不動産のリーシング業務では、テナント候補の選定や企業情報の収集、リストの整理などに多くの時間がかかることがあります。営業担当者がこうした準備業務に追われると、テナントへの提案や商談、内見対応などに十分な時間を割けないこともあるでしょう。
リーシングリストを効率的に用意する方法には、既存の営業リストを購入するほか、リスト作成ツールやリーシング特化型サービス、リサーチ代行などがあります。
本記事では、リーシングリストの作成・入手方法や、おすすめサービス10選を紹介します。サービスを選ぶ際に確認したいポイントも解説するので、リスト作成を効率化し、リーシング業務の負担を抑えたい方は参考にしてください。
\事務業務のアウトソーシングをコスパで選ぶなら「タスカル」🤗/
「タスカル」は、事務作業、経理、Web・SNS更新などを丸投げOK!初期費用なし&月額2.5万円〜で始められるので、一人社長やフリーランスに選ばれています。
リーシングリストとは?
リーシングリストとは、オフィスビルや商業施設などの空き区画へ誘致する候補企業・店舗をまとめたリストです。リーシング活動では、物件の立地や規模、周辺環境、施設のコンセプト、区画条件などを踏まえてテナント候補を選定し、リストをもとに出店・入居の打診や物件の提案を進めます。
一般的な営業リストと同様に企業名や連絡先をまとめるだけでなく、業種・業態や既存店舗の所在地、出店エリアなど、テナント候補を絞り込むために必要な情報を整理しておくことが重要です。物件と相性のよい企業をあらかじめ選定しておくことで、優先順位をつけながら効率的にアプローチしやすくなります。
一方、情報が古かったり、自社物件の条件と合わない企業が多く含まれていたりすると、アプローチしても出店・入居につながらず、営業活動の負担が増える可能性があります。そのため、リーシングリストを作成する際は、企業情報の鮮度だけでなく、物件の特性やターゲットに合った候補を抽出できているかを確認することが大切です。
リーシングリストを作成・入手する3つの方法
リーシングリストは自社で作成するほか、既存の営業リストやリスト作成ツール、リサーチ代行などを活用して用意する方法があります。それぞれ費用や手間、候補企業の絞り込みやすさが異なるため、自社の目的やリソースに合った方法を選ぶことが大切です。
既存の法人・営業リストを購入する
リスト販売サービスから、業種やエリアなどで分類された法人・営業リストを購入する方法です。すでに整理された企業情報をまとめて入手できるため、短期間で候補企業へのアプローチを始めたい場合に向いています。
一方で、自社物件の立地や区画条件、ターゲットに合わせて細かく絞り込めるとは限りません。サービスによって収録されている情報や更新頻度も異なるため、購入前に確認する必要があります。
リスト作成ツール・データベースを利用する
企業データベースやリスト作成ツールを利用し、業種やエリア、企業規模などの条件を指定して候補企業を抽出する方法です。必要な条件に合わせて多くの企業を効率的にリストアップできる点がメリットです。
ただし、ツールの操作や抽出条件の設定、候補企業の精査、データ整理などは自社で行う必要があります。リスト作成の工数を抑えながらも、一定の社内リソースを確保できる場合に適しています。
リサーチ代行・オンラインアシスタントへ依頼する
希望する条件を伝え、テナント候補の調査やリスト作成を外部へ依頼する方法です。公開情報などを個別に確認しながら、自社物件の条件に合わせて候補企業をリストアップしてもらえるため、細かな条件を設定したい場合にも利用できます。
また、サービスによってはリスト作成だけでなく、問い合わせフォームからの連絡やDM送付など、その後のアプローチ業務まで依頼できます。リスト作成や営業準備に割く社内リソースを抑えたい企業に向いています。
リーシングリスト作成におすすめのサービス10選
ここでは、リーシングリストの作成に活用できる代表的なサービスを「リーシング特化」「汎用リスト収集」「代行サービス」の3つのカテゴリーに分けてご紹介します。自社の状況や目的に照らし合わせて比較してみてください。
|
サービスタイプ |
紹介するサービス |
|
リーシングに特化したサービス |
・リゾーム |
|
汎用的な営業リスト作成・収集サービス |
・Musubu |
|
リサーチ・アプローチ代行サービス |
・FutureSearch |
リーシングに特化したサービス
商業施設やオフィスビルのテナント誘致において、専門的なデータベースや業界特有の動向データを持つサービスです。高い専門性と精度の高いターゲティングを求める場合におすすめです。
リゾーム
出典:リゾーム
|
料金 |
主な機能 |
特徴 |
|
要問い合わせ |
全国の商業施設のショップ |
・商業施設のテナント誘致に特化 |
全国の商業施設に出店するショップのブランドデータや、出退店動向などの情報を網羅した商業施設向けのリーシング支援システムを提供しています。
精度の高いデータ分析により、施設のコンセプトにマッチしたテナント誘致を実現したい場合におすすめのツールです。
エム・ジェイ・ワイ コンサルティング

|
料金 |
主な機能 |
特徴 |
|
要問い合わせ |
テナント出店ニーズに基づくリスト提供、 |
・商業不動産に特化した専門サービス |
商業不動産に特化し、テナント企業の出店ニーズに基づいた独自のリーシングリストの提供や、直接的な誘致支援を行うコンサルティングサービスです。
業界に精通した専門的な知見をもとに、戦略的なアプローチを行いたい企業に適しています。
estie(エスティ)
出典:estie(エスティ)
|
料金 |
主な機能 |
特徴 |
|
要問い合わせ |
オフィスビル情報の閲覧 |
・オフィスビルのリーシングに特化 |
オフィスビルに特化した国内最大級の商業用不動産データプラットフォームです。全国のオフィスビル情報やテナント企業の入居・移転動向を網羅しています。企業の拡張移転ニーズなどをデータから探り出すことで、効率的かつデータドリブンなオフィスリーシングを支援します。
汎用的な営業リスト作成・収集サービス
業界を問わず、条件指定によってリストを安価に大量収集したり、パッケージ化された名簿を買い切りで入手したりしたい場合に向いているツールや販売業者です。
Musubu
出典:Musubu
|
料金 |
主な機能 |
特徴 |
|
12ヶ月 6ヶ月 |
企業データ検索(140万件以上) |
・細かい独自条件での絞り込みに強い |
Musubuは、1,200万件以上の法人データを収録する法人営業支援データベースです。業種や企業規模、売上、拠点など、さまざまな条件を組み合わせて企業を検索できます。
求人やニュースなどの情報も収集しているため、基本的な企業属性だけでなく、企業の直近の動向も確認しながら候補を絞り込めます。条件を細かく設定してテナント候補となる企業を探したい場合に活用できます。
Urizo(ウリゾウ)
出典:Urizo(ウリゾウ)
|
料金 |
主な機能 |
特徴 |
|
月額9,900円〜 ※無料プランあり |
複数Webサイト(iタウンページ等) |
・店舗型ビジネスや地域密着企業の収集に強い |
iタウンページやハローワークなど、Web上の公開情報から企業情報を自動でクローリングしてリスト化する抽出ツールです。店舗型ビジネスや地域に根ざした企業の情報を、コストを抑えて大量に収集したい場合に役立ちます。
リスト王国
出典:リスト王国
|
料金 |
主な機能 |
特徴 |
|
1リスト数万円〜 |
特定条件(不動産ポータル掲載企業など)で |
・買い切り型のため即座に名簿を入手可能 |
不動産ポータルサイトに掲載されている企業など、特定の条件でパッケージ化された名簿を買い切りで即座に入手できます。運用などの手間を一切かけず、今すぐテレアポやDM用のリストが欲しい場合に便利です。
SalesNow
出典:SalesNow
|
料金 |
主な機能 |
特徴 |
|
要問い合わせ |
500万社以上の企業データ検索 |
・国内最大級の網羅性を持つ企業データベース |
500万社以上の企業データを網羅し、日次で情報が更新される国内最大級のデータベースです。業績などの最新動向から幅広くテナント候補をリストアップでき、SFA(営業支援システム)との連携にも対応しているため、営業活動全体の効率化が図れます。
リサーチ・アプローチ代行サービス
ツールや既存のデータベースでは抽出できない「独自のターゲット条件」をリサーチし、さらにその後の営業実務まで依頼できるサービスです。
FutureSearch

出典:FutureSearch
|
料金 |
主な機能 |
特徴 |
|
月額16,500円〜 |
キーワード検索によるターゲットリスト抽出 |
・リストアップからアプローチまで一元化 |
キーワード検索などで精度の高いリストアップを行うだけでなく、抽出した各企業のお問い合わせフォームへ営業メールを自動送信する機能までを一元化して提供するサービスです。リスト作成から初期アプローチまでの手間を省きたい場合に有効です。
Listoru(リストル)

| 料金 | 主な機能 | 特徴 |
| 月額6,800円(税込)〜
※無料版あり |
Webサイトからの企業情報収集 CSV出力 リスト整理 フォーム送信 |
・多数のWebサイトから企業情報を収集 ・地域や業種などからリストを作成可能 ・有料版ではフォーム送信ツールも利用可能 |
Listoruは、求人サイトや地域ポータル、店舗検索サイトなど、Web上のさまざまな情報源から企業情報を自動収集する営業リスト作成ツールです。
企業名や住所、電話番号、メールアドレス、URLなどをCSV形式で出力でき、地域や業種に応じた営業リストを作成できます。有料版では問い合わせフォームへの送信を効率化するツールも利用できるため、リスト作成からアプローチまでの作業を効率化したい場合にも活用できます。
タスカル

|
料金 |
主な機能 |
特徴 |
|
3ヶ月プラン: 6ヶ月プラン: 年間プラン: ※超過分は10時間単位で加算 |
手作業でのカスタムリスト作成 |
・機械では難しい独自条件での柔軟なリサーチが可能 |
専属のアシスタントが細やかなカスタムリサーチを行い、独自条件に合った精度の高いリストを作成するオンラインアシスタントです。
「〇〇沿線に出店攻勢をかけている飲食チェーン」といったニッチな条件でのリストアップはもちろん、完成したリストへのDM発送や問い合わせフォームへの送信などの実務も一括で依頼できるため、営業担当者の負担を削減できます。
リーシングリスト作成サービスの選び方
リーシングリストの作成・入手方法によって、費用や取得できる件数、絞り込み条件、対応範囲などは異なります。価格や件数だけで判断せず、自社が必要とするリストの内容や社内リソースに合ったサービスを選ぶことが大切です。
リーシングリスト作成サービスを選ぶ際に確認したい4つのポイントを紹介します。
費用とリストの件数が自社に合っているか
まずは、予算と必要なリスト件数を確認しましょう。多数の候補をまとめて抽出したい場合は、営業リスト作成ツールやデータベースが選択肢になります。
一方、件数よりも物件との適合性を重視したい場合は、リーシング特化型サービスやリサーチ代行も検討できます。単純な料金だけでなく、取得できる情報や条件設定の自由度なども含めて比較することが大切です。
必要な条件でテナント候補を絞り込めるか
自社物件に合った条件でテナント候補を絞り込めるかも重要なポイントです。業種やエリア、企業規模だけでなく、既存店舗の所在地や店舗展開状況、入居状況など、サービスによって利用できる情報は異なります。
あらかじめ自社が重視する条件を整理し、必要な情報をもとに候補企業を抽出できるか確認しましょう。一般的なデータベースでは対応しにくい条件がある場合は、個別の要望に応じて調査できるリサーチ代行を利用する方法もあります。
情報の更新頻度に問題がないか
企業の所在地や店舗情報、入居状況などは変化するため、リストに使用されている情報の更新時期や頻度も確認しておきましょう。
情報が古いと、すでに移転・閉店している企業が含まれているなど、アプローチの手間が増える可能性があります。既存リストを購入する場合は情報の取得・更新時期を、データベースやツールを利用する場合は更新頻度や情報源を確認するとよいでしょう。
リスト作成後に必要な業務まで対応できるか
リストを作成した後には、候補企業への問い合わせやDM送付、対応状況の管理などの業務も発生します。そのため、リスト作成後の業務を自社で対応できるかも踏まえてサービスを選びましょう。
社内のリソースが限られている場合は、リスト作成だけでなく、問い合わせフォームからの連絡やDM送付などの関連業務まで依頼できるサービスを選ぶと、営業担当者の作業負担を抑えやすくなります。
まとめ|タスカルを活用してリーシング業務を効率化しよう
リーシング活動を効率的に進めるには、物件の条件やターゲットに合ったテナント候補を整理し、情報の鮮度にも配慮したリーシングリストを用意することが大切です。
リーシングリストは、既存の営業リストを購入するほか、ツールやデータベースを利用したり、リサーチ代行へ依頼したりする方法があります。必要な件数や条件、社内のリソースを踏まえて、自社に合った方法を選びましょう。
オンラインアシスタント「タスカル」では、希望条件に応じたリサーチや営業リストの作成に加え、DM送付や問い合わせフォームからの連絡などの関連業務も依頼できます。リスト作成や営業準備にかかる負担を抑え、商談やテナントへの提案に注力したい場合は、タスカルの活用をご検討ください。

