IT人材不足やセキュリティリスクが気になるものの、情シス担当が不在だったり、きちんと情報システムに投資できていないという課題はありませんでしょうか?
本記事では、経営と情シスを助ける「情シス代行サービス」のメリット・デメリット、費用相場、サービスの種類を解説し、中小企業におすすめの情シスアウトソーシングサービス10選をご紹介します。
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なぜ今、情シス代行が必要なのか? 止まらないIT人材不足と増大するセキュリティリスク
経済産業省の調査によると、2030年にはIT人材が最大79万人不足すると予測されています。既に多くの企業でIT人材の確保は困難になっており、採用難は深刻化の一途を辿っています。
同時に、サイバー攻撃の高度化・巧妙化も進み、IPA(情報処理推進機構)の発表では2022年度のインシデント報告件数は過去最多を記録しました。
限られた人員で高度なセキュリティ対策を実施することは容易ではなく、企業にとって大きな負担となっています。
このような状況下で、多くの企業、特に経営層やIT責任者は、システムの安定稼働、セキュリティ対策、そしてデジタルトランスフォーメーション(DX)推進といった課題への対応に追われ、本来注力すべきコア業務に時間を割けないという悩みを抱えています。情シス業務の負担増大は、企業の成長を阻害する大きな要因となりつつあります。
出典:経済産業省|IT人材育成の状況等について
出典:IPA|情報セキュリティ10大脅威 2022
情シス代行で解決できる課題とは?
情シス代行を活用することで、ヘルプデスク、サーバー管理、ネットワーク運用といった日常的な運用・保守業務を外部に委託することができます。
これにより、社内IT担当者は戦略的なIT企画やシステム開発、DX推進といったコア業務に集中できるようになり、生産性向上に繋がります。例えば、Microsoft 365やGoogle Workspaceなどのクラウドサービスの導入・運用支援を委託することで、社内システムの効率化やコスト削減を実現できます。
また、24時間365日の監視体制や迅速な障害対応を提供するサービスを利用することで、システムトラブル発生時のダウンタイムを最小限に抑え、ビジネスへの影響を軽減することが可能です。
情シスアウトソーシングサービス10選(中小企業向け)
中小企業のIT課題を解決する、おすすめの情シスアウトソーシングサービスを10社ご紹介します。
1. 情シス代行パック|エイネット株式会社
出典:情シス代行パック
月額4万円からの低価格で、ヘルプデスク、アカウント管理、キッティングなど幅広い業務に対応可能なサービスです。オプションも豊富で、必要なサービスだけを選択できることが魅力だといえるでしょう。
例えば、「PC不具合や設定の問い合わせ」「アカウント情報を忘れてログインできない」などの緊急事態にも迅速に対応してくれます。
「情シス代行パック」料金プランは、「ベーシック」「スタンダード」「プラチナ」の3つにわかれれているので、自社に最適なプランを選択できるでしょう。
2. クラウドSE|株式会社Gizumo
出典:クラウドSE
情シス業務(社内IT業務)に特化したサブスクリプション型の情シス代行サービスです。ヘルプデスク、ITコンサル、システム開発など、幅広いIT業務を時間単位で依頼可能。柔軟なプランで必要な時に必要な分だけ利用できることが魅力です。
クラウドSEの料金プランは、月額53,900円(税込)の「アドバイザリープラン」と、「スタンダードプラン」「プロプラン」の3つに細分化されています。契約後すぐに導入可能ですので、お困りの際にはチェックしてみてください。
3. フレクシーサポート|フレックシステムズ株式会社
中小企業向けのITサポートサービスになります。ヘルプデスク、キッティング、保守運用、IT資産管理など、必要な業務を柔軟に組み合わせ可能な点が大きな特徴です。
4. 情シスフォースLite|DeepApex株式会社
出典:DeepApex株式会社
定常業務代行に特化したサービス。ヘルプデスク、PCキッティング、アカウント管理など、日常的な情シス業務を効率化できます。
5. RICOH 情シスおまかせパック|リコージャパン株式会社
出典:リコージャパン株式会社
リコーのITエンジニアが情報システム業務を代行するサービスです。マルチベンダー対応で、既存システムの運用保守も行える点が特徴です。
6. まるごと情シスBPO|キューアンドエー株式会社
出典:キューアンドエー株式会社
ヘルプデスク、キッティング、障害対応などノンコア業務を一括代行できるサービスです。業務の見える化・標準化で効率化を実現。
7. 情シスSAMURAI|クロス・ヘッド株式会社
出典:クロス・ヘッド株式会社
豊富な経験と高い技術力を持つ情シスアウトソーシングサービスです。最短2週間で業務移行ができる点が魅力だといえるでしょう。
8. IT推進 情シス支援 総合サービス|テクバン株式会社
出典:テクバン株式会社
マルチベンダー対応のITソリューションパートナー。ヘルプデスク、ITインフラ、セキュリティ対策など、幅広いサービスを提供していることが特徴です。
9. Kaetec|ジェイズ・テクノロジー株式会社
IT設備と情シス業務の適正調査からIT運用アウトソーシングまで、DX推進をサポートできるサービスです。
10. 情シス特化型運用支援サービス|株式会社SHIFT
出典:情シス特化型運用支援サービス | カスタマーサクセスの株式会社SHIFT
既存システムの運用・監視、社内問い合わせ対応などを可視化・効率化・自動化できるサービスです。
情報システム部門の業務の大半を占める「既存システムの運用・監視」や「社内問い合わせの対応」などの「守りの業務」を可視化・効率化・自動化し、本来実施すべきシステム企画業務や経営に影響を与えるDXの推進へリソースを再分配することに貢献してくれます。
これらのサービス以外にも、様々な企業が情シスアウトソーシングサービスを提供しています。自社のニーズに合ったサービスを選択することが重要です。
情シス代行サービスの種類と費用相場
情シス代行サービスは、提供範囲や契約形態によって費用が大きく異なります。
例えば、ヘルプデスク業務のみの代行であれば月額数十万円から、サーバーやネットワークの運用・保守を含むフルアウトソーシングの場合は月額数百万円以上になることもあります。
中小企業向けのサービスでは、必要な機能を絞り込んだプランを提供することで、コストを抑えることが可能です。
また、常駐型のサービスでは、専任の担当者がクライアント先に常駐して業務を行うため、より密な連携や迅速な対応が可能となりますが、費用は比較的高額になります。
アウトソーシングで失敗しないためのサービス選びのポイント
情シス代行サービスを選ぶ際には、サービス内容、費用、対応範囲、SLA(サービスレベル契約)などを比較検討することが重要です。
サービス提供企業の規模や実績、得意分野なども考慮し、自社のニーズに最適なサービスを選ぶ必要があります。
例えば、NTTデータやSCSKといった大手SIerは、大規模システムの構築・運用に強みを持つ一方、中小企業向けのサービスに特化したベンダーも数多く存在します。
複数の企業から見積もりを取得し、サービス内容や費用を比較検討することで、最適なサービスを選ぶことができます。
情シス アウトソーシング デメリット と対策
情シス代行には、社内ノウハウの流出やベンダーへの依存といったデメリットも存在します。
機密情報の取り扱いに関する契約を締結する、定期的なミーティングで進捗状況や課題を共有するなど、ベンダーとの適切なコミュニケーションを図ることで、リスクを軽減できます。
また、セキュリティ対策についても、ベンダーがどのような対策を実施しているかを確認し、自社のセキュリティポリシーに準拠しているかを確認することが重要です。
まとめ:最適な情シス代行でビジネスの成長を加速
適切な情シス代行サービスを選択することで、IT人材不足やセキュリティリスクといった課題を解決し、コア業務への集中、生産性向上、ビジネスの成長を加速することが可能となります。
自社のニーズや課題を明確にし、最適なパートナーを選ぶことで、情シス代行のメリットを最大限に活かすことができます。