いまや多くの企業で、マーケティングや集客の施策として活用される「LINE公式アカウント」。国内月間利用者数が9,400万人（2022年12月末時点）を超える「LINE」を、ビジネスで有効活用しない手はありません。
そこで本記事では、LINE公式アカウントでできることや費用相場、選定ポイントなどを解説します。運用代行を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
💡月額2.5万円〜で業務マニュアル無しでLINE公式アカウント運用代行を依頼できる「タスカル」とは？
オンライン秘書「タスカル」は、LINE公式アカウント運用代行をはじめ、事務作業や経理、Web・SNS更新などをバックオフィス業務をまるっと依頼できるサービスです。
LINE公式アカウント運用代行サービス比較5社
まずはLINE公式アカウントの運用代行サービス5社をご紹介します。
タスカル
タスカルはLINE公式アカウントの運用代行はもちろん、さまざまな業務代行を依頼できるバーチャルアシスタントサービスです。
タスカルの特徴
- 月額2.75万円〜で導入ハードルが低い
- 専属ディレクターが対応
- 1ヶ月10時間の小ロットで契約可能
- 月10時間程度のサポートが欲しいスタートアップや中小企業におすすめ
| プラン | 料金 |
| 3ヶ月プラン | 44,000円／10時間 |
| 6か月プラン | 33,000円／10時間 |
| 年間プラン | 27,500円／10時間 |
以下の記事ではタスカルがLINE運用を行った企業様の事例を紹介しています。
ゼウス
引用：https://www.cardservice.co.jp/pro/lineat/
ゼウスは、ネットショップや実店舗のアカウント運用が得意なサポートサービスを提供しています。
ゼウスの特徴
- 審査代行から初期制作、アカウント開設作業まで、運用初期段階の作業を代行
- 配信コンテンツの作成と更新が可能
- 運用コンサルティングやテクニカルサポートも充実
| 対象 | 費用 |
| ネットショップ運営者向け | 15,000円～／月 |
| 実店舗者向け | 15,000円～／月 |
Liny（リニー）
Liny（リニー）は、LINE公式アカウントの運用サポートツールです。
Linyの特徴
- 導入企業3,500社以上（2023年3月時点）
- LINE公式アカウントの導入から運用サポートまで依頼可能
- 一人ひとりの嗜好に合わせた配信等が行える
- 大企業や官公庁にも選ばれる高いセキュリティ水準を維持
※料金は要問い合わせ
ハーツフィールド
引用：https://hartsfield.co.jp/line-official-account/
ハーツフィールドは、小規模店舗向けのLINE公式アカウント開設&運用サポートサービスを提供しています。
ハーツフィールドの特徴
- 飲食店や美容室、エステサロン、整体院など小規模店舗の運用が得意
- アカウントページ制作の代行も可能
- 電話やメール、Zoomなどでサポートするプランもあり
| プラン | 料金 |
| 運用サポートサービス | 20,000円～／月 ※契約は3ヶ月単位 |
| 運用代行サービス | 20,000円～／月 ※契約は3ヶ月単位 |
| 運用代行＆サポートサービス | 35,000円～／月 ※契約は3ヶ月単位 |
| スタートアップ支援サービス | 100,000円～ |
シェアコト
引用：https://www.sharecoto.co.jp/service/line-support/operation
シェアコトでは、トータルでお任せ可能なLINE運用代行サービスを提供しています。
シェアコトの特徴
- 24時間・365日の監視サービスを提供
- 画像加工やテキスト制作、コンサルティング、投稿代行まで可能
- PDCAサイクルを高速回転させ、効率的なアカウント運用を実施
| プラン | 料金 |
| 初期開設（コンセプトメイキング、アカウント開設、投稿画像軸決定、運用フローの構築） | 20～40万円 |
| 運用代行（月4~12回の投稿） | 月額25～60万円 ※6か月契約～ |
LINE公式アカウントで使える機能
引用：https://www.linebiz.com/jp/service/line-official-account/
LINE公式アカウントは、企業や店舗がユーザーと直接コミュニケーションが取れるLINEサービスの一種です。
メッセージ配信機能
メッセージ配信機能はアカウントを友だち追加してくれたユーザーに対してメッセージを送信する、LINE公式アカウントの基本的な機能です。新商品やキャンペーンに関する情報など、ユーザーにとってお得な情報を届け、集客や購買につなげます。
チャット機能
チャット機能では、ユーザー一人ひとり、あるいは複数のユーザーグループとやりとりができます。そのためユーザーからの問い合わせや予約受付など、細かな顧客対応が可能です。自動応答設定や無料通話・ビデオ通話も行えます。
クーポン配信機能
アカウントを友だち追加してくれたユーザーに対して商品やサービスの利用を促すために、トーク画面やタイムラインからクーポンの配信も可能です。顧客が商品購入やサービス利用時に、クーポン画面を見せることで、特典を受け取れる仕組みです。
その他の機能
上記3つ以外にも、LINE公式アカウントには以下のようにいくつか機能があります。
- あいさつメッセージ
- リッチメニュー
- リッチメッセージ／リッチビデオメッセージ
- タイムライン投稿
- ショップカード（ポイントカード）
- コール
- カードタイプメッセージ
- VOOM投稿 など
あいさつメッセージは、ユーザーが公式アカウントを友だち追加した際に、自動的に送られる1通目のメッセージのことです。あいさつメッセージの内容を工夫することで、ユーザーのアクションを促せます。
リッチメニューは、トーク画面の下部に大きく表示されるメニューのことです。リッチメッセージやビデオメッセージではリンク付きの画像や動画も送信可能で、リンク先への誘導率を高めて商品やサービスを訴求できます。
LINE公式アカウント運用代行サービスの種類
LINE公式アカウントの運用を代行するサービスは、大きく以下の3種類に分けることができます。
(1)LINE公式アカウントのみの運用代行
LINE公式アカウントのみ運用代行を依頼する場合、基本的には以下3つの代行を依頼します。
- LINE公式アカウントの設定
- 定期的な配信メッセージの作成から配信まで
- 施策の効果検証から改善まで
(2)LINE公式アカウントのサポートツールを活用した運用代行
LINE公式アカウントのサポートツールとは、LINE公式アカウントの機能を拡張したツールのことです。サポートツールでは、通常のLINE公式アカウントでは利用できない機能を活用できます。
運用代行サービスを利用する代わりにサポートツールを活用する場合、LINE公式アカウントの運用は自社で行い、以下のような代行を依頼します。※具体的な機能内容は、サポートツールによって異なります。
- アンケートの配信
- 友だちことに顧客管理
- 細かいセグメント設定・配信
- 豊富なメッセージテンプレートの提供
- 配信結果・効果の確認
(3)LINE公式アカウントの運用代行とサポートツールの併用
LINE公式アカウントの運用代行に加え、サポートツールも併用する場合、運用代行費用とともにサポートツールの利用料が発生するため、3種類の中で一番費用がかかります。
配信ユーザーが多い場合や最短で成果を上げたい場合におすすめの方法です。
LINE公式アカウント運用代行サービスの費用相場
LINE公式アカウント運用代行の費用は、サービス内容によって異なりますが、おおよそ相場は月額3万円〜10万円と言われています。自社運用でかかる社員の稼働時間と比較して、運用代行サービスのほうがコスパがよいか検討してみてください。
LINE公式アカウント運用代行サービスの選び方
LINE公式アカウント運用代行サービスを選ぶ際は、事前に以下の3点について確認しておきましょう。
自社の業種で運用実績があるか
運用実績のなかでも、特に自社と近い業種や競合他社の運用サポート経験を確認しておきましょう。業種やターゲットが異なれば、適切なアプローチ方法や運用体制も変わります。LINE公式アカウントの運用代行実績が豊富であっても、商材やターゲットが異なると思ったような成果が上がらない可能性もあります。
業務内容と費用は適正か
LINE公式アカウントの運用代行を検討するなら、業務内容と費用設定も事前にチェックしておきたいポイントです。費用面は企業やサービスによって大きく異なるだけでなく、業務内容によっても変動する部分があります。複数の企業やサービスに見積もりをとったうえで、比較検討することを推奨します。
目的に沿ったサービスを提供しているか
LINE公式アカウント運用を外注する目的は、新規顧客獲得や業務効率化など、企業や組織によってさまざまです。そのため目的によって利用すべきサービスも変わってきます。自社が運用代行を委託する目的を明確にし、目的にマッチしたサービス提供が受けられるか確認しておきましょう。
まとめ
LINE公式アカウントはさまざまな機能が充実していますが、リソース不足により適切なアカウント運用・管理が行えていない場合は宝の持ち腐れにもなりかねません。
そこでアカウント運用を外注することで、業務効率化だけでなく、集客や認知拡大が期待できます。運用代行を検討する場合は、まずは代行目的を明確にし、自社に適した代行会社やサービスを選びましょう。
