いまや多くの企業で、マーケティングや集客の施策として活用される「LINE公式アカウント」。たしかに、国内月間利用者数が8,900万人(2022年2月末時点)を超える「LINE」をビジネスで有効活用しない手はありません。
とはいえ、
- LINE公式アカウントにはどのような機能があるの?
- LINE公式アカウントの運用代行してくれる企業・サービスはある?
- LINE公式アカウント運用代行の費用相場や選定ポイントは?
など、疑問を抱いている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで本記事では、LINE公式アカウントでできることや費用相場、選定ポイントなどを解説します。運用代行を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
▼LINE運用でのタスカル導入事例が知りたい方は、こちらの記事をお読みください!

LINE公式アカウントでできること
引用:https://www.linebiz.com/jp/service/line-official-account/
LINE公式アカウントを利用するにあたって、必ず覚えておきたいのが、以下の3つの機能です。
メッセージ配信機能
メッセージ配信機能は、LINE公式アカウントの基本的な機能です。アカウントを友だち追加してくれたユーザーに対してメッセージを送信できます。新商品やキャンペーンに関する情報など、ユーザーにとってお得な情報を届けることで、集客や購買につながります。
チャット機能
チャット機能では、ユーザー一人ひとり、あるいは複数のユーザーグループとやりとりができます。そのためユーザーからの問い合わせや予約受付など、細かい顧客対応が可能です。自動応答設定や無料通話・ビデオ通話もできます。
クーポン配信機能
クーポン配信機能では、アカウントを友だち追加してくれたユーザーに対して、商品やサービスを利用してもらうために配信できます。トーク画面やタイムラインから配信可能です。顧客が商品購入やサービス利用時に、クーポン画面を見せることで、特典を受け取れる仕組みです。
その他の機能
この3つ以外にも、いくつか機能があります。
- あいさつメッセージ
- リッチメニュー
- リッチメッセージ/リッチビデオメッセージ
- タイムライン投稿
- ショップカード(ポイントカード) など
あいさつメッセージは、ユーザーが公式アカウントを友だち追加した際に、自動的に送られる1通目のメッセージのことです。このメッセージの内容で、ユーザーのアクションを促せます。
リッチメニューは、トーク画面の下部に大きく表示されるメニューのことです。リッチメッセージやビデオメッセージでは、リンク付きの画像や動画を届けることができます。リンク先への誘導率を高め、商品やサービスを訴求できます。
LINE公式アカウント運用代行サービスに何が依頼できる?
LINE公式アカウントを運用代行してくれるサービスは、大きく以下の3つに分けることができます。
詳しく見ていきましょう。
①:LINE公式アカウントのみの運用代行
1つ目は、LINE公式アカウントのみを運用代行してもらうケースです。基本的には、以下の3つを代行してもらうことになります。
- LINE公式アカウントの設定
- 定期的な配信メッセージの作成から配信まで
- 施策の効果検証から改善まで
②:LINE公式アカウントのサポートツールを併用
2つ目は、運用代行サービスを利用する代わりに、サポートツールを併用するケースです。
LINE公式アカウントのサポートツールとは、LINE公式アカウントの機能を拡張したツールのことです。サポートツールでは、通常のLINE公式アカウントでは利用できない機能を活用できます。
たとえば、以下のとおりです。※具体的な機能内容は、サポートツールによって異なります。
- アンケートの配信
- 友だちことに顧客管理
- 細かいセグメント設定・配信
- 豊富なメッセージテンプレートの提供
- 配信結果・効果の確認
③:LINE公式アカウントの運用代行とサポートツールの併用
3つ目は、LINE公式アカウントを運用代行してもらいつつ、サポートツールも併用してもらうケースです。この場合、運用代行費用とともにサポートツールの利用料がかかってしまいます。
とはいえLINE公式アカウントを最大限活用し、最短で成果を上げたい場合は、この方法を検討してみるのも手段のひとつです。
LINE公式アカウント運用代行サービスの選び方
ここからはLINE公式アカウント運用代行サービスの選び方をご紹介します。
具体的には、以下の3点について確認しておくことをおすすめします。
自社の業種で運用実績があるか
1つ目は、運用実績です。
運用実績のなかでも、特に自社と近い業種や競合他社の運用サポート経験を確認しておきましょう。というのも、業種やターゲットが異なれば、適切なアプローチ方法や運用体制も変わってくるからです。LINE公式アカウントの運用代行実績が豊富であっても、商材やターゲットによってプロモーションが促進できない可能性もあります。
業務内容と費用は適正か
2つ目は、業務内容と費用のバランスです。
LINE公式アカウントの運用代行を検討するなら、業務内容と費用設定も事前にチェックしておきたいポイントです。費用面は企業やサービスによって大きく異なるだけでなく、業務内容によっても変動する部分があります。複数の企業やサービスに見積もりをとったうえで、比較検討することを推奨します。
目的に沿ったサービスを提供しているか
3つ目は、提供されているサービスです。
LINE公式アカウント運用を外注する目的は、新規顧客獲得や業務効率化など、企業や組織によってさまざまです。それゆえ目的によって利用すべきサービスも変わってきます。自社が運用代行を委託する目的を明確にし、その目的にマッチしたサービスを提供してくれるか確認しておくのが良いでしょう。
LINE公式アカウント運用代行サービスの費用相場
LINE公式アカウント運用代行サービスの費用は、企業やサービス内容によって異なります。
ただしおおよそ費用相場は、月額3万円程度と言われています。月額3万円ほどのランニングコストがかかっても問題ない場合は、LINE公式アカウント運用代行サービスの利用を検討してみてください。
LINE公式アカウント運用代行サービス比較5社
ここからは、LINE公式アカウントの運用代行サービス5社をご紹介します。
タスカル
タスカルは、リモートで業務代行してくれるバーチャルアシスタントサービスです。
タスカルの特徴
- 月額2.75万円〜で導入ハードルが低い
- 専属ディレクターが対応
- 1ヶ月10時間の小ロットで契約可能
- 月10時間程度のサポートが欲しいスタートアップや中小企業におすすめ
プラン | 料金 |
3ヶ月プラン | 44,000円/10時間 |
6か月プラン | 33,000円/10時間 |
年間プラン | 27,500円/10時間 |
▼LINE運用でのタスカル導入事例が知りたい方は、こちらの記事をお読みください!

ゼウス
引用:https://www.cardservice.co.jp/pro/lineat/
ゼウスは、ネットショップや実店舗のアカウント運用が得意なサポートサービスを提供しています。
ゼウスの特徴
- 審査代行から初期制作、アカウント開設作業まで、運用可能になるまでの作業を代行
- 配信コンテンツの作成と更新が可能
- 運用コンサルティングやテクニカルサポートも充実
対象 | 費用 |
ネットショップ運営者向け | 15,000円~/月当たり |
実店舗者向け | 15,000円~/月当たり |
Liny(リニー)
Liny(リニー)は、LINE公式アカウントの運用効果を最大化するサポートツールです。
Linyの特徴
- 導入企業3,500社以上(2022年2月時点)
- LINE公式アカウントの導入から運用サポートまで
- 自動効率化によって、運用負担を軽減
- 大企業や官公庁にも選ばれる高いセキュリティ水準を維持
プラン | 料金 |
スタートプラン | 5,000円(税別)/月 |
ベーシックプラン | 39,800円(税別)/月 |
プレミアムプラン | 69,800円(税別)/月 |
ハーツフィールド
引用:https://hartsfield.co.jp/line-official-account/
ハーツフィールドは、小規模店舗向けのLINE公式アカウント開設&運用サポートサービスを提供しています。
ハーツフィールドの特徴
- 飲食店や美容室、エステサロン、整体院など小規模店舗の運用が得意
- アカウントページ制作の代行も可能
- 電話やメール、Zoomなどでサポートしてくれるプランもある
プラン | 料金 |
運用サポートサービス | 20,000円~/月 ※契約は3ヶ月単位 |
運用代行サービス | 20,000円~/月 ※契約は3ヶ月単位 |
スタートアップ支援サービス | 100,000円~ |
シェアコト
引用:https://www.sharecoto.co.jp/service/line-support/operation
シェアコトでは、トータルお任せできるLINE運用代行サービスを提供しています。
シェアコトの特徴
- PDCAサイクルの高速回転で最適化を目指す
- 24時間・365日の監視サービスを提供
- 画像加工やテキスト制作、コンサルティング、投稿代行まで可能
プラン | 料金 |
初期開設(コンセプトメイキング、アカウント開設、投稿画像軸決定、運用フローの構築) | 20~40万円 |
運用代行(月4~12回の投稿) | 月額25~60万円 ※6か月契約~ |
まとめ
LINE公式アカウントでできることは幅広くあります。とはいえリソース不足であれば、せっかくのツールも宝の持ち腐れにもなりかねません。
そこで運用を外注することで、業務効率化だけでなく、集客や新規顧客の獲得が期待できます。運用代行を検討するなら、まずは委託する目的を明確にし、本記事を参考にしながら、自社に適した代行会社やサービスを選んでみてくださいね。