利益を最大限化したいからこそ、無駄なコストを削減したいと悩む一人会社の社長も多いかと思います。しかし無駄といっても、これまで当たり前だったプロセスから洗い出していくのは難しいかもしれません。今回は一人会社向けに、コスト削減のヒントとしてチェックすべき項目を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
一人社長の事務作業の負担を軽減したいなら月額2.75万円〜/10時間の「タスカル」🤗
オンラインアシスタントの「タスカル」は、事務作業、経理、Web・SNS更新などを丸投げOK!初期費用なし&低コストの月額で始められるので、一人社長やフリーランスに選ばれています。
【一人会社向け】無駄がないかチェックしたい項目
一人会社がコスト削減のためにチェックしたい項目は以下のとおりです。
印刷費用 | 印刷にかかる用紙代やトナー代など |
旅費交通費 | 移動にかかるタクシー代など |
電話料 | 会社用の固定電話にかかる費用など |
通信費 | インターネット利用料や切手代など |
支払手数料 | 金融機関への振込手数料など |
水道光熱費 | 事業に必要な水道代や電気代など |
オフィス用品(消耗品等) | 筆記用具やファイル、メモ帳など |
接待交際費 | 取引先などに対する接待にかかる費用 |
広告宣伝費 | 販売促進のためにかかる広告費など |
減価償却資産 | 機械や車両など使用にともない価値が減少する資産 |
それぞれの項目について、コスト削減のためのチェックポイントを紹介します。
1.印刷費用
- 書類を印刷・郵送で処理していないか
- 無駄にカラーで印刷していないか
- 両面印刷や複数ページ印刷を適度に利用しているか
1枚当たりの印刷費用は大きくなくても、大量に印刷をかけたり、印刷する回数が多かったりすると印刷費用がかさむものです。また、白黒よりもカラー印刷の方がコストはかかります。取引先との書類のやり取りは、郵送ではなく、メールやツールを利用してできないか検討してみてもよいでしょう。
電子帳簿保存法の改正により、電子保存が容易になってきていますので、書類を紙ではなくデータで保存する環境を整えるのもおすすめです。
2.旅費交通費
- 普段からタクシーで移動していないか
- 自動車で高速道路を利用するときにETCを使っているか
- 飛行機の移動でマイレージを活用しているか
取引先などへの移動にかかる旅費交通費も無駄な部分は見直したいところです。普段からタクシーを利用しているなら公共交通機関を利用できないか検討してみましょう。
自動車で高速を利用する頻度が高いときはETCカードの作成もおすすめです。ETCなら、平日の朝や夕方、休日、深夜に30~50%の割引があります。飛行機の移動が多いなら、マイルを貯めて航空券などに換えられる航空会社各社のマイレージの利用も検討してみましょう。
3.電話料
- IP電話を利用しているか
- 固定電話と携帯電話会社は同じか(セットプランは利用できないか)
固定電話は、従来からのアナログ回線のほかに、インターネットを利用したIP電話もあります。IP電話は、電話回線を引く必要がなく、通話料金も抑えられるメリットがあります。
アナログ回線の固定電話を利用しているなら、IP電話を検討してみるのもおすすめです。また、固定電話と携帯電話の会社を同一にすることで、セットプランによりコストを削減できることもあります。
4.通信費
- インターネットのオプションで不要なものはないか
- 従来のFAXを代替できないか
インターネット回線を利用している事業者様も多いかと思います。契約時に不要なオプションを付けている場合もありますので、オプション料を支払っていないか一度確認されることをおすすめします。またFAXの利用が多い場合は、例えばインターネットFAXによる電子化など、ほかのサービスで代替できないか検討してみてもよいかもしれません。
5.支払手数料
- 振込が多く振込手数料がかさんでいないか
- なんでも現金で購入していないか
取引の関係上、金融機関への振り込みが多いと振込手数料がかさんでしまいます。インターネットバンキングの方が手数料は低い傾向にありますので、この機会にメインバンクを見直すのもおすすめです。また、法人カードなどビジネス用のカードを利用する方法もあります。カード払いはポイントが貯まるなど、現金よりもお得な特典もありますので、必要に応じてカードの利用も検討してみましょう。
6.水道光熱費
- 蛍光灯を使っていないか
- 電気やガスなどのプランは適切か
電気代については、蛍光灯よりLEDの方が電気代を抑えられます。蛍光灯を利用している場合は、LEDへの変更を検討してみましょう。また、電気やガスなどは同じ業者を利用することで割引により安くなることもあります。現在利用中のプランが適切か、おまとめプランなどお得なプランを提供する業者がないかチェックしてみましょう。
7.オフィス用品
- オフィス用品を都度購入していないか
- 替え芯や替え刃などを利用しているか
- そもそもオフィス自体必要か
筆記用具やファイルなど、1つあたりの金額が小さい消耗品のオフィス用品も、一式そろえるとコストがかかります。お得に購入できる方法を知っておくことも大切です。例えば、まとめて購入するすることで割引がきく場合は、その都度購入するよりも必要な量を見越してまとめ買いする方がコストを抑えられる可能性があります。また、筆記具は新品ではなく、替え芯や替え刃のあるものに変更するのもおすすめです。
さらに、一人会社であれば、オフィス自体が必要かどうかの検討も重要です。業態によっては、必要に応じてオフィスや会議室を利用できるレンタルオフィスの方がコストも抑えられてよい場合もあります。
8.接待交際費
- 必要な交際費の支出か精査できているか
- 飲食店の利用は予約サイトなどを利用しているか
得意先や取引先との関係もあるため、ある程度の交際費の支出は必要ですが、定期的に見直すことも必要です。なお、交際費がかさむ場合は、クーポンなどでお得に利用できる予約サイトの利用なども検討してみましょう。利用する飲食店をある程度固定しておくのも、支出をある程度予測できるのでおすすめです。
9.広告宣伝費
- 費用対効果の高い広告を利用できているか
- さまざまな方法で販売促進を検討できているか
広告や宣伝を行っても、あまり成果につながらなければ、その効果を期待できません。費用対効果はどうか定期的に測定して、効果の薄い広告や宣伝方法は見直しましょう。近年は、Webサイトやアプリなどに表示されるインターネット広告も増えています。ターゲット層を意識して、自社のサービスや商品に合った広告を選択することが大切です。広告にもさまざまなものがありますので、場合によっては組み合わせて利用するなど、効果と比較しながら選択することをおすすめします。
10.減価償却資産
- 事業用のものを新品でそろえていないか
- レンタルやリースを利用できないか
- 取得前に投資分の回収可能性をみているか
減価償却資産とは、固定資産のなかでも、その価値が使用や経年により減少していく資産をいいます。ある程度長期の使用が見込まれるもので、建物や機械、車両、工具などが該当します。オフィス設備であるパソコンや机、椅子なども減価償却資産として考えられることが一般的です。
減価償却資産の注意点は、取得した事業年度に一時に取得価額を費用にできないことです。耐用年数にわたって費用を配分しなければならないため、耐用年数の長い減価償却資産ほど費用化までに時間がかかります。新品と比べて中古は耐用年数が短いことから、必要に応じて中古の資産を検討するとよいでしょう。初期コストを抑えたい場合はリース、使用頻度が高くない場合はレンタルもおすすめです。
また、資産によっては、取得価格が高いわりに売上や利益にあまり貢献していない資産もあるはずです。取得前に投資分を回収できるかどうか確認しておきましょう。
コスト削減のほかにも生産性向上に目を向けてみよう!
一人会社なら、利益最大化のために取り組めるコスト削減も進めていきたいところです。しかし、コスト削減ばかり進めると、削減するものによってはサービスの質の低下などにつながるおそれもあります。
コスト削減だけでなく、売上や利益を上げて、利益を最大化する方法も考えましょう。ツールやシステムの導入、または重要な業務以外のアウトソーシングの検討もおすすめです。バックオフィス系のアウトソーシングを利用すれば、売上や利益につながるコアな業務に集中的に取り組めるようになります。
コスト削減と生産性向上をセットで考える
一人会社の社長向けに、コスト削減のポイントを紹介してきました。コスト削減も重要ですが、利益最大化には生産性向上もセットで考えたいところです。
タスカルは、秘書、人事、経理、Webサイト運用などの、あらゆるバックオリス業務に対応したオンラインアシスタントです。月10時間から、必要に応じて業務を依頼できます。事業フェースに合わせてご活用ください。