X(旧Twitter) Blue(ツイッターブルー)とは、米X(旧Twitter)社が2021年6月より提供を始めた初のサブスクリプション(以下、サブスク)サービスです。それまで海外の一部地域でのみ利用可能でしたが、2023年1月11日についに日本でも利用できることになり、話題を集めたことはご存知の方も多いのではないでしょうか。
本記事では、X(旧Twitter) Blueの機能や料金、メリットをまとめています。特に、X(旧Twitter)をビジネス利用しているがX(旧Twitter) Blueを導入するべきかどうかお悩みの経営者の方はぜひ、本記事を検討材料としてご利用ください。
X(旧Twitter) Blueとは?
X(旧Twitter) Blueは米国やオーストラリア、イギリスなどで開始されたサブスクです。利用者はアプリを独自にカスタマイズすることで、よりクリエイティブなコンテンツを作成できる、質の高い会話が見つけやすくなるというものです。なお、X(旧Twitter)自体は引き続き無料でも利用することができ、廃止されることはありません。
イーロン・マスク氏はX(旧Twitter)社を買収後、このX(旧Twitter) Blueを世界的に展開を図っていくことを明らかにしていました。今回の日本での導入もその一環と見られています。
料金は月額980円~で、料金について詳しくは後述しますが、契約方法によって月額が異なる点に注意が必要です。また、新規アカウントは90日経過するまでX(旧Twitter) Blueへの登録は行えません。
サブスクの利用を申し込むと、次のようなさまざまな機能を利用できるようになります。
X(旧Twitter) Blueの主な機能
X(旧Twitter) Blueで利用できる機能は以下の通りです。
①認証マークの付与
これまで著名人等の公式アカウントに付与されていた青色のチェックマークが審査後に付与されます。なお、これまで青色のチェックマークが付与されていたアカウントのうち、企業向けのビジネスアカウントは金色、政府機関は灰色と色分けされるようになります。
②ブックマークフォルダ
ブックマークに追加したツイートをフォルダに分けて整理できます。常に非公開となるブックマーク、ブックマークフォルダは無制限に作成可能です。
③カスタムアプリアイコン
スマートフォンでのアプリアイコンを好きな色で表示できます。
⓸カスタムナビゲーション
お気に入りのコンテンツやX(旧Twitter)機能にすぐアクセスできるよう、ナビゲーションバーに表示される項目を2〜6つの範囲で選択できます。使い勝手が向上する点で、X(旧Twitter)をよく更新する人におすすめの機能です。
⑤話題の記事
フォロー中のアカウント等に最も多く共有された記事を自動的に一覧化。読みたいタイプのコンテンツを簡単に見つけられます。
⑥リーダー
長いスレッドを読みやすい表示に変換します。
⑦ツイートの取り消し・編集
送信後でも設定した待機時間内であれば、X(旧Twitter)の他のアカウントに公開される前にいつでも取り消すことができます。また、30分後以内でリプライがついていなければ本文の編集や画像の添付も可能です。投稿後、すぐに誤りに気付いて修正したい場合に便利な機能といえるでしょう。
⑧会話での優先順位付け
ツイートの会話上では返信が優先的に表示されます。
⑨長尺動画のアップロード
最長60分、2GBまでの動画(1080p)をアップロードできます(ウェブのみ。iOSとAndroidは最長10分)。無料アカウントでは最大4分と比較すると、動画を使ったコンテンツの幅が広がりそうです。
⑩広告数が半減
フォロー中およびおすすめの各タイムラインに表示される広告数が50%減少。広告の表示数が減ることで閲覧の快適さが向上します。
認証マークの付与は審査後になりますが、X(旧Twitter) Blueに登録すれば上で述べた機能はすぐ使えるようになります。機能は上に挙げたものがすべてではありません。今後、新たな機能がリリース、反対に削除される可能性などもあります。
また、X(旧Twitter) Blueユーザーは一般に公開される前にテスト中の機能を試すことができるメリットもあります。
X(旧Twitter) Blueの料金
さて、気になる料金は月額980円~です。というのも、X(旧Twitter)のウェブサイトから申し込めば980円で利用できるのですが、アプリを経由すると手数料が上乗せされると月額1380円になるためです。クレジットカード払いとなりますが、機能面ではまったく同じですのでコストを抑えるにはウェブサイトからのお申し込みがお得です。さらにお得になる年払いプランもあります。
経営者がX(旧Twitter) Blueを導入するメリット
X(旧Twitter) Blueそのものは一般ユーザー向けのサービスであり、ビジネス利用は前提としていません。ただし、ビジネス利用でも有用な機能があるため、積極的に活用したいものです。
メリット①アカウント価値の向上
投稿に便利なのが、ツイートの取り消し・編集機能でしょう。
投稿後にミスに気づいてしまう…。X(旧Twitter)を利用する上ではありがちなことです。
フォロワーを取り込んでいく、あるいはフォロワーに有益な情報を発信していく上で、情報の信頼度を上げるためにも誤字脱字は避けたいもの。ツイートの取り消し・編集機能を上手に使うことで、アカウントの価値の向上につながっていきます。
メリット②プロモーション効果の向上
アップロードできる動画の解像度が上がり、尺も長くなります。動画を使ったプロモーション活動の幅がグッと広がるため、自社または自社製品・サービスのPRで有効活用できるのではないでしょうか。マーケティングツールとしてX(旧Twitter)を利用している方には武器となりそうです。
X(旧Twitter) Blueの登録は簡単!
最後に、X(旧Twitter) Blueの登録方法について説明します。
登録自体は簡単なのですが、登録にはいくつか条件があります。
・90日以上前に作成されたX(旧Twitter)アカウントである
(新規アカウントの場合、作成から90日経過している必要があります)
・電話番号の確認が必要
また、登録後の審査期間中はプロフィール画像やアカウント名称、ユーザーIDの変更はできません。
条件に問題がなければ、画面左側に表示されたX(旧Twitter) Blueを選択します。
次の画面で1年プランか1カ月プランかを指定し、購入ボタンを押します。
電話番号を設定していない場合、ここで設定します。
支払い用のクレジットカード情報を入力して申し込みボタンを押せば完了です。
X(旧Twitter)のビジネスアカウント運用はアウトソーシングが可能
X(旧Twitter)の投稿内容を考え、発信しつづけるのは忙しい経営者やフリーランスの方にとっては難しいものです。そこでアカウント運用をオンラインアシスタントに依頼する方法があるのはご存知でしょうか?月額2.5万円〜で依頼できるので、Web広告代理店に依頼するよりも割安で、柔軟に依頼内容を変更できます。
X(旧Twitter)運用のコツも下記の記事にまとめているので、合わせてご覧ください。
