスク管理のひとつとなっています。

この記事では、反社チェックツール・サービスの導入を検討している企業の担当者向けに、反社チェックの重要性やツール・サービスでできること、選び方、おすすめのサービスを紹介します。

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反社チェックが企業に必要な理由

反社チェックは、取引先などが反社会的勢力と関係していないかを確認するための調査です。企業が反社チェックを実施する主な目的には、以下が挙げられます。

  • 反社会的勢力への資金提供や関係構築の防止
  • 企業やブランドの信用低下の防止
  • 取引先や顧客からの信頼維持
  • 上場審査や内部管理体制の整備への対応

反社チェックが不十分なまま取引を行うと、知らないうちに反社会的勢力へ資金を提供したり、関係を持ったりするおそれがあります。また、反社会的勢力との関係が明らかになれば、取引先や顧客からの信用低下につながる可能性もあります。

反社会的勢力との関係を遮断することは、企業の社会的責任やコンプライアンス、企業防衛の観点から重要です。そのため、取引開始前だけでなく、継続的に取引先などを確認できる体制を整えておくことが求められます。

特に反社チェックが重要になる企業

反社チェックは業種を問わず重要ですが、顧客の資金を扱う企業や多数の取引先と継続的に取引する企業、公共事業にかかわる企業などでは、特に反社会的勢力との関係を遮断するための体制整備が求められます。

たとえば、以下のような企業・業種が挙げられます。

  • 金融機関・金融商品取引業者
  • 不動産会社
  • 人材紹介会社・人材派遣会社
  • 警備会社
  • 建設会社
  • 公共事業や行政との取引が多い企業
  • 上場企業・上場を目指す企業

なかでも金融機関や金融商品取引業者では、反社会的勢力を金融取引から排除するための体制整備が重視されています。また、上場を目指す企業では、取引先なども含めて反社会的勢力との関係を適切に確認する体制が求められます。

海外企業との取引がある場合は、反社チェックに加えて、各国・地域の制裁リストやPEP(重要な公的地位を有する者)などを確認することも、コンプライアンス上のリスク管理につながります。

反社チェックツール・サービスでできること

反社チェックツール・サービスには、主に以下のような機能があります。対応している機能や調査対象はサービスによって異なるため、自社の用途に合わせて選ぶことが重要です。

機能 内容
新聞記事検索 全国紙や地方紙、業界紙などからネガティブ情報を検索する
Web情報検索 Web上の情報から反社会的勢力との関係や不祥事などの情報を検索する
リスク判定 検索結果をもとに、リスクの有無や度合いを判定・分類する
継続モニタリング 一度チェックした企業や人物について、その後も継続的に情報を確認する
一括検索 複数の企業や人物をまとめてチェックする
海外データベースとの照合 制裁リストやPEPなど、海外のリスク情報と照合する
調査結果の保存・出力 検索結果や判定結果を保存し、レポートや証跡として出力する

反社チェックツール・サービスの選び方

反社チェックツール・サービスを選ぶ際は、自社が確認したい情報の範囲や調査件数、チェック頻度に合っているかを確認しましょう。

たとえば、国内企業の新聞記事やWeb上のネガティブ情報を中心に確認したい場合と、海外の制裁リストやPEPsまで確認したい場合では、必要なサービスが異なります。また、取引先が多い企業では一括検索やAPI連携、継続的な確認が必要な場合はモニタリング機能の有無も重要です。

主に以下の点を比較すると、自社に合ったサービスを選びやすくなります。

  • 調査対象や情報源
  • 一括検索やモニタリングへの対応
  • API・CSVなどのシステム連携
  • ツール型か調査代行型か
  • 月額制・従量制などの料金体系

必要以上に高機能なサービスを選ぶとコストがかさむため、自社の調査対象や運用方法を整理したうえで比較することが大切です。

おすすめの反社チェックツール・サービス

反社チェックに活用できるWebツールやサービスを紹介します。対応する情報源や機能、料金体系などはサービスによって異なるため、自社の調査件数や目的に合わせて選びましょう。

サービス名 特徴
反社チェッカー 無料プランあり。有料プランでは検索回数無制限で利用可能
RiskAnalyze CSV一括検索とAPI連携による大量チェック・自動化に対応
ComCheck 独自の「要注意区分」による一括チェックとモニタリングに対応
RISK EYES 一括検索や取引先管理、リスクアラートなどに対応
G-Search 国内の記事検索や大量スクリーニング、海外コンプライアンスチェックなど複数のサービスを提供
アラームボックス パワーサーチ 反社チェックのほか、信用リスクチェックや登記情報の取得にも対応
Riskdog 与信管理・コンプライアンスチェック・法人確認を一元化
SP RISK SEARCH Supported by RoboRobo 独自の反社会的勢力データベースを中心に、新聞・Web・海外・与信情報などを横断的に確認
日経リスク&コンプライアンス 国内外のネガティブ情報や制裁リスト、PEPsなどのスクリーニングに対応
取引先リスク調査(企業防衛リスクサービス) 企業の実態や信用力、代表者・役員などを多面的に調査
RoboRobo反社チェック業務代行サービス 反社チェックに伴う検索や結果整理などの実作業を代行
riskey Pro 専門調査員が1件からコンプライアンスチェックを代行

※料金やサービス内容は変更される場合があります。最新情報は各サービスの公式サイトをご確認ください。

無料プランのあるサービス

無料プランがあり、小規模な企業でも利用しやすいサービスを紹介します。

反社チェッカー

https://hanshachecker.jp/

  • 料金:無料
  • 機能:Webニュース記事検索(上限3回)

反社チェッカーの無料版は、Webニュース記事からリスク情報をチェックできるツールです。検索回数は3回までですが、登録後すぐに利用でき、検索結果を確認できます。

検索回数を無制限にしたい場合や、新聞記事やテレビ、独自データベースなども含めてチェックしたい場合は、月額10,000円(税抜)のスタンダードプランを利用できます。

大量チェックに対応しているサービス

反社チェックの対象となる取引先や関係者が多い企業に適した、一括検索やシステム連携に対応するサービスを紹介します。

Risk Analyze

https://riskanalyze.jp/

  • 料金:月額27,500円~
  • 機能:CSV一括検索、API連携、AIによる不要情報のスクリーニング

CSVを使った一括検索に対応し、1,000件の調査も短時間で実施できるサービスです。国内1,000以上の媒体や官公庁の公表情報などからリスク情報を収集し、AIを活用して無関係な情報をスクリーニングします。

API連携にも対応しているため、自社の顧客管理システムなどと連携し、反社・コンプライアンスチェックを自動化したい場合にも活用できます。

ComCheck

https://www.mitsui-credit.com/service/comcheck

  • 料金:要問い合わせ
  • 機能:個別コンプライアンスチェック、一括コンプライアンスチェック、リスクモニタリング、アラート

公開情報や企業情報をもとに、コンプライアンスリスクを示す独自の指標「要注意区分」を提供するサービスです。

会社名や法人番号による個別チェックのほか、法人番号のリストを使った一括チェックにも対応しています。法人だけでなく、代表者や役員を含めたコンプライアンスリスクを確認できます。

また、取引先をモニタリング対象に設定することで、取引開始後のコンプライアンス状況の変化も継続的に確認できます。

RISK EYES

https://www.riskeyes.jp/

  • 料金:300円/検索(1媒体ごと)
    ※最低利用金額は月額15,000円(税抜)
    ※リスクアラート、代表者名調査などは別途料金
  • 機能:一括検索、AI記事スコアリング、承認機能、取引先管理、API連携、リスクアラート、制裁リスト検索など

一覧ファイルを利用し、複数の企業や人物を一括してチェックできるサービスです。新聞記事やWebニュース、ブログ・掲示板、制裁リストなど、複数の情報源を利用できます。

取引先管理や承認機能、リスクアラートなどにも対応しており、取引開始時のチェックだけでなく、既存取引先の継続的なリスク管理にも活用可能です。

Gチェッカー(G-Search)

https://db.g-search.or.jp/compliance/gchecker/

  • 料金:G-Searchライト:月額660円(税込)
    検索料金:165円(税込)/回
    ※1回の検索で最大50件まで検索可能
    ※記事本文などの情報出力は別途従量制
  • 機能:新聞・雑誌記事データベースによるコンプライアンスチェック、調査エビデンスの出力

Gチェッカーは、G-Searchが提供するコンプライアンスチェックサービスの1つです。全国紙や地方紙など最大120種類、過去最大40年分の新聞・雑誌記事を対象に、企業や人物のネガティブ情報を検索できます。

1回の検索で最大50件までまとめてチェックできるため、複数の取引先を効率的に調査できるのが特徴です。さらに大量の対象を調査したい場合は、G-Searchが提供する「一括スクリーニングWeb」も利用できます。

反社チェック・与信管理の包括サービス

反社チェックに加えて、与信情報や企業情報なども確認できるサービスを紹介します。

アラームボックス パワーサーチ

https://alarmbox.jp/powersearch

  • 料金:月額3,000円(税抜)~+ポイント利用料
  • 機能:反社チェック、登記チェック、信用リスクチェック、調査レポート、海外調査レポートなど

反社チェックだけでなく、登記情報や信用情報など、取引開始前の企業調査に必要な情報をまとめて確認できるサービスです。

反社チェックは500ポイントから利用でき、専門調査会社の情報や新聞記事、Web情報などを確認できます。登記情報の取得や企業の信用リスクを確認する機能もあり、新規取引先のコンプライアンスリスクと信用リスクをあわせて調査したい場合に活用可能です。

Riskdog

https://risk.dog/

  • 料金:要問い合わせ
  • 機能:企業レポート、コンプライアンスチェック、与信管理、法人確認、リスクモニタリングなど

与信管理・コンプライアンスチェック・法人確認など、取引先のリスク情報を一元管理できるサービスです。

企業レポートでは、企業の基本情報や役員情報、クレジットスコア、コンプライアンスリスク判定、実体リスク判定、財務情報、訴訟情報、許認可情報、PEPs・制裁リストなどを確認できます。

取引先を登録して継続的に情報を収集し、リスク情報や信用状況の変化を確認することも可能です。

RISK SEARCH Supported by RoboRobo

https://info.sp-network.co.jp/service/anti-social/SPRS-roborobo

  • 料金:要問い合わせ
  • 機能:SPN反社会的勢力データベース、インターネット検索、新聞記事検索、海外コンプライアンスチェック、与信情報、登記情報

1960年以降の全国紙・地方紙100紙以上から反社会的勢力に関する情報を蓄積した「SPN反社会的勢力データベース」を中核とするコンプライアンスチェックサービスです。

反社会的勢力に関する情報だけでなく、Web上のネガティブ情報や新聞記事、海外のコンプライアンス情報、与信情報、登記情報なども確認できます。複数の情報源をまとめて確認したい企業に適しています。

海外制裁データのチェックに対応しているサービス

海外取引のある企業向けに、海外の制裁リストやPEPsなどのチェックにも対応しているサービスを紹介します。

日経リスク&コンプライアンス

https://nkbb.nikkei.co.jp/rc/

  • 料金:要問い合わせ
  • 機能:リスクスクリーニング、モニタリング、API連携、デューデリジェンスレポート、サードパーティリスクマネジメント、リスク管理アドバイザリー

国内外の取引先に関するコンプライアンスリスクを幅広く確認できるサービスです。国内外のメディアや公的リストなどをもとに、ネガティブニュースやウォッチリストのスクリーニングを行えます。

海外については、200以上の国・地域、60以上の言語を対象とするリスクデータを収録しており、PEPsや各国の制裁リスト、公的リストなどとのスクリーニングに対応しています。

継続的なモニタリングやAPI連携のほか、デューデリジェンス調査やリスク管理体制の構築支援などにも対応しています。

海外コンプライアンスチェックサービス(G-Search)

https://db.g-search.or.jp/compliance/overseas-check/

  • 料金:1,980円(税込)/1回の検索
  • 機能:PEPs、ウォッチリスト・ブラックリスト、制裁リストの検索、詳細情報出力

海外コンプライアンスチェックサービスは、G-Searchが提供する海外向けのコンプライアンスチェックサービスです。

240以上の国と地域のPEPsのほか、国内外の警告通知や指名手配、国際法廷に関するウォッチリスト・ブラックリスト、各国の金融制裁リストなどを確認できます。

専門性の高い代行型サービス

ツールを使った自社検索だけでなく、専門スタッフに調査作業そのものを依頼したい場合に利用できるサービスを紹介します。

取引先リスク調査(日本信用情報サービス株式会社)

https://jcis.co.jp/corporate-research/businesspartnercheck/

  • 料金:要問い合わせ
  • 機能:企業の基本情報調査、信用調査、代表者・役員調査、反社チェック、訴訟歴・取引トラブルなどのリスク調査

企業の実態や信用力、代表者・役員などについて、多面的に調査するサービスです。登記情報や財務状況、信用情報などの基本情報に加え、訴訟歴や債務不履行、反社会的勢力との関係などのリスクも調査します。

調査結果はリスク評価レポートとして提供され、新規取引や投資判断などの材料として活用できます。

なお、日本信用情報サービスでは、反社・コンプライアンスチェック用データベース「JCIS WEB DB」やAPI連携サービスなどを提供しています。

RoboRobo反社チェック業務代行サービス

https://roborobo.co.jp/lp/risk-bpo/

  • 料金:100円/件~
  • 機能:反社チェックに伴う検索・調査、検索結果の整理、チェック結果の作成など

反社チェックに伴う実作業を専門スタッフにアウトソーシングできるサービスです。AI・ロボットと専門チームを組み合わせ、反社チェックに必要な検索や調査、結果の整理などを代行します。

大量の取引先を定期的にチェックする場合など、自社での作業負担を抑えながら一定の基準で反社チェックを実施したい場合に活用できます。

RoboRoboでは、業務代行のほか、自社で反社・コンプライアンスチェックを行える「RoboRoboコンプライアンスチェック」なども提供しています。

riskey Pro(D-QUEST)

https://www.d-quest.co.jp/riskey/series/pro/

  • 料金:完全従量制:2,500円(税抜)~
  • 機能:専門調査員による反社・犯罪関与・訴訟歴・破産歴などの調査、レポート作成

専門調査員が企業や個人について調査し、結果をレポートとして提供するサービスです。入会金・月額料金はかからず、1件から調査を依頼できます。

反社会的勢力との関係だけでなく、犯罪関与、訴訟歴、破産歴など、必要なリスク項目を組み合わせて調査できます。

D-QUESTではこのほか、セルフチェック型の「riskey」、大量・一括調査に対応する「riskey BulkCheck」、深掘り調査を行う「riskey DeepSearch」、海外調査に対応する「riskey Global」なども提供しています。

オンラインアシスタントで反社チェックを効率化しよう

反社チェックツールを活用すれば、Webや新聞記事などから効率的にリスク情報を確認できます。一方で、実際の運用では、調査対象リストの作成やデータ入力、検索結果の整理・取りまとめなどの作業も発生します。

オンラインアシスタント「タスカル」では、反社チェックに伴うリスト作成やデータ整理など、周辺業務の支援が可能です。

反社チェックツールとオンラインアシスタントを組み合わせることで、社内の作業負担を抑えながら、継続的なチェック体制を整えやすくなります。

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