一人社長におすすめのクラウド会計ソフトはどれ?マネーフォワード、freee、弥生会計の徹底比較 | タスカル|月額2.5万円~のオンラインアシスタント

一人社長におすすめのクラウド会計ソフトはどれ?マネーフォワード、freee、弥生会計の徹底比較

一人社長が忙しい依頼業務をこなしながら、会計帳簿から試算表、決算書などといった会計業務をこなすのは負担が大きいものです。そのような一人社長におすすめなのが「会計ソフト」です。しかし以下のような疑問があるかと思います。

  • 結局どの会計ソフトを選べばよいのかが分からない
  • そもそも「クラウド会計ソフト」って何?
  • インボイス制度や電子帳簿保存法には対応しているの?

この記事ではそのような疑問を解決すべく、「freee会計」「マネーフォワード クラウド会計」「弥生会計 オンライン」の3大クラウド型会計ソフトを比較し、さまざまな一人社長にとって最適な「クラウド会計ソフト」をご紹介します

 おすすめの利用者
freee会計
  • 会計業務初心者、複式簿記に馴染みのない方
  • 会計業務をとにかく効率化させたい方
マネーフォワード クラウド会計
  • 会計業務や複式簿記に慣れている方
  • 従業員を雇っている方や将来的に雇うことを検討している方
弥生会計 オンライン
  • 初期コストを抑えたい方
  • 複雑な機能は不要だと考える会計業務経験者

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「クラウド会計ソフト」とは?

「クラウド会計ソフト」とは、収支などの会社のお金の動きを全て管理し、それを集計して決算書作りまでをシステム上で行うことの出来る仕組みです。
そんな中「クラウド会計ソフト」は「インストール型」と「クラウド型」の2種類に大別されます。

インストール型

インストールと型のクラウド会計ソフトは、アプリなどのソフトウェアをパソコンなどの端末の中に入れて使用します。パッケージかダウンロードで一度ソフトウェアを購入し、パソコンにインストールすれば、月額料金はかからない料金設定が一般的です。インターネットに接続していなくても、ソフトウェアを使用できるのが魅力です。

利用しているパソコンや作業場所が決まっている場合はインストール型で十分でしょう。インストール型の会計ソフトは昔から使用されていることから、クラウド型よりも利用率は高めです。株式会社MM総研が2017年時点に法人を対象とした「クラウド会計ソフトの法人導入実態調査」によると、インストール型は8.5割ほどでした。

ただしインストール型の場合、法改正など会計処理に影響を及ぼす何らかの変更が生じた場合、手動でアップデートまたは最新バージョンのパッケージをインストールし直す必要があるなどのデメリットもあります。

クラウド型

クラウド型は、ソフトウェアをパソコンに入れることなく、Chrome、Safari、Microsoft EdgeなどといったWebブラウザ経由で利用するソフトウェアです。そのためインターネット環境に接続して使用します。
料金体系はインストール型のような「売り切り」ではなく、月額又は年額の従量課金が一般的です。

クラウド型の会計ソフトはインストール型と違い、常に最新の状態を維持しています。そのため、たとえ法改正などが生じた場合でも、利用者は特に意識することなくソフトウェアが利用できます。

もう一つの大きな特長として、複数の端末で内容を共有することが可能な点です。同じIDでログインさえすればたとえ別の端末からであったとしても、ログインしたIDの情報で会計処理が可能です。またクラウド会計ソフトはモバイル対応しており、利便性も向上しています。近年はこの利便性が評価されている影響か、クラウド会計ソフトの利用者は急激に増加しています。

クラウド会計ソフトの事業者別シェア

クラウド会計ソフトは上述の「クラウド会計ソフトの法人導入実態調査」によると、会計ソフトを利用している法人のうち、約14.5%の法人がクラウド会計ソフトを利用しています。

そのクラウド会計ソフトでは「freee会計」「マネーフォワード クラウド会計」「弥生会計 オンライン」が3大クラウド会計ソフトだと言われています(下図参照)。この3大クラウド会計ソフトだけで約7割近くのシェアを取っています。

また同社が2023年に実施した個人事業主向けの調査によると、弥生(「やよいの青色申告 オンライン」「やよいの白色申告 オンライン」)が52.8%、次いでfreee(freee会計(確定申告))が26.0%、マネーフォワード(マネーフォワード クラウド確定申告)が15.3%となりました。

法人でも個人でも、クラウド会計ソフトを導入する際にはこの3社を比較すれば間違いないでしょう。

freee会計、マネーフォワード クラウド会計、弥生会計 オンラインの基本情報

3大クラウド会計ソフトである「freee会計」「マネーフォワード クラウド会計」「弥生会計 オンライン」について、具体的な違いを比較する前に、まずはそれぞれのサービスについて簡単にご紹介します。

freee会計

freee会計」は、freee株式会社(以下、freee)が運営する個人事業主や法人向けのクラウド会計ソフトです。法人向け、個人事業主向けそれぞれで複数の料金プランが用意されており、プランごとに使える機能などが異なります。

人気の高さの理由の一つとして、「経理業務を限りなく自動化、簡略化させる」というシステム思想が挙げられます。freee会計はパソコンだけでなくスマートフォンやタブレットでも利用が可能なため、例えば経費精算の際はスマートフォンで撮った領収書の写真をアプリ経由で添付して簡単に申請が可能です。

また、freeeは金融機関や外部サービスとのシステム連携に力をいれており、APIと呼ばれる仕組みでさまざまなサービス間でのデータ連携を可能にしてきました。API連携を行うことで、インターネットバンキングやクレジットカード決済の情報が自動でfreee会計に反映されるなど、会計業務が簡単になります。特にfreeeはAPI連携が可能な金融機関の数は他社と比較しても多いことが強みです。ご参考までにfreeeがAPI連携対応している金融口座の一覧はこちらを参照ください。

マネーフォワード クラウド会計

マネーフォワード クラウド会計」は株式会社マネーフォワード(以下、マネーフォワード)が運営する法人向けのクラウド会計ソフトです。

マネーフォワードでの独自調査によると「マネーフォワード クラウド会計」は2020年度のクラウド会計ソフトの満足度で1位とのことです。具体的には利用者とのチャットやメールでの「サポート」の満足度が95%としており、このサポート体制が当ツールの強みとされています。

マネーフォワードもfreeeよりも数は少ないものの、順次さまざまな金融機関や外部サービスとのAPI連携を広げています。ご参考までにAPI連携している金融機関についてはこちらをご参照ください。

弥生会計 オンライン

弥生会計 オンライン」は弥生株式会社(以下、弥生)が運営する、法人向けのクラウド会計ソフトです。さまざまなツールを展開しており、会計ソフトの領域において長年の実績を保有しています。この「弥生会計」ブランドの利用者は2人に1人いるといったデータもあり、非常に多くの方に利用されています。

弥生はfreeeやマネーフォワードと比較すると数は少ないものの、順次API連携可能な金融機関を広げています。ご参考までにAPI連携している金融機関についてはこちらをご参照ください。

freee会計、マネーフォワード クラウド会計、弥生会計 オンラインの比較・違い

ここからは各製品のプラン・価格や機能について比較していきます。

価格比較

freee会計、マネーフォワード クラウド会計、弥生会計 オンラインの価格プランを見ていきましょう。

会計ソフトプラン
(基本料金)
料金
月払い年払い
freee会計ミニマム2,680円/月23,760円/年
ベーシック5,280円/月47,760円/年
プロフェショナル47,760円/月477,600円/年
マネーフォワード クラウド会計スモールビジネス3,980円/月35,760円/年
ビジネス5,980円/月59,760円/年
弥生会計
オンライン
無料体験プラン初年度1年間0円
セルフプラン2,166円26,000円/年
ベーシックプラン2,933円35,200円/年

参照:freee会計|料金プランマネーフォワード クラウド会計の料金弥生会計オンライン|料金プラン

どのクラウド会計ソフトでも月払いのプランが存在しますが、年間コストは年払いの方が安いため、確実に1年以上利用する場合は年払いを選択する方が良いでしょう。

またお試し体験期間としてfreee会計とマネーフォワード クラウド会計は、1ヶ月間無料で利用することが可能です。弥生会計 オンラインは「初年度無料キャンペーン」が実施されています。適用条件を満たすと利用できるので、こちらからチェックしてみてください。

機能比較

ここからは各製品の機能的な比較についてご紹介します。

①ソフト内の機能比較

 機能freee会計マネーフォワード
クラウド会計
弥生会計
オンライン
銀行口座やクレジットカートとの連携
決算書の作成・出力

領収書やレシートの自動仕訳
請求書の作成


(※ ミニマムは一部制限あり)

サポート(電話)ミニマム:×
ベーシック、プロフェショナル:○
×セルフプラン:最大2ヶ月利用可)
ベーシックプラン:利用可
サポート(メール)セルフプラン:最大2ヶ月利用可
ベーシックプラン:無制限で利用可
サポート(チャット)セルフプラン:利用不可
ベーシックプラン:利用可
メンバー共有・追加ミニマム:3名
ベーシック:3人
プロフェッショナル:10人

スモールビジネス:2部門まで
ビジネス:部門登録は無制限

×
(別途ライセンス購入が必要)
連携サービスAmazon
Airレジ
楽天市場
Square
PayPal
モバイルSuica など
Airレジ
クラウドワークス
ランサーズ
BASE (ベイス)
Square
楽天ペイ など
Airレジ
Misoca
Moneytree
Zaim
ぐるなびPOS+
Amazon など
インボイス制度
電子帳簿保存法

②システム要件

次にシステムの要件についてご紹介します。各製品がスマートフォンアプリに対応しているか否か、パソコン上で動かすためのWebブラウザの対応状況などについて整理しました。

 freee会計マネーフォワード
クラウド会計
弥生会計
オンライン
スマホアプリの有無
スマホアプリ対応OS
  • iOS
  • Android
  • iOS
  • Android
  • iOS
  • Android
クラウドソフト対応Webブラウザ
  • Google Chrome
  • Mozilla Firefox
  • Microsoft Edge
  • Safari
  • Google Chrome
  • Mozilla Firefox
  • Microsoft Edge
  • Safari
  • Google Chrome
  • Mozilla Firefox
  • Microsoft Edge
  • Safari
対応OS(パソコン)
  • 上記ブラウザが動作する端末であればWindowsでもMacでも可能
  • 上記ブラウザが動作する端末であればWindowsでもMacでも可能
  • Microsoft Windows 10,11
  • MacOS 11,12,13

 

freee会計、マネーフォワード クラウド会計、弥生会計 オンラインの詳しい特徴

次に各製品の詳しい特徴について解説します。後述に各製品の特徴を挙げていきますが、各社同様の機能を提供している影響で明確な差が生まれにくくなっているのが現状です。

freee会計:複式簿記を感じさせない操作画面+会計業務の自動化

freee会計」の大きな特長は、独特の操作感・ユーザーインターフェース(UI)が挙げられます。帳簿を画面上で入力する際に、複式簿記が不慣れな方にも入力がしやすい工夫がされています。

具体的には「ステップUI」と呼ばれる、画面に表示されるガイド・手順どおりに金額の入力や画面を操作していくと、結果的に決算書などが作成できる仕組みが用意されています。この機能により、例え会計の知識のない方でも比較的簡単に利用できるのが特徴です。ただし従来の会計ソフトに馴染みのある方にとっては、多少違和感を覚えるかもしれません。

また、前述のとおりfreeeは数多くの金融機関や業務サービスとのAPI連携に力を入れています。仕訳業務についても人工知能(AI)を活用した自動仕訳を可能としており、手入力を軽減する仕組みを提供しています。

マネーフォワード クラウド会計:従来の会計ソフトに近い画面入力+人事労務の機能も付いてくる

マネーフォワード クラウド会計」の操作は、freeeと違い、従来の会計ソフトに近い形での画面入力となっており、複式簿記・会計業務を慣れている方も違和感なく使用できることが特徴です。

またfreeeと同様、様々な金融機関や業務サービスとのデータ連携やAIによる自動仕訳に対応しています。具体的には銀行口座やクレジットカードをはじめ、電子マネー、POSレジ、通販サイトなどといった2,400以上の金融関連サービスと連携しています。

さらにマネーフォワード クラウド会計はスモールビジネス、ビジネスのいずれのプランにも、「給与・賞与計算」「社会保険手続きに関わる書類作成」「勤怠管理」などといった人事労務に関する機能が付いてきます。これらはfreeeや弥生会計では標準機能ではない機能です。

弥生会計 オンライン:初期導入コストが低い+画面UIが経理・会計に特化

弥生会計 オンライン」は1年間無料で利用できるため、初期期導入コストが低いのが魅力です。もう一つの利点は経理・会計に特化しているため、従来の経理・会計の経験者の方や複式簿記に慣れている方には利用しやすいツールであることです。

freeeやマネーフォワードと同様に銀行明細、クレジットカードなどの取引データ、紙のレシートや領収書のスキャンデータ、オンライン請求書データ・POSレジで入力したお店の売上データの自動取り込み、AIによる自動仕訳も可能です。

今後のクラウド会計ソフトの導入には「電子帳簿保存法」と「インボイス制度」に対応しているかもチェック

電子帳簿保存法とは

電子帳簿保存法とは、税務関係帳簿書類のデータ保存を可能にする法律のことです。2024年1月1日以降は印刷保存ができなくなり、会計ソフトで作成した帳簿や書類を印刷せずそのままデータ保存することとなります。

参考:はじめませんか、帳簿・書類のデータ保存(電子帳簿等保存)|国税庁

インボイス制度とは

インボイス制度(適格請求書等保存方式)とは2023年10月1日から開始された、複数税率(標準税率10%、軽減税率8%)に対応した仕入税額控除の方式のことです。

買手が仕入税額控除の適用を受けるには、売手から受け取ったインボイス(適格請求書)を保存しなければなりません。クラウド会計ソフトを活用し、適格請求書発行事業者に発行される登録番号の真正性を確認したり、インボイスを保存・管理したりすると便利です。

参考:特集 インボイス制度特設サイト|国税庁

freee会計、マネーフォワード クラウド会計、弥生会計 オンラインの対応を比較

電子帳簿保存法

各クラウド会計ソフトは、電子帳簿保存法にどのように対応しているのでしょうか。それぞれの機能を紹介します。

freee会計・取引関係書類(契約書、請求書、領収書)のスキャナ保存に対応
・タイムスタンプの付与・検証が可能
・書類の検索・バージョン管理に対応
マネーフォワード
クラウド会計
・電子取引データ(請求書、注文書・発注書、見積書や納品書など)の自動保存が可能
・タイムスタンプの付与など、スキャナ要件の確認が可能
・電子帳簿保存法に対応した「仕訳履歴保存」や「マスタ履歴保存」機能が利用可能
弥生会計
オンライン

・電子帳簿保存法に定められた検索要件に対応
・取引書類のペーパーレス化により一元管理が可能
・請求書の控えを自動保存・管理に対応

電子帳簿保存法では、電子データが作成された時刻や改ざんがないことを証明する「タイムスタンプ」を電子文書に付与する必要があります。たとえばfreee会計では、以下のように表示さます。

タイムスタンプの付与・検証

出典:freee

インボイス制度

各クラウド会計ソフトには、インボイス制度に対応するためにどのような機能が搭載されているか、見てみましょう。

freee会計・経過措置期間用の税区分に対応
・「適格請求書等」や「適格」チェックボックスが追加
・アップロードしたレシートや請求書の種類、適格請求書等に該当するかなどの確認が可能
・AI-OCRによる画像解析機能でレシートのインボイス情報を読み取り、自動入力に対応
マネーフォワード
クラウド会計
・適格請求書発行事業者の登録番号の入力が可能
・仕訳の「適格」チェックボックスで適格請求書発行事業者との取引かどうかの確認が可能
・インボイス適用の経過措置に応じた仕入税額控除額の集計に対応
・消費税の新計算方法に対応
弥生会計
オンライン

・インボイスの仕訳入力に対応
・少額特例に対応
・消費税関連レポートの集計に対応
・会計期間中の課税事業者への変更に対応
・登録番号などから適格請求書の判別に対応

インボイス制度では、課税事業者の負担を軽減するため6年間の仕入税額控除の経過措置が作られています。マネーフォワードクラウド会計では、経過措置に応じた仕入税額控除額を集計・表示できる機能が搭載されています。

クラウド会計ソフトで全ての会計業務を無くせるわけではない

ここまで「freee会計」「マネーフォワード クラウド会計」「弥生会計 オンライン」の3製品の特徴や料金・機能などを比較しました。これらの製品を活用して会計業務の効率化は可能ですが、会計業務自体が完全に無くなるわけではありません。そのため会計業務が負担だと感じている方や、より付加価値を生む業務に注力したい一人社長には、オンラインアシスタントとの併用もおすすめです。

タスカルでは事務作業から人事・総務、経理、幅広い仕事をオンラインでサポートすることが可能です。当記事でご紹介した「クラウド会計ソフト」を利用できる経理スタッフの提供も可能ですのでご活用ください。

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